朝青龍引退の本質は日本相撲協会の経営不在の無為無策
親愛なるアッティクスへ

またしても先週からの続き(のようなもの)です。

この週末、朝青龍引退の裏舞台についての特集などを見ていて一番思ったのは「もう、相撲外国人を入れるべきではないのではないか?」ということです。
特に、この件でのモンゴル報道などを見ていて強く感じたのですが、以前、大麻で捕まったロシア人力士解雇になった際も、ロシア側が同じような反応を示してましたよね。
いずれも、事実誤認以前の話で話にならない主張ばかりですが、とかく、外国の主張とはどこも同じようなことになるもののようで、現に、問題を起こす外国人力士が圧倒的少数であることを考えれば文化の違いというのは到底、言い訳にはならないでしょう。

それに、「相撲は伝統を守る国技」・・・と言ったところで、目にするのは外国人ばかりじゃないですか。
であれば、日本相撲協会が「財団法人として日本国政府から優遇措置を受けている」以上、以前のように高見山が一人だけ・・・という程度ならともかく、今のように、「日本人を捜す方が難しい」というような状態では、国民の税金から補助金を支出するというのは本当はおかしいと思うんですよ。
大正14年に日本相撲協会が財団法人格を取得したときには、こういう事態になることを想定していなかったんじゃないですか?それに、そもそも、外国人を入れたのは日本人の新弟子の増加が見込めないことから、「力士一人当たりいくら」と決まっている補助金を減らしたくないという日本側の都合でしょ?)

ただ、そうは言っても、日本とはまるで違う文化の国から連れてくるわけだから、その辺は日本相撲協会は外国人力士を受け入れるに当たっては、あまりにも無為無策であったとは言えるでしょう。
(この辺の不備も、経営のプロ介在していないことの弊害だと思います。)
まず、これは、日本人同士でも良くあることですが、「こういう決まりになっている」と一方的に上意下達で伝えれば事足りると思っている人が意外に多いんですよね。
私などは、昔から、自分が納得しない決まりには決して従わない子供でしたから、よくわかるんですが、こういう子供は逆に言えば納得すれば従うんですよ。
つまり、その規則慣習が出来た元々の合理的根拠を示してやれば良いだけなのですが、多くの上司にそれを言うと「そんな面倒くさいこと出来るか!」と露骨に嫌がります。
でも、本当のところは指導する側も、「根拠?」というのが本音なんですけどね。

であれば、日本相撲協会は、外国人を受け入れるに当たっては、まず、「スモウ国技であるから、日本政府からの援助も受けており、k-1などの一般の民間(?)格闘技団体とは違う制約がある」ということを良く納得させ、その一方で、日本人同士の阿吽の呼吸で通じるような曖昧なルールについては、これを限りなく、具体的な形に直して明文化していくことが必要だったでしょう。
つまり、良い例が「品格」というもので、(私はガッツポーズくらいは良いと思うんですけどね。)総則として、「横綱は国民の範となるよう努力しなければならない」とか謳っておいて、具体的に「日本の法律に違反する行為はダメ」、「土俵の中でのパフォーマンスはここまで」・・・などとし、さらには、違反した場合の各条に応じた罰則も設けておけば、「あ、これやったら解雇されちゃうからマズイな」・・・と自分でもわかるでしょう。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-02-08 08:02 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(4)
トラックバックURL : https://heitaroh.exblog.jp/tb/12112225
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Tracked from 坂の上のサインボード at 2010-02-08 14:47
タイトル : 横綱の品格。
昨日、引退を発表した朝青龍。 昨日今日とテレビやラジオではその話題でもちきりのようだ。 良きにせよ悪しきにせよ、注目度の高かった朝青龍。 記録にも記憶にも残る大横綱であったことは間違いない。 この人の話題においていつもつきまとうのが横綱としての品格の話。 まぁ、このたびの事件の場合は横綱の品格以前に社会人としての人格の問題なので、この結果はやむをえないだろうが、彼が今まで散々欠落していると言われてきた「横綱の品格」というのはどのようなものだろう。 それは語る人によって違っていて、明確な...... more
Commented by ななし at 2010-02-08 14:12 x
 まずは激しく同意します。

 それから疑問にいつも思うんですが、横審や協会の人たちに品格ってなんなのと質問されてまともに答えられるかどうか疑わしい。

 その時の世論やメディアの動向によって変動するわけですけど、日本人ならなんとなくわかるかもしれませんが、外国人に説明するとき?マークでしょう。品格というルールというのはあるんでしょうかね?
Commented by sakanoueno-kumo at 2010-02-08 14:54
おっしゃるとおりですね。
しかし、日本人にしか理解出来ないであろうこの「曖昧なルール」の合理的根拠と言われれば・・・そんなものないですね。そもそも日本人が大切にしてきた「品格」やら「武士道」のような精神論は、不合理な美学?ですから。
Commented by へいたらう at 2010-02-08 17:38 x
<ななしさん

そうなんですよね。
先日も、言語力の特集をやってましたが、簡単そうに見えて、「日本の良いところを述べよ」なんて言われたら私でも咄嗟には答えられませんでしたよ。
であれば、おそらく、「品格」も同様で、品格って何?と聞かれて、答えられる人はそうはいなんじゃないですか?

もっとも、今回の朝青龍の問題は被害届が出されようが出されまいが、財団法人の職員が暴行事件で警察のお世話になれば、品格がわかるわからない以前の問題でしょうけどね。
Commented by へいたらう at 2010-02-08 17:44 x
<sakanoueno-kumoさん

確かに、仰ることはその通りでしょう。

でも、だからこそ、外国人を受け入れるに当たっては敢えて、根拠がないもの、もしくは、今となってはわからないものでも、必要と思われる物については、根拠を作ってでも明文化するべきだと思うんです。
で、逆に必要性が見あたらない・・・と思われる物についてはたとえ、伝統がある物であっても見直すべきだと思うんですよ。

良い例がガッツポーズでしょう。
お年寄りは目を潜めるでしょうが、私などでも、思わず、無意識に出るときがあるわけですから、到底、合理的根拠があるとは思えず・・・、であれば、「取り組み直後の1ポーズまでとする」とか決めるべきだと思うんです。
<< 映画「アバター」に見たアメリカ... 続・貴乃花親方の相撲協会理事就... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
> sakanoueno..
by heitaroh at 10:53
大河ドラマに関していえば..
by sakanoueno-kumo at 12:30
>sakanoueno..
by heitaroh at 18:12
不吉なことを言わないでく..
by sakanoueno-kumo at 01:51
>非公開コメントさん ..
by heitaroh at 13:46
> sakanoueno..
by heitaroh at 19:17
もう長いこと鹿児島には行..
by sakanoueno-kumo at 17:47
> sakanoueno..
by heitaroh at 15:40
わたしも、西郷より大久保..
by sakanoueno-kumo at 21:37
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:36
おっしゃるとおりで、いま..
by sakanoueno-kumo at 20:42
>PPさん 遅くな..
by heitaroh at 19:48
虎の門ニュースで青山繁晴..
by PP at 00:31
> sakanoueno..
by heitaroh at 20:19
尊氏は、戦に負けたり劣勢..
by sakanoueno-kumo at 23:13
検索
タグ
(65)
(54)
(54)
(51)
(50)
(46)
(42)
(41)
(41)
(36)
(32)
(31)
(31)
(30)
(29)
(28)
(26)
(26)
(25)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
太平記を歩く。 その69..
from 坂の上のサインボード
太平記を歩く。 その68..
from 坂の上のサインボード
八犬傳(上・下)
from 天竺堂の本棚
2016年NHK大河ドラ..
from <徳島早苗の間>
明治日本の産業革命遺産の..
from 坂の上のサインボード
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧