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原理原則を無視したパシフィック・リーグのプレーオフ制度。
親愛なるアッティクスへ

いよいよ、今週末から、プロ野球、パシフィック・リーグプレーオフ第一ステージが始まります。
千葉ロッテ西武の勝者が第二ステージに上がり、シーズンを一位で通過した福岡ソフトバンクと戦い、そこで勝った方がパシフィック・リーグの優勝チームとなる・・・。

この制度には、とかくの賛否があるようですが、私も基本的に、今のプレーオフ制度はおかしいと思っております。
だって、22ゲームも離され、勝率5割を切ったようなチームが日本シリーズに出るのであれば、それはの優勝チームに対して、余りにも失礼だと思うからです。
セの優勝チームからしたら、「もし、こんなのに負けたら、セ・リーグの優勝チームは、パ・リーグで負け越したチームより弱い。」と宣言するようなものじゃないですか!
こんな、「勝って当たり前!」・・・なんて戦いを、一方のチャンピオン・チームに強いるなどというのは、失礼以外の何ものでもないと思いますし、日本シリーズというものの価値を貶める何ものでもないと思います。

「とりあえず、盛り上がっているからいいジャン!」という声もあるようですが、やはり、もっと原理原則というものを大事にするべきではないでしょうか?
このプレーオフ支持の最大の理由は、「興行的に助かる・・・」というものでしょうが、それを言えば、「儲かれば何をしても良い・・・。」ということであり、この制度が根付いてしまえば、極端な話、シーズン中はとりあえず、3位にさえ入る程度に戦力を温存しておいて、(具体的に言えば、延長戦など、無理して勝ちに行かない。負け試合などに主力を使わない。)ポストシーズンの数試合だけを全力で戦う!ということもできるわけです。
果たして、これでファンの理解を得られるのか?
ひいては、興業として助かる・・・と言えるのでしょうか?
本末転倒ではないでしょうか?

ただ、この制度の良い点を敢えて言うならば、ドーム球場全盛の昨今、どうしても、シーズン終盤の優勝がかかった試合というのは、千葉仙台や神戸などの雨で流れる可能性が高い球場に偏ることになり、福岡のうようなドーム球場を本拠地に持つ地元ファンとしては、「確実に地元で胴上げをみれる・・・」ということは歓迎でしょう。

であれば、私としては、ペナントレースを前期後期制とし、前期・後期で、それぞれ2位になったチームの勝率の高い方をワイルドカードとし、それぞれ、前期後期の優勝チームの勝率の低い方ファースト・ステージを戦わせる。
その後、その勝った方が前期後期優勝の勝率の高い方セカンドステージを戦い、そこで勝った方をリーグの覇者とする・・・。
これなら、ワイルドカード争いも盛り上がるし、1位通過チームの「納得できない」感情も、まずは解消されるでしょう。
もっとも、これは前期後期、それぞれの優勝チーム、2位チームがバラバラだということが前提ですから、6球団しかない以上、多くが被る可能性が高く、現実的には、なかなか、難しいでしょうか・・・。

やはり、こういた変則プレーオフという、原理原則から外れたことは、やらないに越したことはないと思いますけど・・・。

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by heitaroh | 2005-10-03 17:27 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(2)
Commented by ジンマーマン at 2006-03-09 00:40
球界の活性化ということなんでしょうが、私のように野球に関して常に活性している者にとっては迷惑な制度です(笑)。ものめずらしい段階ではいいのかもしれませんが3位を目標にペナントの目標を立て始めたら最後、おっしゃるとおりの本末転倒ですね。なにせ1位争いより3位争いが白熱するペナント終盤なんて尋常な野球ファンにはあり得ませんね…。できればセパともに白紙にして欲しいと思います。交流試合はいいですね。楽しみです。
Commented by へいたらう at 2006-03-09 12:45
> ジンマーマン さん

まったくですね。
おかしな制度でも、とりあえず、賑わってるからいいジャン!的な安直な発想だと思います。
プロ野球人気が低落しているというのなら、それは、制度以前の問題のような気がします。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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