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日本向きの和式便器を捨てガラパゴス化した日本人の特性
今日の福岡県地方の天気は晴れ・・・でしたが、今朝の陽射しはついに今年初めての「初夏」の陽射しでしたね。
で、今朝は慌てて、ストーブの灯油を空だきすべく、燃やし尽くしております。
何せ、一昨年の灯油ですので・・・(汗!)。
残りはまた来年・・・と(笑)。
ところで、本日のお題は少々、汚い話題で恐縮なのですが便器と排便・・・、それも大きい方の・・・についてです。

日本向きの和式便器を捨てガラパゴス化した日本人の特性_e0027240_12235531.jpgまず、私は「移動手段と宿泊設備には金をかけない」という哲学を持っておりまして、従って、独りで移動する際には基本的にエコノミーにしか座ったことがありません。
その上で、福岡に友達がいない私的には、結構、独りで目的地まで移動して、そこで他県民の友人と合流する・・・というパターンが多く、となれば、隣の席には殆ど知らない人が座っているケースが多いわけです。
で、そういうときに困るのがトイレで、そうそう、何度も隣の見ず知らずの人に立ち上がってもらうのも申し訳ないし、特に新幹線では荷物の管理も心配です。
従って、乗り物に乗るときは絶対にトイレを済ませておくのですが、先日、GWに京都・奈良(←)へ行ったと申し上げましたよね。

このときも、朝、出がけに軽い便意を催したものの、そのままバス(金はかけません(笑)。)に乗ってしまったため、博多駅に着いたら、何としても新幹線に乗る前にトイレを済ませておきたく、行ったところ・・・、結構、満席(?)で和式便器が一室だけしか空いておりませんでした。
でもって、用を足した(漢字、あってますか?)わけなんですが、私も久々に和式にまたがったので、少し考えるところがありました。
私は洋式便器が普及し始めたのが20歳頃ですから、10代頃までは和式便器、それも、6歳までは汲み取り式で過ごしており、私的にはオートマチック全盛の現代に久々にマニュアル車に乗ったようなもので、まあ、対応はできるのですが、思えば、以前、家族で対馬に行った際には、旅館のトイレが汲み取り式でガキは皆、困惑だったのですが、特に娘は絶句状態でまったく対応できませんでしたね。

日本向きの和式便器を捨てガラパゴス化した日本人の特性_e0027240_1145597.jpg(←以前行った韓国ソウルの郊外の食堂のトイレです。少しわかりにくいのですが、右側の壁と便器との間が5cmくらいしか空いてません。入り口から入って最初に私が見た瞬間の画像です。一瞬、どうやって、用を足すんだろうと困惑(笑)。)

で、久々に和式で用を足していて、ふと、「あ、日本はこっち向きなんだな・・・」と。
というのも、角度的に、和式便器の場合、局部をフルに開くため肛門汚物が付着しずらいんですよ。
西洋は古代ローマの時代から基本的にすでにあの形ですが、日本は湿度が高いため、の人が多く、特に肛門廻りを清潔に保つ必要があり、日本でああいう形になったのはそれなりの理由があるのに、ところが、現代日本人はそれをあっさり棄て、そこに折り合いを付けるため、ウォシュレットなど開発するなどガラパゴス化したことを思えば、ここにも異文化を採り入れることに抵抗が少なく、かつ、対応上手な日本人の特性を見ることが出来るとはいえ、何か少し違うような気もしないでもありません。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-05-17 08:47 | 社会全般 | Trackback | Comments(4)
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-05-18 21:31
おっしゃる意味もわかりますが、それでも魅力の方が多かったのではないでしょうか。
特に高齢者などは和式は辛いんですよね。
私のおふくろなども膝が悪いですから、和式でしゃがむのは無理なようです。
昔のお年寄りは大変だったでしょうね。

私自身も今では洋式じゃないと嫌な方です。
洋式に腰掛けるとリラックスできますが、和式だと臨戦態勢になるというか・・・(笑)。

例えばお風呂などは、今でも湯船に浸かりたいという人はたくさんいますし、ナイフとフォークには馴染めず何でも箸で食べる人も少なくありません。
トイレがここまで洋式化されたのは、やはりメリットのほうが大きかったのでしょう。
Commented by heitaroh at 2010-05-19 11:29
<sakanoueno-kumoさん

確かに仰るように、和式のデメリットというのもあるんですよ。
膝の問題もそうですが、飛び出したり、はみ出したり・・・という。
ここでは内容が内容だけにあまり、事細かに書かなかったのですが。

ただ、私は洋式便器が普及し始めた頃というのをはっきりと覚えておりますが、最初は、「えー?!こんなのでやるの?」と違和感はありましたよ。
何か、出る物も出なさそうで・・・(笑)。
そう考えれば、おそらく、日本人以外はもっと抵抗した・・・、逆に言えば、日本人ほど、あれほど、従順に洋式トイレを受け入れた民族というのは少ないのではないでしょうか。
私的には、洋式トイレの利便性などよりも、日本の国際化に伴う国策があったと思いますよ。
Commented by hts at 2014-08-12 17:27 x
初めまして、ここを通りかかったhtsです。以後よろしくお願いします。

でトイレの洋式化なんですけど他の住生活系の西洋文化※はむしろ消極的な日本人がこれだけは積極的に取り入れたのはそれなりに理由があると思うんですよね。
私が思うに元々排泄をタブー視する考え方が根強かったからじゃないかと。その証拠に女性の放尿音を消す音姫は江戸時代からあったらしいですし。で洋式トイレにすれば排泄行為が隠れますしね。そして最近は完全個室の男子トイレというものまで一部では出てきてますし。

他の国だと男女別だけは厳しくとも同性同士だとむしろオープンなのが普通なんですよね。中国なんか扉すらなかったりアメリカでも扉の下部は犯罪防止の目的を兼ねてあけていたりね。日本だと完全に隠れますけど。

※:ベッドや椅子を見ると分かるがこれらは中国では普及しているが日本では未だに途上。ついでに言うとバスルームは頑として拒否。東南アジアなんかはトイレを洋式化する際にバスルームの概念も取り入れられている場合がむしろ普通。
Commented by heitaroh at 2014-08-22 19:47
>hts さん

遅くなりました。

お詳しいですね。
排泄をタブー視・・・・というのは貴族階級など上の人達の話ではないでしょうか。
庶民はまあ、肥料にするのに大切に保管するという意味で個室だったのかもしれませんが。

外国は確かにそうですね。
フランスなんかでも昔は王宮内でそこら辺でしてたとか言いますしね。

ちなみに、中国は三国志の昔からベッドと椅子文化だったと聞いてますし(未確認(笑)。)、言葉的にも「私は行く海へ」で西洋に近く、その意味では日本だけが異質なのかもしれません。
すみません。この程度の返信しかできずに。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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