親愛なるアッティクスへ
東日本大震災より一年半が経ってしまいましたね。
実は私、6月に
仙台に行ってきたのですが、その際、地元の友人に厄介かけて、一部でしたが、震災より1年3ヶ月が経った被災地の現状も見てきました。
ただ、せっかく復興に突き進んでいる東北に今更、イメージを損なうようなことを言う必要もなかろうと思い、その折は被災地の画像などは一切、アップしなかったのですが・・・。
昨日、今更ながらに
NHK スペシャル「シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円」という番組を見て、気が変わりました。
(↑この日は、「本当にここから、あの魔物が上がってきたのか」・・・と思わされるくらいに穏やかな海原でした。)
この番組を見て、すべてがいらない予算だとは言う気はありませんが、少なくとも、
一般会計でやるべきだというものはたくさんありましたよね。
民主党政権自体、元々、
「脱官僚」だなんて浮世離れしたことを言ってた人たちなんでしょうが、それでも
事業仕分けなんてやってた人たちなんですから、こういう被災地以外で多額の予算が消費されることを見逃していたということ自体、もはや
統治能力を無くしてしまっていると言われても仕方ないことのように思います。
それでも、
野田佳彦総理はよくやってると思ってましたが、最近はこの、
良識的な人にも民主党の浮世離れが伝染したか・・・としか思えない、「らしからぬ」失策が目立つようになってきましたしね。
(↑私が今回の訪仙でもっとも印象に残ったのがこれでした。震災から1年以上経って当時の
バイクがまだ完全に片付いていない・・・。不謹慎ですが、私にはこれが
死体置場に見えましたよ。)
震災から1年以上が過ぎて仙台市内でさえ、まだこの状態ということを考慮すれば、何をか言わんや・・・・と。
もっとも、
昭和の自民党政権だったら
族議員の暗躍で結局は同じ事になっただろう・・・と思いますので、この点は、先の大戦前夜、国が滅ぶかもしれないという時に、まだ、予算の獲り合いに狂奔していた
陸軍と
海軍の姿と重なるのかもしれません。
喉元過ぎれば熱さを忘れる・・・なのか、それとも近視眼的な日本人の体質なのか。
いずれにしても、被災地の復興がもっと目に見える形で進むべきだと思いますので、3ヶ月前の現状を報告させていただきました。
平太独白