今朝、朝起きたらテレビのニュースが「世界滅亡の噂に世界中が大変なことになっている」と伝えてました。
「マヤ暦12月21日世界滅亡説」だとか・・・。
そういう話があるのは私も知ってましたが、でも、「フランスで軍隊出動」とか、中国では「食料品の買いだめ」、「ノアの箱舟と称するシェルターが販売」から、さらには「悲観した男が刃物で児童に襲いかかった」などという話があり、ロシアでも同様の話があったことなどを聞けば、思わず本当かよ・・・と。
まあ、日本人的には何とも馬鹿馬鹿しい話なのですが、特に、中国とロシアで酷い・・・ということを誰か言ってましたが、それを聞いて、少し違う感慨を持ちました。
私が中学生の頃、日本でも「ノストラダムスの大予言」が流行りましたよね。
「1999年7の月、人類は滅亡する」ってやつ。
思えば、あれは確か、日本がオイルショックによって高度経済成長が終焉を迎えた3年後くらいの頃だったと思うのですが、当時、日本も「低成長時代到来」などと言われ、出口が見えない閉塞感が漂っていたように記憶しております。
(↑出口が見えない階段(笑)。)
今の中国やロシアが置かれている状況もそんな感じなのでしょうか。
で、結果、人間とは閉塞感に押し潰されそうになると、そういう極端な行動に走りがちになるのかな・・・と。
でも、まっさきにこういうのに踊りそうな日本人が意外に冷静というのも、結局はノストラダムスがまったくの迷言に過ぎなかったことを知ってしまったことが大きいのでしょうね。
その意味では、成長が止まって、これから大人になろうとしている人がかかりやすい
「麻疹(はしか)」みたいなものなのかな・・・と。
でも、日本では自殺した人は居たけど、そこまでの騒ぎにはなりませんでしが、これも
インターネット時代ゆえの弊害でしょうか。
親愛なるアッティクスへ
平太独白