親愛なるアッティクスへ
高雄に到着した時にはすっかり日が落ちていたのですが、それでもとりあえずスケジュール通りにここ(←)へ。
龍虎塔です。
向かって左の塔の入り口が龍で右の建物の入り口が虎になっており、台湾では、十二支の中で龍が最も良く、虎が最も悪いと言われているらしく、 そのため、龍の口から入って、虎の口から出てくると善人になれるとされているのだとか・・・。
確かに、中国では龍は皇帝しか使えないなどという話を聞いたことがありますので、少し特別な存在ですよね。
(←花蓮の近くにある名勝・太魯閤渓谷です。入口付近はまったく、大分県の「青の洞門」でしたが、谷の深さなどの立体感という点では及びませんでした。確かに、中国本土ではないと言え、こういう風景を見ていると龍が天に昇っていくのもありかな・・・という気もしてきますね。)
ところで、先日、車に乗っていたら、どなたかがラジオで「十二支の中で架空の生き物は龍だけと言われているが、あれは架空ではなく、鰐(ワニ)の可能性がある」・・・ということを言っておられました。
(↑高雄市内にある龍の象。これを見ていると、確かに「鰐」という気もしてきますね。ちなみに、この像は時間で動くように出来ているそうですが、残念ながら私が見ている限りはまったくぴくりともしませんでした。いつもの、
ハニーフェイスでやさしく見守っていたんですけどね(笑)。)
「微笑めど 龍も固まる 寒波かな」 梁庵平太
で、その方曰く、日本には氷河期の頃に絶滅した
7mもある巨大鰐の化石があるそうですが、その鰐が、中国では数百年前、
唐の時代くらいまで生きていたらしく、日本のそれよりも大型で、
10mくらいあって、主に
鹿を主食としていたそうです。
また、その方は、実際に7mの鰐を南米かどこかでご覧になったそうですが、7mの鰐は10mくらいあるように見えたらしく、であれば、10mの鰐を実際に見たら、それはもう、巨大な龍のように見えてもおかしくはなかっただろう・・・と。
ちなみに、良く言われる、龍ののど元にあると言う逆のウロコ、いわゆる、逆鱗に触れるの
「逆鱗」らしき物もその鰐にはあったそうです。
真偽のほどはわかりませんが、結構、説得力のある話のように思えました。
でも、7mの鰐でも、十分にもう龍ではなく、
恐竜だと思いますけどね。
平太独白