大変、間が開いてしまいましたが、前回の続きです。
どこまで書いたか忘れたのですが、まあ、こういう(↓)所を抜け、こういう状態で鉢の底川は下っていきます。
水はまったく溜まっておりませんで、つまり、明らかにこの辺が、底上げされて、川上へ排水されるようになった一番、高い部分だということです。
で、ここで、前回提示した地図をご覧頂きたいのですが、私が点線を引いている箇所がありますよね。
それまで割合、まっすぐ流れてきた川が突然、直角に曲がり、さらにその先で再び、直角に曲がっており、これは地図を見るまでもなく、人為的な物が加わっているのではないかと思われる部分であり、本来はこういうふうに流れていたのではないか・・・と私が推測して書き込んだものです。
で、その部分がこちら(↓)。
ほぼ、直角に曲がってますよね。
で、そのまま川を下って行く(↑)と、その先に、なぜそうなったのかの謂れが何となく見えてきます。
それがこれ(↑)です。
「大日本麦酒株式会社請願工事 昭和十四年十二月竣工」と書いてあります。
大日本麦酒とは今の
アサヒビールのことで、今も、福岡市内で唯一のビール工場として稼働しており、工場に隣接した
「アサヒビール園博多店」で知られております。
つまり、先ほどの直角に曲がっている先(直進方向)には
ビール工場があるわけで、そこの請願工事との表記があるわけです。
次回に続きます。
平太独白