親愛なるアッティクスへ
今日の福岡県地方は曇り時々晴れ・・・と言ったところで、
晴れたり曇ったり・・・なんですが、ここ数日と違い、
寒の戻りで少々、
肌寒いようです。
でも、
梅(ろうばい?)は昨日だったか、「お、もう、蕾を付けている」・・・と思っていたら、今朝には、もう、しっかりと花を開かせて、良い匂いを当たりにまき散らせておりました。
私は、寒気にもめげず、梅の花が周囲に先駆けて咲く、
凛とした姿を見ると、毎年のようにハッとさせられます。
「先駆けに
志見たり
梅の花」
梁庵平太
ところで、今日は本当は先日からの
「明治の人物誌」シリーズの続きを書くつもりだったのですが、ちと、思うことがあり、急きょ、変更します。
実は、私には、昔、随分長いこと一緒に仕事をやっていた
職人がいたのですが、その人は如何にも昔の
職人気質そのままに、一癖二癖・・・、なかなかに
底意地の悪い人で、当時は少なからず辟易させられました。
ただ、その人はもう結構なお年で(それでも、一緒にやっている頃は私などよりは遙かに元気でしたけどね(笑)。)、最近は随分と弱って
入退院を繰り返しているらしい・・・とだけ、風の便りに耳にしていました。
それが、今朝、ちと、夢を見まして・・・。
一夜の夢の中で、なぜか、ここ3日間ほど、その人に仕事を手伝ってもらったので、今日は私がその人の仕事を手伝いに行き・・・で、ここ数日、久々にその人と一緒に仕事をしたのですが、昔と違って、やたら
良い人なんですよ。
それに、「随分弱ってる」と聞いていた割には、昔と変わらず元気で・・・。
で、「一服しようや」と言うので、そこら辺に腰を下ろして
休憩した際に、私が「弱っとうて聞いとったばってん、昔と変わらんやないな」などと語りかけ、他にも、色々と話しているうちに、突然、その人の声が段々小さくなっていき、そのまま、話しながら
倒れ込んで眠り始めたんですよ。
私は「え?寝ただけ?それとも、もしや、これが
脳OOとか何とかいうやつなの?」と
困惑を隠しきれなかったのですが、それでも誰かに報せなきゃ・・・と思っているところで目が覚めました。
私は生まれてこの方、その人の夢なんて見たこともありませんし、もう、10年近くも会っていません。
この夢は、一体、何だったんだ・・・と思ったわけです。
もしかしたら、あの、おっさん・・・死んだのかな・・・と。
「おっさん、俺に別れを言いに来たのか?」・・・と。
それとも、私が年をとって、
感傷的になっているのでしょうか?
別に今まで「会いたい」などとはまったく思いませんでしたが・・・。
とまあ、私のくだらない夢話に付き合わせて申し訳ありませんでしたが、ま、これも
備忘録的な意味で・・・と。
「おっさん、まだ、生きてたらゴメン(笑)。」
平太独白