人気ブログランキング | 話題のタグを見る


「坂の上の雲」での定見無き者は長じて読めの是非 前編
親愛なるアッティクスへ

「板の上の雲」・・・じゃなかったNHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」・・・ですが、見ている途中、家人がガキに「宿題もまだ終わってないのに!」・・・と言ってきた時の私の返事。
「構わん!世の中には宿題より大事なことがある!」・・・と(笑)。

秋山真之が真冬のの中、足袋を履いて外に出たら、兄、秋山好古が、「脱げ!」と一喝・・・。
私にも似たような経験がありますが一定時間だけ・・・なら良いんですが、冬の間ずっと・・・というのは結構、辛いんですよね。
さらに、真之が出かけようとしたら下駄の鼻緒が切れており、修理しようとしていたら、「何をぐずぐずしておる!朝はテキパキせい!裸足で行け!」とまたもや叱責の声・・・。
さすがに、私はこれは経験ありませんが、私の父が子供の頃の昭和初期の祖父の教育はまったくあのまんまだったようですよ。
父は生前、よく、「学校まで雪の中を裸足で行かされたときだけは、さすがに堪らんやった。ひーひー言いながら行った」と言ってましたから。

この点、現代の我が家は実に嘆かわしい限りでして・・・。
朝、うちのガキが友達を迎えに行かなくてはならないのに、こっちの準備が出来て無くて、向こうが誘いに来てくれて、さらにそれを待たせる・・・ということがあったもので、私が、「貴様!友達を待たせるとは何事だ!時間がないなら飯なんぞ食うな!さっさと行け!」と怒鳴ると、家人が「先に行ってもらって、ご飯をちゃんと食べてから行きなさい」・・・と。
「バカタレが!飯より約束の方が大事タイ!」と言うと、「納得できない。もう、アナタは子供たちが出かける時間には起きてこないで。かえって遅くなる」と・・・。
以来、私は朝はガキが在宅している時間は絶対に布団から出ないようにしております。
ということで、昨日、このドラマを見ているときは、甘やかし放題の我が家の現状が嘆かわしい限りでした。
ちなみに、劇中、渡辺 謙さんのナレーションは、「兄の指導は猛烈であった」などと言ってましたが、この辺は、司馬遼太郎先生も、当時の流行語であった「oh!モーレツ」を意識したのかな・・・という気もしないでもありませんでしたけどね(笑)。

で、私がこのドラマの中で、もっとも考えさせられたシーンが、兄、好古が、当時の最先端マスメディア「新聞」を弟の手からひったくり、びりびりに破いて一喝した際のセリフでした。
「新聞はおまえにはまだ早い!己の意見も持たない者が他人の意見を読むと害になるばかりだ!こんな物は長じてから読め!」・・・と。
確かに、今のネットなどに氾濫している短絡的な意見などを見ていると首肯せざるを得ないようなものを感じますが、その一方で、定見を養うためにはこのような物を見るしか無いわけで・・・。
その意味では、この点は、大きな矛盾をはらんでいるところなのでしょう。
もっとも、私自身、司馬文学にはまっていた学生時代は彼らと大差ないものでしたけどね。

ココから先は明日に続きます・・・。
                                         平太独白

by heitaroh | 2009-11-30 18:24 | 歴史 | Trackback(2) | Comments(6)
Commented by silku928 at 2009-12-01 00:44
こんばんは。
今宵のエントリー、最後まで楽しく拝見させていただきました。
この日は都合でリアルタイムでTV見ることできませんでしたが、
のちほどゆっくり録画で楽しみたいと思います。
坂の上...、私の故郷、伊予の、3人組を描いておりますのに、
実は、原作は、読んだことがないのです。
今回、華麗な?宣伝に動かされまして、
主人の本箱から原作引っ張り出して、今、少しずつ読んでる最中です.。
スペシャル、
3年にも及ぶロケ、放送のようですが、それだけでも壮大ですね。
平太郎様の感想も楽しみにしております。

ご飯も約束も大事だということが、よ~く伝わってまいりました(^^)。

Commented by ごま塩 at 2009-12-01 08:27
平太郎しぇんぱい、ご無沙汰しております。

「坂の上の雲」キャストよし、演出よし
出だしは上々ではないでしょうか。
ただ、NHKスペシャルドラマで(w、
どれだけ日清、日露戦争を描けるか
興味があるところです。

子どものいる家庭の朝、うちも似たようなものです。。
Commented by sakanoueno-kumo at 2009-12-01 15:07
私にとってこの第1話は、大変満足出来る作品でした。渡辺謙さんの「司馬節」は絶品。久石譲さんの音楽も素晴らしく、原作のイメージを損ねることのない仕上がりだったと思います。「天地人」でのフラストレーションが、この12月で解消されそうな予感です。
我が家には中3の受験生がおりますが、水曜日から実力テストだというのに、「このドラマは今後の人生のためにも見ておけ!」などと、非常に勝手な理屈で見させました(笑)。
Commented by heitaroh at 2009-12-01 16:25
<silku928さん

伊予のご出身でしたか。
Iyoはまだ16だから~♪・・・・失礼致しました(笑)。

私は、原作は大昔の学生時代に読んだのですが、当時の記憶では、それほど人が言うほどには面白くなかった印象があります。
ただ、今読んだら、また印象は違うのかも・・・とは思いますね。

ちなみに、日露戦争では日本一活躍したのは我が福岡県人です。
ここは譲れません(笑)。
Commented by heitaroh at 2009-12-01 16:31
<ごま塩さん

お久しぶりです。

実は、当方、あなたのも含め、他の人のブログは全部、「お気に入り」に入れていたのですが、過日、なぜか、「お気に入り」が丸ごと消えてしまいました。
以来、すべてわからなくなっておりました。
また、除かせて・・・、じゃなかった覗かせてもらいます。

仰るとおりで、日清日露を克明に描けるのなら、こちらが大河ドラマになっていたでしょうね。
Commented by heitaroh at 2009-12-01 16:47
< sakanoueno-kumoさん

昨日書き終わって、貴台様は当然、この件でUPしておられるだろうと思いましたので、すぐにTBしようと思ったら、まだ、更新されてませんでした。
もし、秋山兄が居たら、「何をやっとる!このようなときはテキパキせい!」と言われただろうと思います(>_<)ゝ(笑)。

仰るとおりで、最初から、こちらを大河ドラマにしておけばよかったんじゃないの~と。
まあ、色々と難しい問題もあるんでしょうけど。
もっとも、あれはあくまでドラマだと言うことは認識しておかねばならないでしょうけどね。
<< 「坂の上の雲」での定見無き者は... 万里の長城に佇む大統領にヒート... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
S M T W T F S
1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱「財閥」の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

令和7年 19世紀ロンドンと東京。「描きたかったのは猟奇ではない。悲惨である」。「女王陛下の十手持ち」出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
< sakanoueno..
by heitaroh at 11:21
< sakanoueno..
by heitaroh at 11:16
お説ごもっとも! 戦争は..
by sakanoueno-kumo at 10:50
ご無沙汰しておりました。..
by sakanoueno-kumo at 10:46
<sakanoueno..
by heitaroh at 18:10
ご無沙汰しております。 ..
by sakanoueno-kumo at 13:01
< hibiscus20..
by heitaroh at 18:09
継続は力、努力素晴らしい..
by hibiscus2025 at 19:25
sakanoueno-..
by heitaroh at 20:17
遅ればせながら20周年お..
by sakanoueno-kumo at 19:45
< hibiscus20..
by heitaroh at 11:57
今晩は!何とも女性にとっ..
by hibiscus2025 at 22:47
>sakanoueno-..
by heitaroh at 01:40
こんばんは。 今年は喪..
by sakanoueno-kumo at 22:12
> hibiscus20..
by heitaroh at 19:10
検索
タグ
(67)
(56)
(56)
(53)
(51)
(46)
(43)
(42)
(42)
(36)
(33)
(32)
(31)
(31)
(30)
(28)
(27)
(27)
(26)
(26)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(22)
(22)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(17)
(17)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(14)
(14)
(14)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2026年 01月
2025年 12月
2025年 11月
2025年 10月
2025年 09月
2025年 08月
2025年 07月
2025年 06月
2025年 05月
2025年 04月
2025年 03月
2025年 02月
2025年 01月
2024年 12月
2024年 11月
2024年 10月
2024年 09月
2024年 08月
2024年 07月
2024年 06月
2024年 05月
2024年 04月
2024年 03月
2024年 02月
2024年 01月
2023年 12月
2023年 11月
2023年 10月
2023年 09月
2023年 08月
2023年 07月
2023年 06月
2023年 05月
2023年 04月
2023年 03月
2023年 01月
2022年 12月
2022年 11月
2022年 10月
2022年 09月
2022年 08月
2022年 07月
2022年 06月
2022年 05月
2022年 04月
2022年 03月
2022年 02月
2022年 01月
2021年 12月
2021年 11月
2021年 10月
2021年 09月
2021年 08月
2021年 07月
2021年 06月
2021年 05月
2021年 04月
2021年 03月
2021年 02月
2021年 01月
2020年 12月
2020年 11月
2020年 10月
2020年 09月
2020年 08月
2020年 07月
2020年 06月
2020年 05月
2020年 04月
2020年 03月
2020年 02月
2020年 01月
2019年 12月
2019年 11月
2019年 10月
2019年 09月
2019年 08月
2019年 07月
2019年 06月
2019年 04月
2019年 03月
2019年 02月
2019年 01月
2018年 12月
2018年 11月
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧