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総理という職責の重圧と情報壟断状態の愚
親愛なるアッティクスへ

島根県立大学女子大生のが殺害された事件は、未解決のまま、26日で1年が経ったそうですね。
何とも痛ましい事件で、事件の早期解決を望んでやまないものの、早くも捜査は暗礁に乗り上げたような観があるようで、昔は、「日本の警察は世界一優秀」と言い、こういう事件はすぐに解決したので、すぐに犯人は逮捕されるだろうと思っていたのですが・・・。
この件に限らず、なかなか、犯人逮捕に結びつかない事件が増えているように思うのですが、ふと、思ったのが色々と時代の変化はあったにせよ、こういう雑な手口の未解決事件が増えるなどというのは少しおかしな話で・・・。
つまり、昔はちゃんと真犯人を捕まえていたんだろうな・・・と。
捕まらないと、警察幹部の出世の妨げになる・・・などという理由で、「とにかく、誰でも良いから逮捕しろ」なんてことはなかったんですよね?
今の検察などを見ていると組織の有り様という点で、少し、疑問に思えてきました。

で、本日の本題です。
仙谷由人官房長官の存在ばかりが際だち、ますます、影が薄くなった観がある菅直人総理ですが、小泉純一郎元総理以降の世襲四総理は、一旦、総理になってしまうと急にそれまでの覇気が消え失せてしまったように迷走を始めましたので、世襲ではない管総理には期待したのですが、結局、どうも同じようなことになるようで・・・。
つまり、この辺は世襲云々ではなく、これすなわち、如何に「総理の椅子」という重圧が余人には窺い知れない物であるかということなのでしょう。
ただ、それとは別に、一つ思うことがあるのですが、それは、総理になると情報壟断状態に置かれるのではないか・・・ということです。

この点で、以前、読んだ老財界評論家・三鬼陽之助氏(故人)の著書の中に、昭和35年、総理就任の際、ある大物財界人よりの祝福の電話を受けた池田勇人夫人が「あなたの耳に、池田に関する悪評、ことに新聞、雑誌にのらないニュースが伝わったら、是非聞かせて下さい。そしてあなたたちが、ここらで池田は辞めるべきだと判断されたら、私に伝えて下さい。私が責任をもって辞めさせますから…」と言ったという話が出てきます。

総理という職責の重圧と情報壟断状態の愚_e0027240_1792217.jpg総理というものの孤独さを知ることができる話でしょうが、(←象徴的でしょ(笑)。)その池田総理が健康を害し退陣を余儀なくされた時、大学時代からの親友である野村証券会長奥村網雄氏は「大臣・幹事長時代は、なんでも話しあえ、忠告もした。しかし、総理大臣になったので池田も忙がしいし、会うのに手間がかかった。それで、池田の経済政策の不評判を知り、耳うちしたいこともあったが、ついに機会がなかった。相許した親友として、まったく残念だ」と洩らしたとか。

「忙がしいし、会うのに手間がかかった」という辺りが行間から読み取れる本音だとすれば、おそらく、就任当初は自分の耳となる人材を置いているはずでも、側近筋がそれを壟断してしまうのでしょう。
であれば、側近が壟断できない立場にあって、真実を耳に入れてくれるのは身内であるわけで、どれだけ、耳に痛いことを告げてくれる身内を持っているか・・・ということでしょうか。
まあ、一々、それを聞いていては何も出来ないのかもしれませんけどね。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-10-27 18:00 | 政治 | Trackback | Comments(2)
Commented by エリモジョージ at 2010-10-28 14:38 x
本題よりも枕に反応してしまいコメントさせていただきます。
確かに日本の警察はものすごく検挙率も高く、優秀な時期もあったのだと思いますが果たして今は・・・・、というと疑問が生じます。
世田谷一家殺人事件をはじめ、幾つかの凶悪事件は警察の手に負えない状況(3~5年)になり始めると証拠資料を載せたポスターを一般公開するのですが正直言って遅すぎますよ。警察のメンツにかけて何とかしたいのは分かりますが限度があると思います。
この島根県の事件もすぐに捕まると我々を含めて誰もが思っていたはずですが全く手がかりの無い状況に追い込まれてそろそろ民間に救いの手を持ちかけてくるような気がします。
Commented by heitaroh at 2010-10-28 17:10
< エリモジョージ さん

今、突然に日本警察の手に負えないような事件が起き始めた・・・ように言われてますが、果たして本当なのでしょうか?
確かに、外国人犯罪などが増えてきたのは事実でしょうが、そうとばかりも言えないような気がするんですよ。

ただ、一面、警察幹部のメンツのために日本警察の優秀神話が維持されていたとしても、それによって、「100%捕まるからやめておこう」というような抑止力があったことも事実だと思います。
それが失われていることから、安易な犯罪が増え、分母が増えることによって検挙率も下がるという悪循環を招いているのでしょうか。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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