親愛なるアッティクスへ
「我識らず 下界は下界 富士の山」 梁庵平太
先日飛行機の中から
富士山を見ました。
唯我独尊・・・ってやつでしょうか、我、関せずって感じで「頭を雲の~上に~出し~♪」て、そびえ立ってましたね。
何だか、少し、眩しいように思えましたが気のせいだったでしょうか・・・?
ところで、以前、
五木寛之さんだったか誰かが言っていたのですが、「
IT革命に似た状況が、過去にもあった。それは、
航空機が
戦争に登場したときだ。それまでの主力であった
戦艦派は、『航空機など偵察にしか役に立たん!敵に大打撃を与えることができるのは
大鑑巨砲だ!』といい、航空機の重要性を認識している人たちは、『
時代遅れの戦艦派!』と軽蔑し・・・、と言う、まさしく、現代のIT(発展著しい
デジタルと時代遅れの
アナログと言い換えていいかと・・・。)と同じ構図が出来上がっていた。不幸なすれ違いである。この問題を解決するには
航空母艦を作るようにすることだ。現代でも、それは言える」・・・と。
なるほど、航空機は航空機で
航続距離に限界があり、戦艦は戦艦で
時代遅れである。
技術革新とは一方を簡単に切り捨てるのではなく、また、(ネットを、デジタルを)過信せずに、その
利点を取り入れる・・・ということでしょうか?
私がこの話を聞いたのは、ちょっと前(ネットバブルの頃くらい)になりますので、今とはちょっと的はずれなところもあるでしょうが、技術革新というものには、とかく、それに抵抗する心理が出てくるのもわからなくもありません。
過去の技術だからといって、すべて、一笑に付してしまうと抵抗も大きくなるわけで、その抵抗をうまく、現実に生かしていくのが現実的な対応でしょうし、時代遅れだからと言って頭から排除してしまう必要もないのではないでしょうか・・・。
平太独白