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毎年恒例十日恵比須にちらっとだけ商売繁盛を願う無神論
毎年恒例十日恵比須にちらっとだけ商売繁盛を願う無神論_e0027240_1195273.jpgこの連休、いかがお過ごしでしたでしょうか?
私は10日だけ、今年に入って初めての「完全オフ」で、毎年恒例、博多の商売繁盛の神様である十日恵比須に行ってきました。
(←人人人・・・の人の波です。特に今年は休日と重なったこともあり・・・。)

正月以来、運動らしい運動もしてなかったことから、毎日、家でゴロゴロしているガキを1匹連れて、片道一時間かけて歩いて行ってきました。

毎年恒例十日恵比須にちらっとだけ商売繁盛を願う無神論_e0027240_11215264.jpg←十日恵比須名物、名付けて、「十日笹」・・・!
植え込みの間から顔を出しているのはススキ・・・などではなく、お札が付いた笹です。

ここにお参りして、何か縁起物を買うと、1本笹に「十日恵比須」のお札が付いた物が付いてくるのですが、別に、おみくじを枝に結べば運気がアップする・・・などというようなものの類ではありませんで、先般からたびたび申し上げておりますように、軽薄とその場凌ぎでは日本一を自負する福岡人のこと、モラルも神罰も何のその、皆、帰りがけに、その場でその笹をそこら辺の植え込みに差していく・・・、つまり、直裁に言うところの「捨てて帰る」んです(笑)。

で、この十日恵比須の3~4日間に限り出現するのが、こういう風景である・・・と。
思わず、かつて、平和台球場で券を買うことなく、スタンドの外にある木に登って観戦する「白木鳥」を想起してしまいました(笑)。

毎年恒例十日恵比須にちらっとだけ商売繁盛を願う無神論_e0027240_1328411.jpg(←角度を変えてみると、こうです。奥には延々参拝のための行列が続いています。)

もっとも、私は以前から申し上げておりますように「風物詩」としての行事を大切にしているだけで、元々、神様よりも織田信長の方を信じている人間ですから、当然、参拝の行列に並ぶこともなく、適当なところでガキと二人、パンパンと手を叩いて帰ってきました(笑)。

ちなみに、司馬遼太郎さんの「太閤記」の一節だったと思いますが、織田家の部将時代の羽柴(豊臣)秀吉の宗教観について語ったものがあり、特に何と言うことのない部分だったのですが、私はなぜかとても印象に残っており・・・。

曰く、「秀吉にとって宗教とは、絶対にあり得ない話であるが、主君である織田信長が明日からどこかの宗教に入信する・・・と言い出したならば、たちどころに彼もその宗教に入るという類のものだったであろう」・・・と。
私が宗教の勧誘を受けたときにいつも言う一言です。
「俺に宗教に入れと言うのなら信長を入信させてよ。信長が入るというなら入るから。多分、俺を勧誘するよりもキリストを勧誘した方が早いと思うけどね」・・・と(笑)。
                                         平太独白

by heitaroh | 2010-01-12 08:09 | 地域 | Trackback | Comments(2)
Commented by しゅん at 2010-01-13 09:26 x
ひさしぶりです。明けましておめでとうございます。
そんなに信長好きなんですね。
信長教に入るほうが早いのでは。
Commented by heitaroh at 2010-01-13 11:07
<しゅんさん

お久しぶりです。
お元気そうで何よりです。

信長・・・好きですねぇ。
「人間は死んだらただのアミノ酸になる」
単純明快、それで良いじゃないですか(笑)。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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