都市の実力
親愛なるアッティクスへ

訳あって、この忙しいのに野暮用で博多港付近まで行かされたのですが、そこにあったのはまごうことなき初夏の匂いでした。

e0027240_213557.jpg

私にとって、初夏の匂いに潮の香りが混じる・・・というのはなぜか、子供の頃の、遠い昔の郷愁なんですよ。
なぜ、そうなのかはわかりませんが、あるいは、小学生の頃、よく、父に連れられて自衛隊の軍艦に乗りに来てたときの記憶なのかもしれません。
もっとも、当時は軍艦なんかに乗せられても、興味はないし退屈なだけで、決して歓迎していたわけではありませんけどね(笑)。
ちなみに、私にとって、子供の頃の記憶という点では、決して、それほど好きだったわけでもなかったものの、なぜか、「バロム1」という当時の子供向け特撮番組なんですよ。
人の郷愁とは、まったく妙なもんですねぇ。

ところで、先日、全国の土地の路線価が発表されてましたよね。
実は、私にはかねてより、この地価という物に関する持論があります。
それすなわち、「都市の実力は地価最高額で見るのがもっとも適正である」・・・というものです。
今、都市を測る基準になっている物で代表的な物は何と言っても「人口」でしょうが、ただ、人口というものは、都市の実力を評価する上では極めて無理がある尺度なんですよ。
なぜなら、都市というのは、都市によって、面積がまちまちなわけで、となると、人口というものは、必ずしも行政が引いた境界の内側で納まっているものでもない・・・からです。

この点は、以前から申し上げておりますように、人口188万札幌市福岡市3.3倍、福岡市とほぼ同程度の人口を持つ京都市2.4倍もの面積があり(福岡市に札幌市と同じ面積を当てはめると200万人を超え、場所によっては250万人にも達するのだとか。)、また、同様のことは日本国内に限らず、上海市の人口は1850万人だそうですが、面積は東京埼玉を合わせたくらいあるそうで、東京と埼玉も合わせると1900万人を超えるわけで、人口というものが如何にあてにならない指標であるかということがおわかりいただけると思います。
(そもそも、他国は統計自体が結構、いい加減なような・・・(笑)。)

その点で、地価(1㎡当たり、単位千円)で見てみると、1位は当然、東京(31,200)としても2位はまだまだ大阪(9,040)であり、3位名古屋(7,280)、4位横浜(6,520)、5位福岡(5,480)・・・と続くわけで、私の実感としてはこれは極めて都市の実態に沿った数字の差であるように感じます。
ちなみに、ここからが少し差が開いて、6位京都(2,910)、7位札幌(2,760)、8位神戸(2,700)・・・と続くわけですが、この辺の数字も、私が訪れた限りでの各都市の実感と一致します。
もっとも、全くの私の主観ですから、比較する指標によっても一変するでしょうし、勝手な理屈だと言うことは先にお断りしておきますが、私的にはこれが都市を比較する上で、一番、しっくりくる数字だということです。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-07-06 00:01 | 地域 | Trackback | Comments(14)
トラックバックURL : https://heitaroh.exblog.jp/tb/10558605
トラックバックする(会員専用) [ヘルプ]
※このブログはトラックバック承認制を適用しています。 ブログの持ち主が承認するまでトラックバックは表示されません。
Commented by silku928 at 2009-07-06 00:10
こんばんは。蒸し暑い日が続きますね。
息子さん、あれ以来、釣りにはまっていらっしゃる?
私も先日、港に足を運んで、潮の香りを嗅ぎますと、
遠い昔の出来事があれこれ思い出され、何とも懐かしく..。
幼い頃の無意識の記憶の刷り込み?
う~ん、これも、年を重ねたってことでしょうか?

数字を拝見して、東京と大阪の差は、かなりあるようですね?
実は、大阪に住んでいましたとき、
大阪をすごい大都市と思っていましたが、
いざ、東京に来ますと、あらゆる場面でスケールの違いを実感!
大阪は、一地方都市だったのだわ..と実感したものです。

横浜と、福岡は、いい勝負!!ですね(^^ゞ。
Commented by ウララ里 at 2009-07-06 00:43 x
余り関係ありませんが、岡山県の南西部に里庄町という人口1万1千人程の小さな町があります。ここは小さな町の割にソコソコの企業も進出していて周辺の合併をよそに単独でやって行けるだけの健全財政を敷いていると聞いています。前の参議院選挙の時「姫の虎退治」で敗れた片山虎之介 元総務相の準地元でもあり、近隣にないようなクラシックホールや武道館、図書館等、建物は特に立派です。(道路や下水道等は惨憺たるものですが・・。) 以前、北海道の夕張市が財政破綻した時、何故か人口が同じ位という理由でこの里庄町が夕張の財政再建のモデル町として総務省から指定されたそうです。詰り夕張も里庄と同じ位の職員数で賄いなさいという訳です。役所が片山さんに気を使ったかどうかは知りませんが、人口は同じでも面積が実に62倍もある夕張が同じ職員でやって行ける筈もなく、相当の怒りを買ったようですね。それにしても近隣に大病院他多々施設の揃っている里庄と比較するというのは流石に机上の空論が得意な官僚とはいえ呆れてしまいます。
Commented by heitaroh at 2009-07-06 17:55
<silku928さん

蒸し暑いですねぇ。
昨日今日は特にそう感じます。
そちらは如何ですか?

この数字でも東京の圧倒的なのがおわかりいただけると思いますが、その意味では意外に小さいのが横浜です。
人口では大阪を抜き、第二の大都市なのに、大阪より凄い・・・とは感じなかったんですよね。
やはり、横浜はいくら人口が増えても、東京の住宅街という位置づけですから、あくまで、東京に依存している部分が大きいのでしょうね。
Commented by heitaroh at 2009-07-06 18:05
<ウララ里さん

そんな話があったんですか。
知りませんでした。
しかし、人口が同じでも面積が62倍という地域に、やみくもに同じ物を押しつけるというのはどうにも呆れた話ですねぇ。
それにしても、里庄というところがどういうところか知りませんが、大病院も含め、多々施設の揃っているということは、今時、結構、恵まれた環境にあると言って良いのではないでしょうか。
まあ、これからどうなるかわからないでしょうけどね。
片山さんも落ちたことだし・・・(笑)。

Commented by convenientF at 2009-07-08 02:26
こういう話に使われる人口というは日本国籍で住民登録をしている人の数ですか。それとも外国人の住民を含むのですか。

わたしが住む街にはインド、パキスタンを含むアジア人が大変多いのですが....
Commented by heitaroh at 2009-07-08 16:16
< convenientFさん

さあ、どうなんでしょうか。
はっきりとは知りませんが、外国人は含まないんじゃないでしょうかね。

東京は国際都市ですからねぇ。
Commented by ウララ里 at 2009-07-08 23:26 x
炭鉱の閉山で産業も殆ど無い上、寒冷地で学校や病院へ行くのも何十キロと離れている夕張と比較的温暖で災害も殆ど無く消防署さえ自前で持つ必要の無い面積62分の一の里庄を比較する事自体ナンセンスで夕張の人々が「我々に死ねという事か」と怒ったのも当然ですね。里庄は東に水島工業地帯を持つ倉敷市、西に旧日本鋼管(現JFE)を中心とする福山市という人口50万程度の中規模都市の間にあり、ベッドタウン化しつつありますが里庄にもそれなりの企業があるので財政自体は急激に悪化はしていないようです。ところが隣の笠岡市と浅口市が財政が悪く合併したくても出来ない事情があります。(笑) 病院も人口の割に多いと思いますが浅口市を挟んで東側にある倉敷市は田舎では考えられない程大きな病院が揃っていて、倉敷中央病院や川崎医科大学付属病院なんかはどちらも病床数が1100床以上あるそうです。評判は兎も角、川崎医科大なんかはドクターヘリは云うに及ばず全国で唯一、付属高校を持っているというから驚きです。何か詰まらない話を長々と申し訳ありません。ことろでバロム1というと超人バロム1のことですか?私はーそうですねナショナルキッドかな。(笑)
Commented by convenientF at 2009-07-09 11:19
>東京は国際都市ですからねぇ。

吹きだまりとも言います!
Commented by kimutin at 2009-07-09 14:22 x
ずいぶん前に犬丸徹三さんのことについて書いてありましたが、あの「一流と言われる会社にいる人が一流なのではない。一流の人間が働いている会社こそ一流なのである」という名言はどこで調べたのですか?
Commented by heitaroh at 2009-07-09 17:35
<convenientFさん

まあ、そこが良いところでしょう(笑)。
Commented by heitaroh at 2009-07-09 17:35
< kimutin さん

すいません。
覚えてないですね。
蔵書の中を探せばわかると思いますが、今、かなり多忙でして、早急にはご要望にはお応えできません。
日経新聞の私の履歴書か何かだったんじゃないでしょうか。
複数見たような気がしますよ。
Commented by heitaroh at 2009-07-09 17:49
<ウララ里さん

そうです。
超人バロム1です。
マンガは、さいとうたかをさんが書いてたんですよね。
最初はプロレスラーみたいな気色悪い超人だったそうです(笑)。
ちなみに、さすがに私はナショナルキッドや少年ジェットは見てませんねぇ。

で、本題ですが、倉敷も含め、岡山は随分、住みやすそうな印象ですね。
(すみません。先にバロム1に反応してしまいました(笑)。)
最初、県内で、ひとつの都市に一極集中させずに、岡山と倉敷という同規模の都市が並立していることが良い効果を生んでいるのかなと思いましたが、よく考えたら、福岡県も福岡と北九州があるのに、あまり、うまく行っているとはいえないことに気づきました(笑)。
Commented by ウララ里 at 2009-07-09 23:37 x
>倉敷も含め、岡山は随分、住みやすそうな印象ですね。
それがそうでもありません。今の知事も結構長いけれど前の長野さんが死ぬ程長く知事をやった所為もあってかチボリ公園を始めとする事業が軒並み失敗し県の財政は破綻寸前の有り様です。また、昔から教育県といわれる県にロクな県はありませんが、岡山も例外ではなく今では小学校でさえ多くの学校が低学年から学級崩壊していると聞いています。元凶の親子に横峰式保育でも受けさせたいですね。
Commented by heitaroh at 2009-07-10 17:54
<ウララ里さん

まあ、財政が悪いのはどこの自治体も一緒でしょうから(笑)。

>昔から教育県といわれる県にロクな県はありませんが、

何となく、想像付きますね。

<< 冬が文明と国家を作った NHK「JAPANデビュー」訴... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
ライフログ
最新のコメント
>sakanoueno..
by heitaroh at 18:12
不吉なことを言わないでく..
by sakanoueno-kumo at 01:51
>非公開コメントさん ..
by heitaroh at 13:46
> sakanoueno..
by heitaroh at 19:17
もう長いこと鹿児島には行..
by sakanoueno-kumo at 17:47
> sakanoueno..
by heitaroh at 15:40
わたしも、西郷より大久保..
by sakanoueno-kumo at 21:37
> sakanoueno..
by heitaroh at 11:36
おっしゃるとおりで、いま..
by sakanoueno-kumo at 20:42
>PPさん 遅くな..
by heitaroh at 19:48
虎の門ニュースで青山繁晴..
by PP at 00:31
> sakanoueno..
by heitaroh at 20:19
尊氏は、戦に負けたり劣勢..
by sakanoueno-kumo at 23:13
>非公開コメントさん ..
by heitaroh at 16:51
>非公開コメントさん ..
by heitaroh at 15:44
検索
タグ
(65)
(54)
(54)
(51)
(50)
(46)
(42)
(41)
(41)
(36)
(32)
(31)
(31)
(30)
(29)
(28)
(26)
(26)
(25)
(25)
(24)
(24)
(24)
(24)
(24)
(23)
(21)
(21)
(21)
(20)
(20)
(19)
(19)
(18)
(18)
(18)
(17)
(16)
(16)
(16)
(16)
(16)
(15)
(15)
(15)
(14)
(14)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(13)
(12)
(12)
(12)
(11)
(11)
(11)
(11)
(11)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(10)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
(9)
カテゴリ
以前の記事
2018年 10月
2018年 09月
2018年 08月
2018年 07月
2018年 06月
2018年 05月
2018年 04月
2018年 03月
2018年 02月
2018年 01月
2017年 12月
2017年 11月
2017年 09月
2017年 08月
2017年 07月
2017年 05月
2017年 04月
2017年 03月
2017年 02月
2017年 01月
2016年 12月
2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 08月
2016年 07月
2016年 06月
2016年 05月
2016年 04月
2016年 03月
2016年 02月
2016年 01月
2015年 12月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 12月
2014年 11月
2014年 10月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 05月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 12月
2013年 11月
2013年 10月
2013年 09月
2013年 08月
2013年 07月
2013年 06月
2013年 05月
2013年 04月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 12月
2012年 11月
2012年 10月
2012年 09月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 06月
2012年 05月
2012年 04月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 08月
2011年 07月
2011年 06月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月
2005年 12月
2005年 11月
2005年 10月
2005年 09月
2005年 08月
2005年 07月
2005年 06月
2005年 05月
2005年 04月
2005年 03月
最新のトラックバック
太平記を歩く。 その69..
from 坂の上のサインボード
太平記を歩く。 その68..
from 坂の上のサインボード
八犬傳(上・下)
from 天竺堂の本棚
2016年NHK大河ドラ..
from <徳島早苗の間>
明治日本の産業革命遺産の..
from 坂の上のサインボード
フォロー中のブログ
ブログパーツ
  • このブログに掲載されている写真・画像・イラストを無断で使用することを禁じます。
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧