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近視眼的優勝制度の盲点と名監督の定義
親愛なるアッティクスへ

プロ野球、パ・リーグも、昨日、ついに北海道日本ハム優勝しましたね。
違う球団を率いて優勝させた監督ということで梨田昌孝監督と並んで、過去の該当者が新聞に載ってましたが、同じく、巨人、西鉄、大洋と3球団を優勝に導いた智将・三原 脩翁の「違う球団を率いて優勝してこそ監督として一人前」という言葉を想起してしまいました。
その意味で、むしろ意外だったのが、広岡達郎氏は西武ではたった3回しか優勝してなかったんですね。
万年Bクラス球団ヤクルト初優勝させ、西武には移っては常勝西武の黄金時代を築いたことから、名監督の代名詞のように言われていた人だっただけに、西武ではもっと、優勝したものとばかり思ってました。
王 貞治氏だって、巨人で1回、福岡ソフトバンクで3回優勝してるわけで・・・。

さておき、我が、福岡ソフトバンクホークスは昨日も負けたことで、事実上の東北楽天の2位が決定したようですので、この後、クライマックスシリーズに突入するわけでしょうが、かねてより申し上げておりますように、私はこの制度の実施には絶対反対です。
以前から、これを他県の人に言うと、「ホークスが負けたから言っている」と言われ、なかなか、耳を貸してもらえなかったのですが、今年こそはリーグ優勝を逃したホークスに是非、日本一になってもらった上で、胸を張って「おかしいだろう!」と言いたいですね。
(ちと、難しいようですが・・・(笑)。)

特に、セ・リーグはリーグ優勝した巨人に12.5ゲーム差以上も付けられて2位・3位になったチームが、巨人に代わって日本シリーズに出る・・・なんてのは、どう考えても、おかしいんじゃないですか?
「とりあえず、盛り上がってるからいいじゃない」というのは、あまりにも近視眼的に過ぎると思います。
やはり、何事も原理原則堅持した上で、「盛り上がる」ことを考えるべきで、実際、私などは、ペナントレースを見に行く興味が薄れ、おかげで、今年は福岡ドームには一度しか足を運んでませんよ。
だって、上位3チームが決まってしまえば、クライマックス・シリーズだけ見ればいいわけで・・・。

それはさておき、私はふと、思ったことがあります。
数年前の改訂で、日本シリーズ進出を逃そうとも、リーグ優勝はペナントレース1位のチームということになってますよね。
そのため、一昨年の中日のようにセ・リーグの優勝は巨人でも、日本一になったのは中日という椿事(?)が起こったわけですが、この場合、もし、中日が日本一になっていなかったら、中日はどういう扱いになっていたんでしょうか?
単に、「リーグ2位球団」というだけでは、日本シリーズ進出球団というところまでは総称してないわけですし、「準日本一球団」ではリーグ優勝していないことまでは触れられてないわけですよね?
もしかして、「リーグ優勝球団代理日本シリーズ進出者」・・・???長い(笑)。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-10-07 08:27 | スポーツ | Trackback | Comments(2)
Commented by sakanoueno-kumo at 2009-10-09 10:22
私もクライマックスシリーズは反対のくちです。熱心な野球ファンは皆そう思っているのではないでしょうか?私はガチガチの阪神ファンで、今まさにタイガースはギリギリの3位争いを演じているわけですが、どこか冷めた目で見ています。実際は5割にも満たない成績で、これで日本一にでもなったら「ドッチラケ」ですよね。
しかし、興業的には今年のセ・リーグのような場合に最も生きる制度なんでしょうね。ジャイアンツの独走で、とっくに消化試合になっている筈のペナントレースなのですが、人気チームの阪神が3位争いをしてくれているおかげで、普段あまり客が入らない広島・横浜・ヤクルトなどの主催ゲームはかなりの阪神特需のようです。思うツボといったところでしょう。
クライマックスシリーズ制度が興業的に必要なのであれば、上位チームのアドバンテージを強化するなどペナントレースの価値を落とさないためのルール改正をしてほしいと常々思っています。下位チームは1回でも負けたら終わり・・・とか、それぐらいの差をつけてもいいんじゃないでしょうかね。
Commented by へいたらう(管理人) at 2009-10-09 15:48 x
< sakanoueno-kumoさん

確かに、今年のセ・リーグのような展開になると、クライマックスシリーズという制度は生きてくるのでしょうね。
しかし、逆に、0.5ゲーム差でデッドヒートを繰り返すような場合の興がそがれるのもまた事実だろうと思いますし、仰るように、もし、勝率5割を切っているチームが日本シリーズに出るようなことになった場合、それはあまりにも相手リーグの進出チームに失礼ですよ。
それに負けたら、あっちの優勝チームはこっちの負け越し球団より弱いということになるわけで・・・。

私も、プレーオフをどうしても導入するのであれば、昔のパ・リーグのように前期後期制であるとか、あるいは、セの1位とパの2位、パの1位とセの2位がタスキがけで戦い、上がってきたチーム同士が日本シリーズを戦う・・・などという形で、プレーオフ自体に「意義」を持たせるべきだと思います。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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