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続・福岡ドームでのWBC、日本対キューバ観戦記。
昨日の続きです。

続・福岡ドームでのWBC、日本対キューバ観戦記。_e0027240_1441229.jpg

ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、キューバ代表ですが、牧田を温存した日本代表も含めて、互いにどれだけ、手の内を見せたかは別にしても、少し思ったことを述べてみたいと思います。
まず、とにかく、驚いたのはキューバの選手が打席に立った時に表示されるその数字です。
1番~9番までで、捕手の1人だけが打率1割台でしたが、他は殆ど全員が打率.500前後の打者ばかり・・・。
まあ、12点とった中国戦の戦績が大きかったのでしょうが、それでも、同じ相手と戦ってきた日本代表がチーム打率.217であることを考えれば、その破壊力はやはり、眼を見張るものがあると言っていいと思います。

続・福岡ドームでのWBC、日本対キューバ観戦記。_e0027240_14425352.jpgただ、投手陣は主力投手は真っ向勝負の剛球派揃いか・・・と思いきや、意外にチェンジアップを多投する軟投派が多かったのは意外でした。
(この点は、あまりにも日本の各打者が打ち損じるので、もしやナックルか・・・と思い、隣のアメリカ人スカウトに尋ねましたので、たぶん、間違いないと思います(笑)。)
日本打線は再三、走者を出しながらも、それでも、8回まで無得点に封じ込められたわけですから、おそらく主力投手はそれなりに手強いのでしょう。

ただ、9回に出てきた投手はどれもストライクが取れず、何人も交代した辺りを見ると、控え投手のレベルはそれほど高いとは思えず、キューバにはブラジル戦でロングリリーフしてセーブを挙げたイグレシアスという投手がいますが、ひょっとしたら、日本のようなクローザーという発想は無いのかもしれませんね。
つまり、その日、調子がいい投手を順に投入する・・・という。

続・福岡ドームでのWBC、日本対キューバ観戦記。_e0027240_1501355.jpg

であれば、球数制限がある以上、投手のやりくりを考えれば、キューバの勝ち方はちょうど日本戦のように打線が大量得点し、それをどうにかして守りぬく・・・ということなんでしょう。
一方、日本の方はキューバのように長打が期待できる選手が少ない以上、連打で得点せざるを得ず、ということは数少ないチャンスで得点し、それを投手陣で守りぬく・・・というのが本来の形なんでしょう。
ただ、日本の場合、終盤に動きが多いということは、必ずしも、日本の勝ちパターンとは成っていないということであり、であれば、打率.083の坂本、.111の稲葉、.200の長野らは、ある意味、キューバ戦のような負けても良い試合では使うべきではなかったと。
こういう試合では、できるだけ、これまで使っていない選手を使うべきで、誰が、通用するのかを見極めるべきだったのでは・・・と思うんですけどね。

ちなみに、福岡ドームでは、日本戦以外は時間帯が悪かったことも有り、殆ど客は入っていなかったようですが、今日のオランダ対キューバなどは私は是非、見てみたかったですね。
(ヤクルトのバレンティンってオランダ代表なんですね・・・。)
この試合の結果はとても気になります。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-03-08 07:04 | スポーツ | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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