昨日の続きです。
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、
キューバ代表ですが、
牧田を温存した日本代表も含めて、互いにどれだけ、手の内を見せたかは別にしても、少し思ったことを述べてみたいと思います。
まず、とにかく、驚いたのはキューバの選手が打席に立った時に表示されるその数字です。
1番~9番までで、捕手の1人だけが打率1割台でしたが、他は殆ど全員が打率
.500前後の打者ばかり・・・。
まあ、
12点とった中国戦の戦績が大きかったのでしょうが、それでも、同じ相手と戦ってきた日本代表がチーム打率
.217であることを考えれば、その破壊力はやはり、眼を見張るものがあると言っていいと思います。
ただ、投手陣は主力投手は真っ向勝負の剛球派揃いか・・・と思いきや、意外に
チェンジアップを多投する
軟投派が多かったのは意外でした。
(この点は、あまりにも日本の各打者が打ち損じるので、もしや
ナックルか・・・と思い、隣のアメリカ人スカウトに尋ねましたので、たぶん、間違いないと思います(笑)。)
日本打線は再三、走者を出しながらも、それでも、8回まで無得点に封じ込められたわけですから、おそらく主力投手はそれなりに手強いのでしょう。
ただ、9回に出てきた投手はどれもストライクが取れず、何人も交代した辺りを見ると、控え投手のレベルはそれほど高いとは思えず、キューバにはブラジル戦でロングリリーフしてセーブを挙げた
イグレシアスという投手がいますが、ひょっとしたら、日本のような
クローザーという発想は無いのかもしれませんね。
つまり、その日、調子がいい投手を順に投入する・・・という。
であれば、球数制限がある以上、投手のやりくりを考えれば、キューバの勝ち方はちょうど日本戦のように打線が大量得点し、それをどうにかして守りぬく・・・ということなんでしょう。
一方、日本の方はキューバのように長打が期待できる選手が少ない以上、連打で得点せざるを得ず、ということは数少ないチャンスで得点し、それを投手陣で守りぬく・・・というのが本来の形なんでしょう。
ただ、日本の場合、終盤に動きが多いということは、必ずしも、日本の勝ちパターンとは成っていないということであり、であれば、打率
.083の坂本、
.111の稲葉、
.200の長野らは、ある意味、キューバ戦のような負けても良い試合では使うべきではなかったと。
こういう試合では、できるだけ、これまで使っていない選手を使うべきで、誰が、通用するのかを見極めるべきだったのでは・・・と思うんですけどね。
ちなみに、福岡ドームでは、日本戦以外は時間帯が悪かったことも有り、殆ど客は入っていなかったようですが、今日の
オランダ対キューバなどは私は是非、見てみたかったですね。
(ヤクルトの
バレンティンってオランダ代表なんですね・・・。)
この試合の結果はとても気になります。
親愛なるアッティクスへ
平太独白