先日、まだ私が目が回るような多忙な中に居た頃(本当に頭がくらくらしてました。)、それでも敢えて、時間を割いて行ってきた所があります。
福岡市博多区の福岡県庁近くにある崇福寺です。
ここは、
筑前福岡藩黒田家の菩提寺であると同時に、
「お地蔵さん」の寺としても知られておりまして、実は私が物心ついた頃から、どういうわけか、いつも連れて行かれていた所でした。
まあ、母としては、「子供を連れてお地蔵さんにお参りに行ってくる」というのは、数少ない息抜きの場だったのでしょう。
それだけにで、私にとって、ここは、
「昭和30年代」をもっとも体現した場所でして・・・。
で、ここに行くときにいつも見上げて通っていたのがこの
山門(↓)・・・です。
(昔は両側に店が軒を連ねており、もっと、雑多な人たちで賑わってました。)
となれば、子供心に「一度でいいから上がってみたいな・・・」と思うのも人情でして、それは大人になってからもこの山門を見上げるたびに、遠い昔の切ない願いとしてフィードバックされていました。
それが、聞けば、一般開放されるというじゃないですか。
で、多忙さの中、ふと、締切に気づいたのが3日前・・・。
翌日はもう、終日、予定が詰まっておりましたので、今日か明後日か・・・ということになり、本当はそれどころではなかったのですが、意を決して、思い切って、行って参りました。
(↑この先に何があるか、ずっと知りたかったんです。ちなみに、こう言うと、大概、「何があった?」と聞かれますが、「あった」んじゃないんです。「いた」んです。そこから先は言うと減るので言いません(笑)。)
で、この参門、実は最近知ったんですが、由緒正しき参門だったようで、元々、
福岡城の門を移築した物だそうですね。
従って、中にはこれ(↓)が展示してありました。
黒田家の瓦だそうですが、始祖・
黒田如水も藩祖・
黒田長政も、共に
キリシタン大名だったという過去があることから、瓦に密かに
十字架を刻んでいたのではないか・・・と。
それがこの瓦だと・・・。
明日に続く・・・と思います。
平太独白