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逆もまた真なり、「成名毎窮苦時、敗事多因得意時」の是非
親愛なるアッティクスへ

e0027240_18314892.jpg週末、校区の祭りに出かけ、またしても醜態をさらしてしまいました。
それほど飲んだつもりもないのですが、気が付いたら、土間で寝ており、家人に発見され、「みっともない」と起こされても足にきていて歩けない・・・。
結局、近い距離をタクシーを呼ばれ、家人一行に担がれて帰宅するという「名誉の帰還」となったのですが、困ったことに家人に発見されるまでの記憶がまったくありません。
どういうわけか、鼻の頭から下にかけて見事な傷を作っているのですが、私は何をしたのでしょうか・・・。
どなたか、目撃情報をお持ちの方は是非、非公開コメントでご一報ください(笑)。

ところで、たびたび、ご紹介申し上げている、昭和の老財界評論家・三鬼陽之助という人のオイルショック直後の著書にこういうものがありました。

「 昭和四十八年末の驚きの一つは、日本ハム社長大社義規のプロ野球・日拓ホームフライヤーズ買収である。(中略)
 大社は、いささか誇張していうと、食品界の土光敏夫である。香川県生まれ、野球に強い高松中学を卒業、香川県養豚組合主事から徳島ハム加工場を経営、それをスタートに、鳥清ハムと合併、米国食肉加工のトップ企業のスイフト社と技術提携、兵庫工場を建設した。消息筋によると、大社がスイフト社と技術提携を結ぶまで、十年を要したが、その間の米側とのかけ引きは一編の物語となるようである。
 ところで、大社の〝野球″進出である。
 大正四年生まれ、六十に近い年齢で、しかも競争激化の業界で売上高でも純利益でも業界の記録をたてた。それに野球界で超有名な高松中学出身である。ことに先輩には、三原脩といった野球の鬼がいる。だから、大社のプロ野球進出には、衆知が集められたことと思われる。
 しかし、私はあえて言いたい。それは、経営者が〝得意″時代、計画したものと、〝失意″時代、計画したものとの成功率は、断然、前者が悪いということである。これは中国の名言集〝酔古堂剣掃″にある「成名毎窮苦時、敗事多因得意時」の言葉が物語ることで、例の渋沢栄一の愛好の言葉である。論より証拠である。大映の永田雅一は論外として、東映の大川博、大洋漁業の中部謙吉、鐘紡の武藤絲治等々が〝野球″に色気を出した前後の、その得意満面の姿が、私は職業柄、いまも眼前にクッキリと描き出されるのである。」

まず、危惧された日本ハムファイターズですが、その後、ご承知の通り、後楽園での不遇時代を耐えきり、今や北海道で立派に根付きましたよね。
それに、それを言っていたら、どこもプロ野球のオーナーになろうなどとは思わなくなるわけで、これはこれでまさしく、今の日本が陥っている負のスパイラル、すなわち、「精神の萎縮」に繋がるのではないでしょうか。
そう考えれば、私如きが大評論家氏に大変、失礼なのですが、これは、反面、「得意のときでないと乗り出せない計画」があるともいえるのではなかと。
讀賣の正力松太郎翁の貪欲なまでの事業意欲は、テレビ事業にしてもプロ野球にしても原子力にしても、当時はかなり時期尚早の観が強かったわけで、後は、それをどう持続するか・・・の問題であり、となれば、本人の気力と、それから後継者も含めた問題になるのかもしれません。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-07-26 19:06 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(4)
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Commented by ame-no-michi at 2010-07-26 22:12
門司港ですね。先日北九州空港から戻る際に行ってきたばかりです。
Commented by silku928 at 2010-07-26 23:25
こんばんは!いつも楽しく拝見しています。
連日、猛暑に酷暑、本当に暑いですね~。
今年の暑さは異常でしょうか。
息ができないほどの暑さ(少々オーバーですが)、という感じ。

さてさて、校区の祭り、行かれましたか?
いいですね。太鼓の音、浴衣姿に盆踊り、夏を実感させます。
こちらも、この週末は近くの中学から東京音頭が聞こえてまいりました。闇に浮かぶ提灯も風情あります。
夜には、多摩川&調布の花火大会も。
遠くで聞こえる、花火の音も、またいいものですね!

あら?醜態??大変でしたね。
最近は平太郎さん、飲めば記憶喪失?、が以前より多くなったような気がしますが、気のせい??
思えば家人も、五十路を前に、記憶喪失が増えましたから。
まだまだお若いとは思いますが、
どうぞ、気をつけてくださいませ。
でも本人は、案外、記憶がないほうが幸せかも!?

多忙な日々お過ごしでしょうが、お身体ご自愛ください。
Commented by heitaroh at 2010-07-27 09:58
< ame-no-michiさん

さすがにお目が高い!(笑)。

私は、GWに初めて行きましたけど。
当然ながら、北九州空港もまだ行ったことがありません。
今度、連れて行ってください。
Commented by heitaroh at 2010-07-27 10:04
< silku928さん

まったく暑いですねぇ。
そちらは昨日はゲリラ豪雨で大変だったみたいですが、こちらは梅雨明けして以来、殆ど雨が降っておりません。
いい加減に少しくらい降ってくれよ・・・という気分です。

げ!
お宅のご主人様も五十路を前に、記憶喪失が増えられましたか。
記憶が無くなるのは、まさしく、少し前くらいからちょくちょくあるのですが、歩けなかったというのは久しぶりです。
むしろ、私的にはそちらのほうが増えてきたような気がするのが恐い・・・ような(笑)。

ちなみに、記憶がないと、恐いんですよ。
何かやらかしてないだろうか・・・と。
後で結構、平謝りってパターンも最近、増えてきたような・・・(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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