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ラスト・ハーレムにみる東西大奥事情
親愛なるアッティクスへ

連休中、当方は特にどこも出かけませんでしたが、一日だけ、ガキ連れて、福岡市近郊の山に登ってきました。
まあ、「登る」というよりも「散歩」という方が適切な程度の山でしたが、天気が良かったこともあって、それなりに眺めはよかったですねぇ。
e0027240_1493240.jpg

ただ、駐車場がどこも満車だったり、一時間待ちだったり・・・というのには辟易しましたけどね。

e0027240_1414460.jpgで、この連休中、録りだめしていた「ラスト・ハーレム」という映画を見ました。
題名の通り、オスマン・トルコ帝国崩壊時スルタン(皇帝)のハーレムを描いた作品ですが、映画自体は、テレビ用に短く縮めてしまったのか、とにかく、説明不足で展開がわかりにくい・・・ものの、日本の徳川幕府崩壊時大奥との対比という点では非常に興味深かったですね。
その上で、やはり、両者の一番の違いは、日本の大奥の場合は、皆、多かれ少なかれ、それなりの名門名家の出であったのに対し、ハーレムの場合は、そこにいる女性たちは皆、金で買われてきた奴隷だったことでしょう。

(すなわち、歴代スルタンの母親は、すべて、ロシア人ギリシャ人などの奴隷出身だったわけで、私も、このことは知ってましたが、確かに羨ましいと言えば羨ましい・・・、いや、じゃなくて、血が偏らなくて良いと言えばいいのでしょうが、何とも大胆なシステムですよねぇ・・・。)

従って、オスマン・トルコが崩壊して、革命軍がハーレムの扉をこじ開け、「もう、おまえたちは自由だ。どこへでも好きなところへ行くが良い」と言われても・・・。
皆、行く宛てがない人たちばかりであり、仕事もしたことがない、言うならば、自分でをとったことがない動物園の孔雀みたいなもので、身内が迎えに来てくれる人はまだしも、それが無い人たちは、結局、飢えを凌ぐために売春宿に行くか、スルタンのハーレムにいた女ということで見せ物にでもなるしかなく・・・。
まあ、もちろん、この映画がどの程度史実なのかはしりませんが、一応、その映画の中でも、去年の大河ドラマ「篤姫」のように、主人公はリーダーシップをとろうとするものの、現実は厳しく・・・と。
この点、日本の場合は、特に、幕末時に置いて、篤姫、和宮と二代続けて大奥のトップである将軍の正室は革命勢力の頂点の人だったわけで、ちょうど、革命軍を率いて宮城に迫る立場にいたという意味では、西郷隆盛に置ける篤姫のような人がムスタファ・ケマルにも居たならば、ハーレムの解放も、もう少し違う形で推移していたのかな・・・と思いますね。
                                        平太独白
by heitaroh | 2009-05-08 17:44 | 文学芸術 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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