柔道女子の国内トップ選手15人が、園田隆二代表監督やコーチから暴力やパワーハラスメントを受けたと告発した問題で、園田監督が辞意を表明した・・・という報道が流れたかと思っていたら、今度はそれに追い打ちを掛けるように、泥酔していた教え子の大学女子柔道部員に乱暴したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリストの内柴正人被告に懲役5年の実刑判決が下されたとか。
私はかねてから、女子バレーボールなどもそうですが、「なぜ、日本の女子の代表監督は男性ばかりなんだろう・・・」と疑問に思ってましたよ。
まあ、
女子サッカーのように歴史が浅い競技は、今の時点では「強化」ということを考えれば、やむを得ないとしても、女子バレーボールなどは
東京オリンピック以来、むしろ、男子以上に実績がある人がいたわけで、それなのにどうして歴代監督は男性ばかりなんだろう・・・と。
三屋裕子さんや
中田久美さん、
吉原知子さんなどがやってもいいんじゃないの・・・と。
昔は女性は
結婚出産ということがあったのかもしれませんが、今はそれほど気にする必要もないでしょうし、あるいは報酬の問題などという外野からは窺い知れない事情もあるのかもしれません。
それでも、男性ばかりというのはおかしいですよ。
特に、体と体を直接、合わせることになる柔道やレスリングなどは男性が監督をやるのは無理があるんじゃないですか?
園田監督は「日頃より、選手に対して信頼関係をもってやっていこうと考えていたが、15人の選手が(告発文を)出したということで、
一方的な信頼関係だった」と言ったそうですが、現実には目には見えないけど、女性は女性だけの世界というのがあり、そもそもが男性がそこに口を出すのは難しいんですよ。
以前、誰だったか自民党の代議士が言ってましたが、「講演会を作る際、男性の場合は会長、副会長、書記を置いて1つの講演会で良いが、女性の場合は5人から10人単位の小さな講演会をいくつも作らなければならない」そうです。
そこら辺がわかってないと大変なことになるそうで、おそらく、これは良い悪いではなく、男女間に厳然として存在する世界観の違いなのでしょう。
この点、元バレーボール代表監督の
柳本晶一氏は直接、選手に言うのではなく、大ベテランだった吉原知子さんを介して言っていたと言いますが、男性がどうしても女性ばかりの集団の長になる場合は最低限、こういう措置が必要だと思います。
親愛なるアッティクスへ
平太独白