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今さら虚しい気がする羽田・成田のハブ空港論議
親愛なるアッティクスへ

今さら虚しい気がする羽田・成田のハブ空港論議_e0027240_1533873.jpg実は、私、先頃、仁川国際空港へ行ってきたのですが、その折、一人で国際線のフライトボード(←)を見ていたところ、何だか、とても哀しい気持ちになりました。
「もう、成田はダメだな」と・・・。

で、思ったのですが、「であれば、韓国だ日本だと言ってないで、東アジアという視点から見れば、日本はハブ空港に限っては、いっそ、それを放棄し、仁川に一本化した方が良いのではないか」・・・と。

私が、そこまで思ったのは、このボードの中に、福岡空港はともかく、成田へは周航さえしていないはずの大分空港北九州空港の名前を見つけたからです。

私も、何度か、成田空港に行ったことがありますが、成田空港が想定しているのは関東近郊、もっと言うなら東京からの出発だけなんですよね。
つまり、成田までは来たければ自力で来い・・・、来た奴だけを乗せてやる・・・と。
だから、たとえば福岡空港から成田空港に行こうとしても、JAL、ANA併せてもわずかに一日5本程度しか出ておらず(おまけにこれがまた妙に時間が被っており実質は一日2~3本というところでしょうか。)、これでは国際線との乗り合わせが非常に悪く、5時間くらいの待ち時間になることはザラです。
(そのため多くは一旦、羽田まで移動して、羽田から帰ることになります。)
福岡空港でさえ、そんな具合ですから、ましてや他の地方空港は推して知るべし・・・というところでしょう。
対して、仁川へ乗り入れている日本の空港は関空・中部・成田を含め27・・・。
つまり、ご丁寧にも、地方にやたらと空港を作ってきたことが、成田の地方空港冷遇と相まって仁川の地位確立に貢献してしまった・・・と。
私が哀しくなった理由がおわかり頂けるでしょうか。

これでは、いくら羽田が充実しても、少なくとも九州から仁川への流れは変わらないでしょうし、それに、そもそも、福岡からへ向かうならともかく、へ向かうのに、どうして一旦、成田まで行かなければならないの?というのもかねてより釈然としないことだったわけで。
                                          平太独白
by heitaroh | 2009-10-17 18:01 | 時事問題 | Trackback | Comments(2)
Commented by hisako-baaba at 2009-10-20 06:02
TBありがとうございました。
私も森田知事の豹変に驚き、激しい怒りは芝居だったかと思いました。

仁川が出来てずいぶん経つのに、自民党は何も言わなかった?諦めちゃったのでしょうか?

歴史が好きなのでご本探してみます。

明治以後の歴史を、子供に教えないことに怒っております。アメリカと戦争したことも知らずに大人になる子さえいる。
昔話の語り手なので、チャンスがあれば戦争体験も語っています。
Commented by heitaroh at 2009-10-20 11:19
<hisako-baabaさん

こちらこそコメント有り難うございます。

確かに、森田知事のあの豹変ぶりはちと、苦笑ものでしたよね。

>明治以後の歴史を、子供に教えないことに怒っております。

我々の世代は、戦争体験がありませんし、その時代の当事者でもありませんから、真実という物は書物で読むか、人から聞くしかないのですが、今の若い人が明治以降の歴史を語るとき、随分、偏ってしまっているのが気になります。
何が真実で何が真実でないのか?
また、片方からだけの視点で見るのではなく、様々な角度で見ることを心がけるべきだと思っております。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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