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夏の盛りのなぜか会津人ゴメンの薩長土肥の旅 その3
親愛なるアッティクスへ

先週の続きです。

夏の盛りのなぜか会津人ゴメンの薩長土肥の旅 その3_e0027240_13414449.jpg翌朝、今治の友人邸で厚かましくも朝食までお世話になった後、辞去し、一路、高知県へ。
私は、高知県には一度、行ったことがあり、従って、桂浜高知城などは行っていたのですが、この機会に、行ってみたい所がありました。
それが、こちら(←)。
いわゆる、「わしっがいわっさき弥太郎がぜよ」の岩崎弥太郎邸跡・・・です。

今回、ちと、思う所があり、岩崎家三代が生まれ育った場所というのを是非、一度、見ておきたかったのですが、まあ、予想していたこととはいえ、家の前は観光客目当ての出店が軒を連ねる状態となっており・・・(笑)。

夏の盛りのなぜか会津人ゴメンの薩長土肥の旅 その3_e0027240_13514576.jpg(←こちらは高知城下からは30kmくらい離れているため、割と往事の雰囲気を知ることができるのではないかと思います。無論、戦後の耕地整理などで田畑の風景は変わったでしょうが、傍らの山々などは弥太郎が見たであろう風景と大差ないのではないかと・・・。)

夏の盛りのなぜか会津人ゴメンの薩長土肥の旅 その3_e0027240_14145678.jpgまあ、屋敷自体は藁葺き小さな家で、私が子供の頃は、祖父の田舎などに行けば普通にあった百姓家でしたが、規模的には、妻に子供二人と両親に弟とよくぞこの部屋数で暮らしていたものだ・・・と思いますね。
でも、裏にはしっかりと「三菱」のマークが入った藏(←)が(笑)。
おそらく、弥太郎の弟で現代に続く三菱グループの直接の祖となる岩崎弥之助による家屋保存時の物ではないかと思いますが、少なくとも「龍馬伝」の時代にはなかったでしょうね。

夏の盛りのなぜか会津人ゴメンの薩長土肥の旅 その3_e0027240_14281795.jpgで、もう一つ、行ってみたかったのがこちら(←)。
蟄居中の東洋 吉田元吉が私塾・鶴田塾、通称、少林塾を開いていた場所で、弥太郎はここを訪ね、その門下に入り、後藤象二郎、福岡孝弟らの知遇を得た・・・と。
(かなり、マニアックな旅でしょ(笑)。)

この近くには、土佐藩山内家の前の土佐の領主である長宗我部家の菩提寺・雪渓寺があり、弥太郎はまず、ここを訪ね、東洋への紹介の労を得た・・・と言われていますが、今回の旅で、私が一番、知りたかった・・・・、いや、感じたかったのは、岩崎家がある井ノ口村、弥太郎が蟄居していた神田村、東洋が逼塞していた鶴田村、そして、坂本龍馬ら土佐の英雄たちが蠢動していた高知城下・・・との距離感でした。

足早に明日へ続く。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-08-16 07:09 | 地域 | Trackback | Comments(2)
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-08-17 15:41
いいですね・・・マニアックな旅。
私がそのような旅をしたいと言っても、同行してくれる家族はいません(苦笑)。
うらやましいかぎりです。
Commented by heitaroh at 2010-08-18 12:03
<sakanoueno-kumoさん

いえいえ、うちだって、誰もこっち系は行ってくれませんよ。
以前、家族で京都や奈良に行こうと言ったら、「それはあんたの趣味やろう!」と言われましたから。
今回は、幸いにして、1匹だけ龍馬伝を見ている奴がいたもので、まあ、どうにか言いくるめて居眠り防止にムリヤリ連れて行ったのですが(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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