親愛なるアッティクスへ
今日から、福岡県地方は明らかに「春」になりましたね。
空気が春の匂いがしてますよ。
これまでは、気温だけは高くてもまだ「晩冬」でしたが、今日からは春到来・・・ってことでしょうか。
春一番はまだふいてませんが(笑)。
で、本日の本題です。
プロ野球の開幕も近づいてきたみたいですが、今年から、
セ・リーグも
予告先発を導入するそうですね。
一部には慎重な意見もあったと聞いておりますが、私は予告先発導入は
「当然」のことだと思いますよ。
昔、何の話だったか忘れましたが、
長嶋茂雄さんの現役時代、長嶋ファンの少年が長嶋を見たくてかなり遠方から、やっとの思いで球場に足を運んだところ、その日に限って長嶋が試合を欠場しており、少年はとても
落胆した・・・というような話を聞いたことがあります。
つまり、少年は、巨人戦が見たかったわけではなく、長嶋が見たかったわけですね。
この点は、昭和60年(1985年)、肘の怪我から復帰したロッテの
村田兆治投手が日曜日ごとに登板して
「サンデー兆治」と呼ばれ、話題となっていた時、滅多に客が入らないロッテの試合にも関わらず、村田を見に客が球場に足を運ぶようになったのに対し、あるとき、日曜に村田投手が登板しなかったことがあり、客の一人が、「村田が投げると思って見に来たのに・・・」と残念な顔をしていたことを思い出します。
この時の観衆の多くは、ロッテ戦を見に行ったわけではなく、怪我から復帰して、黙々と投げる村田投手の姿を見に行っていたわけで、これは怪我の具合もあり、やむを得ないことだったとはいえ、やはり、客からすれば「金返せ!」と言いたくなるのも仕方ないことだったでしょう。
新聞には、「人気がない外人投手なんかが投げたときの集客が課題」などという意見が載っておりましたが、それはまったくの
興行主側の都合であって、消費者がつき合わされる筋合いのものではないと思います。
たとえて言うならば、
月見バーガーを食べたいと言っている人に「バーガーだけの注文しか受け付けません。中身は何になるかわかりません。嫌いな物が入っていても我慢して食べてください」と言っているようなものであり、通常の商感覚では有り得ない話でしょう。
消費者は「人気がない外人投手」の分まで購入しなければならない義理はないわけで、それが嫌なら、「最初から、人気がある商品(選手)ばかりを揃えろよ」・・・となるわけで。
その意味では、こんな当然の話が話題になること自体、これまで、それでやってこられた日本プロ野球というもののぬるま湯体質、平たく言えば、巨人戦頼みに胡坐をかいてきたということの裏返しのように思えてなりません。
平太独白