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祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」
親愛なるアッティクスへ

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_13501978.jpg今、福岡三大祭りの一つ、箱崎放生会に来ています。

(←放生会名物、「博多ちゃんぽん」です。ちゃんぽんと言ってもラーメンの太い奴・・・じゃないですよ。ガラスで出来た、口にくわえて吹くと音が鳴る奴です。もっとも、買ったことないですけどね(笑)。)

私が子供の頃は、この季節が近づくと、「梨も柿も放生会」と言いながら、心待ちにしたもので、思えば、当時はコンビニなんてありませんでしたからねぇ・・・。

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_13504874.jpg従って、何か買ってもらうとなると、デパートでしたが、でも、デパートで何か買ってもらえるなんて、ホント、正月くらいで・・・。
それ以外は、「ゲゲゲの女房」見て思い出しましたが、親戚のおじさんなどが来ると、良く、デパートに連れて行ってくれるので、親戚が来るのを楽しみにしていたような気がします。

それが、ここだけは未だに凄い人混み(←)ですよ。
今日は平日で、しかも比較的早い時間なので、まだ、人と人の間に隙間がありますが(笑)。

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_1351545.jpg(←昨日だけは、この光が昭和の灯りに見えました。実際には、昔はもっと暗かったんでしょうが。)

私が子供の頃はまだ、市内電車が走ってましたので、我が家はそれで行っていましたが、地下鉄では少々、味気ないですね。

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_13512074.jpgそういえば、一度、帰りがけに市電に乗っていると、酔った労働者風の人が乗ってきて、子供心にも少し嫌な感じだったのですが、案の定、降りる時に金を払わないで降りようとして、運転手さんからドアを閉められ、降ろす降ろさないで揉めて電車が動かない・・・ってことがありました。
ダイヤの時間が一分一秒かっちり決められた現在では考えられない話ですね(笑)。
その時は、見かねた乗客の20代くらいのお兄さんが後ろから出てきて、その人の分を払って、一件落着となりましたが。

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_16301886.jpgで、放生会といえば、何といっても外せないのがお化け屋敷(←)でしょう。
ちなみに、お化け屋敷と並んで外せないのが見せ物小屋ですが、呼び込みの口上を聞いていて、思わず、笑ってしまいました。
「蛇を生で食べる女!もう、これが最後の一人となりました」・・・って、えらく、正直な(笑)。
そう考えれば、この「芸」(?)ももう、見られなくなる日が近いんでしょうね。
本当はこういうことをやらせること自体、何とも酷い話なのでしょうが、消えてしまう・・・と思うと、少し寂しい気もします。

祭り…縁日…雑踏…昭和のワンダーランド「放生会」_e0027240_17114059.jpg私などは、当時は、「また、やってるよ」くらいしか思いませんでしたが、むしろ、今まで、人権団体などは何も言わなかったものだと。
この辺も、ノスタルジー映画では絶対に描かれない、昭和という時代の一面なんでしょう。

で、この、日本中の出店が集合したんじゃないかというくらい大がかりな昭和のワンダーランドを出たならば、当然、行き着く先は一つで、これまた如何にも昭和・・・って感じの居酒屋で一杯引っかけて(←)、往事に思いを馳せながら家路に着きましたとさ。

                                         平太独白
by heitaroh | 2010-09-14 18:55 | 地域 | Trackback | Comments(2)
Commented by エリモジョージ at 2010-09-15 11:21
毎年、7月の中旬に近くの靖国神社で御霊祭が行なわれています。たこ焼き、お好み焼き、焼そばなどの屋台は当然ですが、ここにはお化け屋敷と蛇女のいる見世物小屋が出店するので昭和を知らない子供たちには大ウケです。
特に見世物小屋に関しては、私が子供の頃は「お代は見てのお帰りに・・・」という謳い文句で客を呼んでいたのを覚えてますが、さすがに最近は入場前のようです。
いずれにしても昭和の匂いがするものは誰かが継承していかないといけませんよね。国はまず立ち入らないことですから。
Commented by heitaroh at 2010-09-15 17:28
<エリモジョージさん

すみません。
コメントを拝見する前に本文に加筆してしまいましたら、同じ事を先に言われてました。
やられました(笑)。

昨日は、お化け屋敷が二つあり、「???」と思っていると、片方は、「東京から来たお化け屋敷だよ」と、おばさんが法被姿で口上を張り上げてました。

それにしても、「狼女」や「蛇女」・・・などは今考えると、酷い話なのでしょうが、昔は何の疑問も持ちませんでしたよね。
「ああ、またやってる」・・・って感じで。
でも、その酷い話も、消えてしまう・・・と思うと何ともやりきれない気がするのは、私のエゴイスティックな感傷でしょうか。

でも、さすがに、あの商売だけは今時、継承する人はいないでしょう?

靖国神社の御霊祭ですか。
どれほどの規模か、一度、行ってみたくなりました。
こちらの、放生会でも、相当な規模だと思いますが、大体、東京は何でも10倍くらいでかいですからね。
来年、行きます(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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