親愛なるアッティクスへ
先日からの続きです。
NHKの「JAPANデビュー」という番組に対して捏造という批判が起きていることについて、私は、「事象という物は様々な角度から見ることが必要」、「そのためには日頃から訓練が必要」、「それには、たとえ、自分の考えとは相容れない物であっても、一応、俎上に載せて検討してみる、つまり、どんなくだらない異見でも否定しない」ということが大切である・・・ということを申し述べました。
(↑台湾の観光名所、
九份の風景ですね。)
そして、その一環として、
「ドラマスペシャル白洲次郎」という番組では、
白洲次郎という人を、
坂本龍馬同様、絵に描いたような・・・、
ケチの付けようがない素晴らしい人として描いてあることは大いに問題であり、もっと、
批判されるような
生身の部分についても描くべきだと。
(実際、白洲次郎と言えば、毅然と
マッカーサーにも文句を言ったということで、
「マッカーサーを叱った男」などと言われていますが、その日のマッカーサーの面会記録には白州の名は無いそうですね。)
その点で言えば、
小泉純一郎元総理などは、国民からの
人気も高かった反面、
批判も相当ありましたよね。
今、麻生内閣が発表した
「骨太の方針」が
財政再建を
放棄したという意味で
「骨抜きの方針」などと揶揄されてますが、でも、これって、散々、「
社会保障削減、弱者切り捨ては小泉政権の
大罪」・・・などと言ってきたことの裏返しなんじゃないですか?
一体、どっちなんだ・・・と(笑)。
(私に言わせれば、マスコミの姿勢こそ、「骨抜き」なんじゃないの?・・・と。)
特に、小泉批判は、マスコミと有識者と呼ばれる人たちに多かったように思いますが、私からすれば、それは彼ら、知識人を自認している人たちの嫉妬だったように思えて成りません。
彼らにすれば、
宮沢喜一元総理のような、そういう地位に就くべくして就いた人ならともかく、「あんなやつが」という想いがあったのではないでしょうか。
その点では、
田中角栄元総理なども然りだったかと。
もう一回くらい続きます。
平太独白