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気候が土地を作り土地が人を作る。郡名は土地を端的に表す
親愛なるアッティクスへ

気候が土地を作り土地が人を作る。郡名は土地を端的に表す_e0027240_1835313.jpg今日は栃木県那須郡那珂川町(←)という所に行ってきました。
もちろん、初めて行った所ですが、那珂川町というのは私にとっては結構、馴染み深い町名でして、なぜかというと福岡市の隣にもまったく同じ町があるからです。
つまり、福岡県筑紫郡那珂川町ですね。
栃木県の那珂川町は平成の大合併により出来たと聞いてますので、福岡県の那珂川町が先のようですが、いくら離れているからって、よく、字までまったく同じ町名が付けられたな・・・と。

もっとも、福岡県の那珂川町は福岡市のベッドタウンとしてかなり、人口も増えている地域ですので、近い将来、「市」に昇格するでしょうからその点はノープロブレムでしょう。
むしろ、私が気になるのは福岡県の那珂川町が「市」に昇格すると、「筑紫郡」が消滅してしまうことです。
なんの根拠もない私見ですが、私には郡の名前というのがその地域をもっとも端的に表している名前であるように思えるんですよ。
福岡市周辺を例にとれば、筑紫郡(江戸時代は那珂郡糸島郡、糟屋郡などがありますが、これを聞いただけで何となく、福岡市及びその周辺を象徴しているような気がしませんか?

筑紫というのは筑前筑後に分かれる前の国の名前ですし、那珂というのは金印で知られる奴国にちなむことから、福岡市には那ノ津、那珂、那の川など「那」が付く地名が結構あり、福岡市の一番メインの川は「那珂川」です。
また、糸島郡は魏志倭人伝で有名な伊都国の伊都とその隣りの志摩半島の志摩がくっついてできた名前だったと記憶しております。
糟屋の謂れは知りませんが、何となく、これだけでも福岡市一帯の雰囲気がわかるような気がしませんか?
気候が土地を作り、土地が人を作る・・・。
安易に消しちゃって良いのか・・・という気がするんですが、いかがでしょうか?

気候が土地を作り土地が人を作る。郡名は土地を端的に表す_e0027240_17474031.jpg
(↑この日、奇岩御前岩という所の隣にある物産センターで食べた名物のごりやくそばです。ちなみに、その傍らにある唐揚げはなまずの唐揚げです。私はなまずは初めて食べたと思うのですが、結構、美味でした。)

                               平太独白
by heitaroh | 2011-05-11 19:40 | 社会全般 | Trackback | Comments(4)
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-05-14 23:50
私の住む兵庫県でも、平成の大合併で多くの郡が消滅しました。
その中の飾磨郡などは、平安時代の史料にも出てくる地名だそうで(黒田官兵衛とも縁の深い英賀城跡があるところ)、安易に消しちゃって良いのか・・・と私も思いました。
廃藩置県後すぐには、姫路を中心とした「飾磨県」があったと聞きますし、昭和初期には一度、「郡」から「市」に昇格したとも聞きます。
その後、また「郡」となって、徐々に姫路市に編入されて範囲は小さくなっていき、平成の大合併でとうとう消滅してしまいました。
今では、「飾磨」という名称は、学校名か駅名ぐらいでしか見られなくなりましたが、これも永遠のものとは限らないですもんね。
地名が消滅することは、その土地の歴史や文化も消滅してしまうような気がして、なんだか複雑な思いです。
Commented by heitaroh at 2011-05-15 18:14
< sakanoueno-kumo さん

お久しぶりです。
大河ドラマもまったく見れてませんが、今、外界では何が起こっていますか?
この生活も先が見えてきましたので、しばし、ご猶予を。

で、本題ですが、さすがに良く我が意をお汲み取り下さいました。
私が言いたかったのはまったく論旨のとおりのことでした。
恥ずかしながら、私はまだ、英賀は行ったことがないのですが、飾磨という名前には聞き覚えがあります。
確か、何とかというお寺がありましたよね。
その名前を消すということはおっしゃるとおりで、その土地で暮らしてきた人々の息吹をも完全に消し去ってしまうことであり、ましてや、これが次の世代になれば「飾磨って何?」ってことになっちゃうわけで・・・。
Commented by tama at 2011-05-19 06:09 x
その栃木県の那珂川町に馬頭という町がもしかして
ありましたか??
友人が2年住んでた町なんです〜
どうでもいい話ですよね、へいたろうさんにとっては。

高校時代、那珂川町から通っている友だちがいて。
その当時は那珂川町って「田舎」のイメージがつよくって
彼女のあだ名は「那珂川町」でした(笑)

これまた、どうでもいい話でした☆
おいとまします。
Commented by heitaroh at 2011-05-21 03:10
< tama さん

そうです!
ここはまさしく、その馬頭です!
ご友人が住んでおられたとは・・・。
結構、びっくりです。
やはり、日本は狭い・・・ですね(笑)。

よろしくお伝え下さい(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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