今年の大河ドラマ、「八重の桜」ですが、NHKも震災復興に対する福島県への気遣いからか、はたまた、昨年の苦い教訓からか、映像も、福島県への観光客誘致にくれぐれも支障がないように、とにかく、綺麗に描いてますよね。
毎回、作り手の細やかな「気遣い」が伝わってくる仕上がりになっていると思います。
ただ、その割には視聴率は今ひとつのようですが、この点は、やはり、題材が少し地味すぎたのかもしれませんねぇ。
最近の大河ドラマはすっかり女性の物になってますから、女性が主人公でないといけなかったのかもしれませんが、それでも、有名な会津女性は他にも
山川捨松なんかもいたわけで・・・。
その意味もあってか、少し、主人公一族が良く描かれ過ぎな気もしますけどね(笑)。
もう一つ、思うのは、NHKは会津に対する気配りと同じくらい
薩長にも気を遣ってますよね。
これは、ドラマを盛り上げる上では、一般的に良く知られたスターを登場させねばならない・・・という、制作上の意図もあるでしょうが、本音はNHKが、「会津人よ、もう、いい加減に薩長を許してやったらどうだ?」って言っているような気もするのですが(笑)。
ただ、おかげで、割りを食らっているのが、
徳川慶喜と、福岡県久留米市出身、真木和泉こと、
真木和泉守保臣のようです。
ちなみに、真木和泉は、私の高祖父と多少、関わりがあり・・・、と言っても、彼が自決した時、高祖父はまだ幼児でしたので、直接の関係があったというわけではなく、真木和泉の後任(?)の弟子だった・・・という、まあ、むりやり、こじつけたみたいな関係ですが(笑)。
その意味では、真木の方はともかく、高祖父の方は幼少期より、真木の話を聞かされて育ったかもしれませんね。
もう一つ、このドラマを見ていて思ったのは、京都に出てから、健闘が裏目裏目に出る会津人についてでして・・・。
まあ、この点は主役側ですから、ある程度、ひいき目に描かれているのかもしれませんが、やはり、この、負のスパイラルに陥る様は西国人の私が見ると、どうにも、
「違和感」を覚えるんですよ。
同じ事は、先日、同じくNHKでやっていたドラマ、
「アテルイ」を見ていても思ったんですが、何かが、西日本のそれとは決定的に違うんですよね。
うまく言えませんが、続きはまた後日。
親愛なるアッティクスへ
平太独白