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九州国立博物館「中国 王朝の至宝展」行ってきました。
福岡県太宰府市にある九州国立博物館です。

九州国立博物館「中国 王朝の至宝展」行ってきました。_e0027240_144507.jpg

何をしに行ったかというと、今、「日中国交正常化40周年特別展 【中国 王朝の至宝】展」が開催されており、これはやはり、マニアとしては行かないかんやろう・・・と。

九州国立博物館「中国 王朝の至宝展」行ってきました。_e0027240_1448234.jpg特に、の青銅の仮面は一度見てみたいと思っていたんですよ。
(←右下に写っている物です。)

(今では「商」というそうですね。)に滅ぼされた古代中国の地方文明だと言われていますが、これ一つ見ても、まったく他のどの時代のどの文明とも違う、異質な文化を持っていたことが伺われますよね。
殷の覇権確立が進む途次であったとはいえ、当時の中国大陸には国ごとに種々多様な文明が花開いていたことを雄弁に物語っていると思います。

この蜀はまったく異質な文明を持つ殷に滅ぼされたわけですが、これはある意味、国家間の覇権争いもながら、一面には異質な文明同士の文明標準化への主導権争いだったという見方も出来るのではないでしょうか。

九州国立博物館「中国 王朝の至宝展」行ってきました。_e0027240_14562068.jpg

もっとも、そうは言ってもそこは古代のこと、この青銅の仮面も火にかけられ、地中に埋められていたということも聞きましたが、これなどは敗者に対する勝者からの徹底した文明破壊が行われたことの証でしょう。
後に、殷滅亡に際して蜀は次の覇者となる周王朝の陣営に馳せ参じて、強大な殷に立ち向かったと言われていることも、殷への怨みがどれほど激しかったかを裏付けているようにも思えます。

ちなみに、この青銅の仮面ですが、「仮面」と言いながらも、大きさは一抱えあり、見た限り、かなり硬くて重そうな材質に見えました。
これって、焼けるとそんな感じになるんですかね?
それとも、ただの青銅器じゃないとか?
また、裏側の一部に微妙に左右対称になっていない部分があったのはなぜでしょうか?
破壊される時にそうなったという可能性があることはわかるのですが、だとすれば、復元できないほどに硬かったということでしょうか?

九州国立博物館「中国 王朝の至宝展」行ってきました。_e0027240_1527303.jpg

・・・などなど、出来れば、触って、抱きしめて、頬ずりもしてみたかったマニアでした(笑)。
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-09-08 18:24 | 文学芸術 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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