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正月に久々に読書三昧にさせられた明治の人物誌 その1
親愛なるアッティクスへ

正月に久々に読書三昧にさせられた明治の人物誌 その1_e0027240_17212437.jpg今年もたくさんの方から年賀状を戴きました。
私は昔から年賀状を書くのはまったく苦にならない子供でしたので、今も出す方も同じくらい出してますね。
(残念ながら、我が家には、誰も私のスピリットを受け継いだ者はいないようです(涙)。)

ただ、それらとは別に、今年は今頃になって、喪中寒中見舞いのハガキが立て続けに届きました。
皆さん、ご高齢の方ばかりだったのですが、年末になって、急にお亡くなりになったとのことで、喪中ハガキどころではなかったようです。
思えば、私も今年で数えの五十ですから、気が付けば、私の子供の頃に廻りにいた大人の人たち・・・というのが本当に少なくなってきた感があります。
ますます、昭和は遠くなりにけり・・・でしょうか。
そういうことで、今日も今からお悔やみに行かなければなりませんので、急ぎ、本題です。

昨年の年末、帰宅すると、テーブルの上に一冊の文庫本が置いてありました。
図書館のシールが貼られたその本のタイトルを見ると、「明治の人物誌」とあり、著者は星 新一とありました。
星 新一といえば、言わずとしれたショートショートの名手ですから、あるいは堅苦しい題名とは裏腹にそういう明治の人たちを題材にした柔らかい内容の物なのかな・・・と思い、手に取ってみると、柔らかいどころか、題名に偽りのない、見事な明治という時代を生きた人たちの人物誌でした。
内容からして、子供にはちと無理でしょうから、となれば該当者は一人しか居ず・・・。
ただ、我が家では、そのような類の本を読むのは私だけでして、「一体、どういう風の吹き回しだ?」・・・と思っていると、何と、借りてきたのは小学生のガキ・・・で、聞けば、星新一の名前だけでショートショートと思い、中身を見ずに借りてきたとのこと。
ならば・・・とばかり、私が思い立ったのですが、聞けば、借りているのは冬休み中だけ・・・とのことで、結果、久しぶりに、今年の正月は読書三昧となりました。

で、読むに当たって、まず思ったのが、そこに紹介されている人物たち・・・。
中村正直/野口英世/岩下清周/伊藤博文/新渡戸稲造/エジソン/後藤猛太郎/花井卓蔵/後藤新平/杉山茂丸と・・・千差万別多種多様
(私も、割と知ってると自負している方なんですが、中村正直・後藤猛太郎・花井卓蔵という人は知りませんでしたね。)

ということで、折角乗ってきましたが、今からお悔やみに行かねばなりませんので、続きは明日・・・ということで。
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-01-15 18:04 | 歴史 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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