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三原脩の口癖『品性下劣』に有無を言わせない秋霜烈日
親愛なるアッティクスへ

三原 脩氏は、監督時代、若い選手たちに対し、よく、口癖のように、「品性下劣」という言葉を使ったと言います。
曰く、「ああいう、品性下劣な人間にはなってはいけない」と。

2:6:2の法則というのがありますよね。
「どんな社会でも、不思議と、『優秀な者2割、どちらでもない者6割、落伍者2割』になる」・・・というやつ。
村社会、下町、刑務所、エリートの世界皆然りだと。
この点で、もの凄い競技人口のピラミッドの、その頂点の部分に位置し、鍛え抜かれた肉体と技術、精神力を持つ人たちの集まりであるプロ野球の世界でも、「品性下劣」という言葉を聞いたとき、思わず、この法則を思い浮かべてしまいました。
そう言えば、ストライキなどで、凋落傾向にあるプロ野球人気復活のための一環として行われたWBCのときにも、協力を渋る選手がいたという話も聞いていますから、やはり、この法則は今の球界でも、決して、過去のことと言い捨てるわけにもいかないのでしょう。

この点で、三原脩という人が、巨人の監督を追われ、出来て間もない九州の弱小球団・西鉄ライオンズに来たときも、万年最下位球団・大洋ホエールズに来たときも、最初にやったことは、プロのレベルに達していない選手・・・、つまり、低レベルの選手たちの解雇であったといいます。
これは、我が、福岡ソフトバンクホークスでも、ダイエー・ホークスの初期の頃などにはあったといいますが、松中などが、夜遅くまで練習していると、「余計なことしやがって!」とか、「カッコつけやがって」などといって、あまり、いい顔をしない人たちがいたという話も聞いております。

とかく、弱小チームというのは、何もしないと、負け犬根性が染みついていき、やがて、こられの人たちは、実力を磨くよりも、くだらない陰謀足を引っ張ることに終始するようになり、ついには、「悪貨は良貨を駆逐する」ようなことになると、そういう人たちの吹きだまりとなるようです。
(ちょうど、マラソン大会で、早く走れない者が、他の者に、「もっと、ゆっくり走ろうぜ。こんなのやってもばかばかしいだけじゃないか」というのと似ているでしょうか。私も、高校時代、マラソン大会で友人がこう言うので、つきあって走っているとあまりにも遅すぎ、途中から裏切って早く走ったところ・・・、後で聞いたら、そいつは全校生徒中最下位・・・だったそうで、危うく、私も最下位の仲間入りさせられるところでした(笑)。こういうやつに限って、ゴールが近づいてきたら裏切って自分だけ駆け込むんですよね。)
つまりは、結局、真ん中の6割というのは、どちらにでも転ぶ可能性がある人たち・・・ということであり、となれば、組織を健全に保つためには、この部分の流されやすい人たちをどう導くか・・・にかかっているともいえ、その意味では、この三原監督の、「品性下劣」という言葉には秋霜烈日・・・、言い訳無用の、思わず、ハッとするような、有無を言わせないまでの「峻厳」さがあったように思えます。

ちなみに、三原 脩翁は、初めて巨人の監督になった昭和22年のとき、36歳だったそうですが、今の36歳と違い、人間五十年の時代、すでに百戦錬磨老練な・・・、まるで、お爺さんを思わせるような風格をもった指揮官だったそうです。
                              平太独白
by heitaroh | 2007-07-06 08:26 | 思想哲学 | Trackback | Comments(2)
Commented by D-KID at 2011-02-28 11:16
会社でもそうですよね。
下っ端は頑張っているのに、反対に指揮官がそれを上手く汲み上げないので業績がなかなか好転しない…と。


そういやエモやん(江本孟紀氏)の『ベンチがアホやから、野球が出来ひん』発言を思い出しましたよ。
もっとも、この発言って脚色された結果らしいですが…
Commented by へいたらう at 2011-02-28 11:17
<D-KID さん

でも、この点は、小久保が言っていた「何も努力しないで残る伝統というのは悪い伝統だけなんだ」と一緒で、そうなるも、ならないも、すべては、そのどちらにでも転ぶ6割の人次第なんですよね。

江本のときは、実際には、そういう発言はなかったそうですが、リアルタイムで見ていた者としては、江本はもう、引退だな・・・というのは、端から見ていてもはっきりしてましたし、何より、あの江本なら、言いかねんなという印象がそうさせたのだとおもいます。

彼も、マスコミには、相当、憎まれていたんじゃないですか?
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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