「梅の香に 鶯色が 興を添え」 梁庵平太
今朝、家を出ようとしたら、傍らの
蝋梅で
ウグイスもどき(?)が戯れておりました。
花の香に誘われてやってきたのでしょうが、思わず、春の足音が近づきつつあることを実感しましたね。
ということで、第二次安倍政権がスタートして今日で40日でもあり、私なりに少し述べてみたいと思います。
まず、なぜ、今頃言うか・・・と申しますと、私は前回の政権担当時、
安倍晋三という人に対しては、決して高い評価を与えていなかったことがあります。
その辺は下の「安倍晋三」と書かれたタグをクリックしていただくとわかると思いますが、はっきり言って、「オレがやったほうがマシだ」と思った唯一の政権でした。
もっともそれは、安倍さん自身の資質の問題云々というよりは、駆け足で、満足な経験も無いのに総理にしてしまった
小泉純一郎前総理(当時)のミスだと思います。
(やはり、総理になろうという人は、
外務、財務、経産などの主要閣僚のポストに
党三役の一つくらいは経験しておくべきでしょう。小泉さん自身、主要閣僚の経験はないものの、厚生・郵政の大臣時代の経験は大きかったようですしね。)
で、その後、野党になってからも果たして満足な野党経験があったように思えない安倍さんが、どの程度、政治家として成熟したのか・・・、それを見る為の期間が40日だったわけです。
結論から言えば、今回の政権は随分、まともになっているな・・・とは思いますよ。
ただ、その、安倍政権が打ち出したいわゆる
アベノミクスについてはいささか、危うい感じがしております。
私はもとより
門外漢ではありますが、ある意味、現場に近い分、少し感じているところもありますので、敢えて、蛮勇を奮い起こして触れてみたいと思います。
まず、
円安と
デフレの問題ですが、
ガソリン一つとっても、今の円高の状態でこの金額ですから、迂闊な形で円安が進行することは大変なことになりますよ。
それに、円安になったからといって、ダイレクトに国内に
雇用が戻ってくると考えるのも少し早計でしょう。
企業は海外に拠点を移す時点でそれなりの覚悟で
設備投資しているでしょうし、国内に戻すにしても円安基調が完全に定着したと見極める期間もかなり必要でしょうから、仮に戻るとしても決定までには年単位でかかるでしょう。
それに、国際競争が激しい以上、国内に戻ったからといって、それだけで賃金が上がるとも思えません。
(雇用が増えても、3Kや低賃金の仕事をやりたがらないという傾向も変わらないでしょう。)
となれば、賃金は増えずに物価だけ上がる・・・という最悪の事態にもなりかねないわけですね。
まあ、この辺まではそう思うのは私だけではないでしょうから、私なりの蛮勇は明日に持ち越しのココロだ~です。
親愛なるアッティクスへ
平太独白