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「香れども やはり野に置け 社民党」と短期交代の弊害
親愛なるアッティクスへ

以前、福田康夫内閣当時に、新聞か何かで読んだと思うのですが、こういう意味のコメントが載ってました。
「我々国民は前政権で混乱した政治を、あなたが手堅い手腕で収拾し、安定させてくれると期待していた。だが、手堅いと映ったのはただの無策であり、混乱を長引かせたに過ぎない。我々は失望している」・・・と。
大体、こういう内容だったと思うのですが、これ、実はオチがありまして、当時の福田首相のことかと思ったら、何と、イギリスのマスコミがブラウン首相(当時)のことを言ってたたんですね。
(この文句の通り、私は福田政権には期待しましたよ。彼も、ねじれ国会などではない、正常な状態で総理であれば良かったのかもしれませんが、如何せん、逆境期の人ではありませんでしたね。その意味では、やはり、福田さんは「名官房長官、名総理ならず」というところだったんでしょう。)

どこも一緒か・・・と思いましたが、でも、よく考えたら、福田さんはとっくに過去の人になっているのにブラウンさんって、ついこの前までやってたんですよね。
つまり、イギリスが同じく不人気のブラウン政権の間、日本は福田さんはとっくに辞め、麻生太郎さんを挟んで、今の鳩山総理と3人も変わってるでしょ。
で、今また、連立内閣崩壊で鳩山首相の進退が問われているみたいですが、福田さんが辞めるときが特にそうでしたが、それって政策云々というよりも、動機の最たるものは、「彼では選挙に勝てないから違うのに変えろ!」ってことなんじゃないんですか?

無論、私も今の鳩山内閣というものを支持しているわけではありません。
沖縄の問題に限らず、自民党以上に自民党体質である点などにげんなりしています。
(「韓国人の男が『タイに50人養子がいるから50人分、子供手当をくれ』と言ってきた」などというニュースを聞くと、ろくに議論も法整備もせず、「とにかく、何でも良いから選挙前にばらまけ!」という姿勢が見え透いていてうんざりです。)
それでも、衆議院で負けて首班指名が出来ないというのならともかく、参議院選挙であれば、たとえ、負けても政権を投げ出すべきではない・・・と思うんです。
いくら失望しようが不人気であろうが政権には、ある程度の継続性というものは必要ですよ。

ちなみに社民党にしても、今は沖縄問題で随分頑張ってますが、あれも、所詮は政権に加わることはあっても、自ら政権を獲らないことがわかってるから気楽に言えることなんじゃないですか?
もし、政権を獲ったら、鳩山さんみたいに「ごめんなさい」ってことになるのでは。
事実、「消費税反対」を叫んで選挙で大躍進しながらも、「消費税を導入」したときの内閣は結局、社民党の前身である社会党政権じゃないですか。
所詮、「香れども やはり野に置け 社民党」ですよ。
(その意味では、公明党というのは連立を組むには実に都合が良い相手です。大きく数を減らすことはないし、社民党みたいに妙なイデオロギーが無いですから。今、小沢さんも公明党との連立を望んでるんじゃないですか?)
                                         平太独白

by heitaroh | 2010-06-01 08:45 | 政治 | Trackback | Comments(10)
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-06-01 20:06
>ある程度の継続性というものは必要
これ、どんな業界にも言えることですね。
プロ野球の監督なども、成績が振るわないとすぐに首をすげ替える体質の球団の監督さんは、どうしても目先の勝利優先になりますからね。
じっくり腰を据えたチーム作りは出来ません。
私のひいきの球団も、その昔そんな体質でした。
でも、今すぐ結果を出さないと、そう悠長に構えてられないという経営事情も理解出来なくもありません。
でも結局それは、悪循環なんですけどね。

今の日本は、有権者側も政党側も悠長に構えていられる余裕がないということなんでしょうね。
Commented by urakawasika at 2010-06-02 00:39
私もそう思います。
普天間移転だ、と言って、ならば、移転先の住民は犠牲にしてもいいわけ?というお子ちゃま議論。今まで存続している理由が良くわからない。支持していらっしゃる方にはもうしわけないですけど。
 阪神大震災の時も、政権が社民党でなければ、もう少し助かる人もいたんじゃないかな・・・村山さんが総理だったです。
Commented by mohariza6 at 2010-06-02 02:16
(公明党というのは連立を組むには実に都合が良い相手です。大きく数を減らすことはないし、社民党みたいに妙なイデオロギーが無いですから。今、小沢さんも公明党との連立を望んでるんじゃないですか?)
・・・数の論理、(対韓政策等)方向性等からは近いかも知れませんが、
<イデオロギー>が根本的な問題と思います。
(これ以上記しませんが、)公明党と組んだら、(浮動票を入れた、)民主党支持者の1/3以上それ以上は、逃げて行くと思います。
それだけは、「数の論理だけ」で、進めて欲しくはありません。

Commented by 南の国の会社社長 at 2010-06-03 12:21
鳩山一郎首相は由起夫さんのお父さんですね(笑)。天国からお父さんを呼んで、次期首相になってもらってもよいですが、息子の由起夫さんいよいよ辞任になりましたね。お父さんの一郎さんが総理をやっている時に、私は生まれました。戦前の話じゃないですよ。昭和30年です。一郎さんは自由民主党の初代総裁だったのですね。ソ連との国交回復を実現した人として歴史に名前をとどめていますが、3年にわたり(昭和29年から31年)首相を務めました。息子さんが首相を務めたのは、わずか8ヶ月。彼は歴史の中でどのように記憶されるのでしょうか。
Commented by heitaroh at 2010-06-06 16:52
< sakanoueno-kumoさん

確かに。
その点、大沢親分の監督時代の日ハムは、球団経営を長期的な視点で捉え、軽々に変えることなく、数年かけて優勝に導きましたよね。
近い所ではやはり、ダイエー時代の王さんがそうでしょう。
(そもそも、弱体球団を任されて、一年で結果を出せということ自体、厳しい話なわけで。)

>悠長に構えていられる余裕がない

その通りでしょうが、私はたとえ、混乱は長引いても今回の参議院選は小沢で負ける必要がある・・・と思ってました。
もう、国民も腹をくくらないと・・・。
Commented by heitaroh at 2010-06-06 16:57
< urakawasikaさん

仰るとおりで、阪神大震災の時の被害を助長したのは社会党政権の弊害も少なくなかったと思いますよ。
自民党も連立政権だったんですから、ある程度、補佐は出来たのでしょうが。
Commented by heitaroh at 2010-06-06 17:00
< mohariza6さん

仰ることはよくわかります。
私も、これ以上は記しませんが、認識は同じです。
しかし、小沢という人は目先のことしか考えてませんから恐いんです。
Commented by heitaroh at 2010-06-06 17:04
<南の国の会社社長さん

失礼しました。
鳩山一郎は前総理の祖父でしたね。(父は威一郎)

やはり、安部、福田、麻生、鳩山と総理経験者の血縁者がこれだけ続くというのは異常ですよ。
その意味では、菅さんに頑張って欲しいものですが、何か、前途多難みたいですね。

ちなみに、私が生まれたときの総理大臣は池田勇人でした。
Commented by 南の国の会社社長 at 2010-06-07 22:50
こちらこそ失礼しました。一郎さんは由起夫おぼっちゃまのおじいさまでしたね。池田勇人さん、「貧乏人は麦を食え」と言っていた人ですね。ですので私は麦を食っておりました。(笑)
Commented by heitaroh at 2010-06-08 10:13
< 南の国の会社社長さん

私は麦を米と思っておりました(笑)。
マジの話です。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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