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大津市いじめ事件に見るいじめる側に現実を伝える指導
親愛なるアッティクスへ

今、大津市立中学2年の男子生徒が自殺した問題・・・。
確かに学校大津市教育委員会の対応などは酷いですね。
なんか、「いじめ件数に数値目標を設けているから、学校側はいじめを隠蔽しようとする」・・・という話も聞きましたが、こんなのに目標数値なんて設ければこういう本末転倒みたいなことになりますよ。
ただ、私が使っているネットのスタートページに毎日、ユーチューブが提示されるのですが、何気なく見ていたらそこに「大津いじめ問題云々」という言葉が見え、「?」と思い、見てみたら、いじめた側の子供の名前から顔写真から自宅の住所玄関画像航空写真親の氏名職業から転校先、転居先、担任の顔写真から自宅住所ナドナドまでがずらずら~っと出てきたのには驚きました。

私は、別に彼らを擁護するつもりはありませんよ。
子供だからって何しても許されるってわけではないですからね。
それを放置しておくことは次の犯罪を誘発することになるわけですし。
ただ、ここで言いたいのは、それって間違いないのか?・・・ということです。
間違いなかったとしても、その場にたまたま居ただけ、仲間じゃないのに周囲から仲間だと思われている・・・なんてことはないのでしょうか?
それに、子供の世界では、とかく、むりやり「おまえもやれ!」なんてこともありますし、それを拒否すると、今度はイジメられていたその子がいじめ側に加わっていきなりこちらに牙をむいてくる・・・なんてこともありますよ。

この点で、教育現場はもっと、彼ら加害者側に現実を伝える指導をすべきだと思います。
私なら、彼らに向かって、こう言います。
「君たち、日本という国をなめてはいけない。君たちが思っているほど、この国は優しい国じゃない。いじめられていた子が自殺し、イジメていた実態が明るみに出ると、イジメていた人たちの家には毎日、マスコミが押しかけてきます。名前は、どこからか漏れて、毎日、昼も夜もいたずら電話がかかります。親も仕事ができなくなり、一家離散します。
さらに、数年後、バス停で立っていたら、誰かが、『あいつだよ』などと言ってると思ったら、見知らぬ人から突然、蹴られます。次に、就職しても、そういう過去がばれたら会社には居づらくなります。日本は、そういう国なのです。」と言います。
後は、各人、自分で判断しなさい・・・と。

もっとも、教育の世界でも「寛容」「懲罰」はどちらかに偏ってはいけない、並立すべき二本の柱だと思いますが、この点でも、子供というものは善というものだけを見せておけば善人に育つ・・・という事が、今の教育の教是になっているような気がします。
「カチカチ山のたぬきさん」グリム童話にみられるような、本来、残酷な話、グロテスクな内容というものはすべて、皆、「最後は仲良し」みたいな結末に書き換えられように記憶しておりますが、実際、私も、子供の頃、きれい事ばかり言う教育というものを心の底から軽蔑してましたよ。
それらを踏まえた上で、「働かなかったキリギリスさんは、助けを求めた蟻さんに殺されて食べられてしまいました。そうなりたくなかったら、皆さん、一生懸命、働きなさい」・・・と教えるべきでしょう。
子供には、それをきちんと把握する能力があると思いますから。
                                         平太独白
by heitaroh | 2012-07-18 07:40 | 教育 | Trackback(2) | Comments(6)
Tracked from 坂の上のサインボード at 2012-07-21 01:41
タイトル : 『ドラえもん』は子ども社会の縮図。
唐突ですが、私は常々『ドラえもん』というマンガは実によく出来た作品だと思っています。 というのも、あそこに登場する、のび太、ジャイアン、スネ夫の関係は、まさしく子ども社会、ひいては男社会の縮図だといってよく、男3人以上が集まれば必ずこの型にはまるといっても過言ではないと思うからです。 のび太ばかりが集まれば平和になるかというと、その中からジャイアン的存在になる者が必ず出てきますし、ジャイアンばかりが集まれば、その中で弱い者はのび太になる。 で、上にも下にもならずにすんだ(あるいはなれなかった)者...... more
Tracked from 坂の上のサインボード at 2012-07-21 01:43
タイトル : 大津いじめ自殺事件について思うこと。
滋賀県大津市の中学校でのいじめ問題が話題になっています。 昨年10月に起きた市立中学2年の男子生徒がいじめられた末に自殺した事件で、事件発生後に大津市教育委員会が実施した全校生徒を対象にアンケート結果の内容が、遺族が大津市と加害者を相手取って起こした訴訟の証拠品として今頃になって開示されました。 それにより、「自殺の練習の強要」や「葬式ごっこ」など、これまで公表されていなかった驚愕の内容が発覚し、にわかにマスコミなどで取り上げられるようになったようです。 「いじめ」は昔から存在します。 か...... more
Commented by 芙蓉 at 2012-07-20 14:17 x
こんにちは。お久しぶりです。
九州は甚大な豪雨の被害、胸痛みました。
平太郎さんのところは大丈夫でしたか?

<「君たち、日本という国をなめてはいけない。
君たちが思っているほど、この国は優しい国じゃない。..」
「子供には、それをきちんと把握する能力があると思いますから」

強く同感です。分かりやすいです。
私たち大人の責任大、ですね。
きちんと向き合うことせず、ごまかし、うやむやにするから、
また同じことが起るのだと思います。
興味本位の報道の仕方もいかがなものかと。
もちろん、現場で頑張っていらっしゃる先生もたくさんいると思います。
同じ事件、二度と起こさないよう、教訓にしてほしいですね。

こちら今日は一雨来て、涼しくなりました。
では、ご自愛のほどを。
Commented by heitaroh at 2012-07-20 16:47
<芙蓉さん

お久しぶりです。
今、ちと、色々と多忙にしており、まるで余裕のない生活を送っております。無沙汰をお許し下さい。

幸いにして我が家は特に被害という被害はありませんでしたが、雨の降り方には少し異常なものを感じております。
今日も11時前頃から降ってきたかと思うといわゆる何とかをひっくり返したような大雨で、11時半くらいには綺麗に上がって、猛暑真夏の日本晴れ。
濡れてた傘があっという間に乾きましたが、その後は昼飯食って出てきたらまた大雨。しばらく止むのを待ってましたが止みそうにないので雨の中でずぶ濡れ・・でした。

イジメ問題、昔からあった問題なのでしょうが、やはり、教師に体罰禁止なんて言っていること自体、解決は遠いな・・・という気はしますね。
Commented by sakanoueno-kumo at 2012-07-21 02:02
>いじめ件数に数値目標を設けているから、学校側はいじめを隠蔽しようとする

全国のいじめ件数は年々減少傾向にあるそうですよ。
いったいどれだけ隠蔽された事件があるのでしょうか。
ホント、こんなものを成果主義で評価するなんて的外れも甚だしいですね。

たしかに、加害少年やらその家族やらの晒しがネット上に飛び交って居るようですね。
これもある意味イジメかと・・・。
これで、今度はいじめた側が自殺でもしたら、誰のせいなのでしょう?
それを「自業自得」だと責める風潮に怖いものを感じます。
Commented by heitaroh at 2012-07-21 15:54
< sakanoueno-kumoさん

私はいじめ件数は0になったって聞きましたよ。
たぶん、教育委員会なんかがゼロになってないと受け取らないとかあるんでしょうね。

私は彼らに同情する気はないのですが、ただ、うちの子供などもたまたま、そこに居ただけで、あるいはまったくの間違いや単なる嫌がられせなどで名前が出たりしたら・・・と思うと、ぞっとします。
Commented by まや at 2012-12-15 20:51 x
〉何か~他の!サイトで地元の子供らが!怠慢で来いってよ!自分達は怠慢ではなかったくせに?あんた達は集団リンチです
Commented by heitaroh at 2012-12-17 14:24
<まやさん

すみません。怠慢?ですか?
良く意味がわかりません。
記事の内容、ちゃんと読まれてますか?
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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