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「甲斐甲斐し 師走の甲斐も 甲斐があり」師走山梨 その2
昨日の続きです。

甲府到着がちょうど、昼頃でしたので、戴きましたよ。
放蕩・・・じゃなくて、宝刀・・・でもなく、山梨県名物のほうとう・・・(笑)。
ぺろりと2杯平らげ、次に向かった先が・・・県庁(↓)

「甲斐甲斐し 師走の甲斐も 甲斐があり」師走山梨 その2_e0027240_139438.jpg

今でも、絵葉書にそのまま使えそうな佇まい・・・でしたが、なぜか、真ん中にどでかい煙突が立っており・・・。
誰に聞いても何のためにそこに立っているのか不明でした。
ゴミ燃やすだけなら、こんな、どでかい煙突はいらないでしょうし、文化財という程には古くないなあ・・・と。

で、県庁を抜けて次に向かったのが、その傍らにある甲府城

「甲斐甲斐し 師走の甲斐も 甲斐があり」師走山梨 その2_e0027240_13112347.jpg

恥ずかしながら、私は「武田家滅亡後、甲斐に入った徳川家康は武田家の躑躅ヶ崎館があった古府中ではなく、少し離れたこの地を新たな拠点とした」とは記憶しておりましたが・・・、また、確かに、江戸時代は江戸の背後ということで、徳川義直、徳川忠長、徳川綱豊(家宣)、柳沢吉保ら、徳川将軍家の信頼が厚い有力者が配されて来たという認識はありましたが・・・・、それでも太平の世のそれですから、城と言うよりも居館というような物を想像しており・・・。
甲府城がこんなに立派なものだとは知りませんでした。

「甲斐甲斐し 師走の甲斐も 甲斐があり」師走山梨 その2_e0027240_13361923.jpg

で、ここ、甲府城と我が、福岡市の福岡城との意外な共通点が幾つかあることに気づきました。
まず、甲府城の別名は「舞鶴城」だそうですが、実は福岡城も「舞鶴城」と言い、今では福岡城一帯を舞鶴公園などと呼んでおります。
次に、福岡城は我々が子供の頃は徳川家に遠慮して天守閣を作らなかった城・・・と聞かされていたのですが、最近の研究では「実は在ったけど、撤去した」・・・という意見が強くなってきているようです。
で、一方の甲府城ですが、聞けば、こちらも昔は「天守閣はなかった」となっていたそうですが、最近では天守台から地鎮祭をしたような遺構や鯱の瓦が出てきたので、実は在ったんじゃないのか・・・という意見が強くなってきているのだとか。

ちなみに、福岡藩祖・黒田長政は関ヶ原の戦い後に筑前を領有し、「筑前守」を名乗りますが、それまでは、官職名は「甲斐守」を名乗っており、長政死去後は宗家・福岡藩の当主が筑前守を、支藩・秋月藩の当主が「甲斐守」を名乗ることが多かったようです。
福岡と山梨、縁もゆかりもないようですが、意外に・・・。

また、いずれ続きます。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2012-12-22 07:41 | 地域 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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