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レスリングの競技除外に見るオリンピック招致丸投げのツケ
レスリングがオリンピックの競技から外されるとかで、最近、富みにマスコミを賑わせてますが、何だか論調を聞いていると、レスリングはまるで日本の物であるかのように聞こえる気がするのですが、それって、私だけでしょうか・・・。

で、この点で、想起するのが、常々、東京の誘致活動を見てて、いかにも不慣れだな・・・という感を持つことです。
前回の招致失敗の時もそうでしたが、他の国の招致団が大騒ぎでIOCの幹部らとハグしたりしている時に、日本はまじめにプレゼンだけをやってた姿を見て、「あ、本当にノウハウなんてまったく無いんだな」・・・と。

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先日、TVで、為末 大氏が「オリンピックにはメダル数争い以前の争いがある。IOCの会議に参加したことがあるが、黙っていたら、『ここに来て喋らないのは損だ』と言われたことがある。日本は謙虚さの仮面を外して臨むべきだ」というようなことを言っておられました。
やはり、昭和39年の東京オリンピック招致の時に、日本としては何もせず、フレッド和田夫妻に丸投げしていたことのツケが大きいんでしょうね。
対して、ソウル・オリンピック以来、独自に人脈とノウハウを築き上げ、テコンドー除外阻止に成功した韓国・・・。
何をか言わんや・・・でしょうか。

そういえば、以前、塩爺こと、塩川正十郎元大臣の講演を聞きに行ったことがあったのですが、その中で塩川氏は大阪の出身だけに、以前の大阪オリンピック招致のときは、票集めの為に各国をまわったりしたのだそうですね。
その際、アフリカのどこかの国に行って、「日本はこれだけおたくの国にはODAを使っているのだから、協力してくれ」と言ったら、「知らんぞ?それは前の政権に出してたんじゃないのか?俺たちは、前の政権と戦争して勝って政権を手に入れたんだぞ」と言われたとか。

まあ、それはまだ良いとしても、エジプトに行った際に、日本のODAで作られた病院に行ったら、日本とはどこにも書いてないのに、でかでかとユニオン・ジャックが飾ってあったそうで、文句を言ったら、「これ、日本で建てたの?知らない。今、イギリスが医師から設備から持ってきて運営してくれているから、皆、イギリスには感謝してるよ。」と言われたとか。
まあ、日本のODAの体たらくについては、噂には聞いてましたけど、もう少し何とかならないものですかね・・・。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-21 18:57 | スポーツ | Trackback | Comments(4)

三十年一昔で今頃見る世界の「おしん」 その3
先日の続きです。

「おしん」の劇中、終盤の部分で、乙羽信子演じる老年のおしんと渡瀬恒彦演じる老人とが、会話の中で、「豊かさに慣れてしまうと本当の幸せがわからないから不幸」と言うシーンが有りました。
曰く、「私たちは白いごはん1杯にも、コッペパン1つにも幸せになれた時があった」・・・と。
大正生まれの老漫画家、水木しげる翁も同じようなことを言ってましたね。
「今の人は自分は不幸だと嘆くけど、私に言わせれば幸せのレベルが高すぎるんじゃないか」・・・と。
悲惨な戦場の中で隻腕となりながらも帰還を果たした人だけに「生きていられるだけで幸せ」という言葉には何とも説得力があります。

この点で、「世界全体が幸福にならないかぎりは、 個人の幸福はありえない」とは宮沢賢治の言葉だそうですが、人は生まれながらの幸福を最低限の幸福としてとらえる生き物であるとすれば、世界全体が幸福になるためには、世界大戦などで一斉に世界中で幸福のハードルが下げられる必要があるといえるのでしょうか・・・。
で、このおしんの会話ですが、実はその前段には、「子どもや孫らが贅沢な暮らしをしているのを見ていると、一度、どん底に落ちてみるのも悪いことではない」という台詞がありました。
おしんが言う「孫」とは、紛れもなく、当時、大学生だった私の世代でして、当時は、こう言われると、すぐに「そんなの知るかよ!」と反発してましたが、ところが、これは今、私が自分の家族に思うことでもあるんですよ。

思えば、私の世代は、おしん放送終了と同時に大学を卒業し、社会に出たものの、何年も経たないうちにバブルに踊り、バブル崩壊後は、世の中が悪いと嘆いては、ただただ右往左往するばかりで萎縮していくに任せていたわけじゃないですか。
つまり、おしんに指摘されてた通りの事態であり、これで息子たちの世代に対し、果たして「無気力」「ゆとり」「草食」などと批判する資格があるのか・・・と。
結局、日本を今のような状況にしてしまったのは他ならぬ我々の世代なんじゃないか・・・と。

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とういうことで、このシリーズ、これまでと致したいと思うのですが、実は画像はすべて、ある共通点を持ってました。
まあ、地元以外、わかるはずもないことでしょうが、成年期のおしんの舞台となった佐賀県の物でした。
放送当時、佐賀県の回では嫁姑の確執が描かれたことから、「県のイメージダウンになる」とNHK佐賀放送局に抗議の電話が殺到したとか・・・。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-16 18:15 | 社会全般 | Trackback | Comments(4)

三十年一昔で今頃見る世界の「おしん」 その2
昨日の続きです。

その「おしん」ですが、実は、全部、まともに見たんじゃ時間的に無理だろうという考えから・・・、本心を言えば、まあ、それほど熱心に見る必要も無いだろうという安易な考えから・・・、当初から総集編を録画しておりました。
ところが、それでも1本1時間半が4本ですから、全部見てたら6時間かかるわけで、6時間はさすがにそれは連休中でもまともに見るのは無理があるな・・・と思い、当初は、結構、早送りで見ておりました。
(確かに、幼少期も、成年期も、理不尽なまでのおしんの苦労が描かれてましたが、正直言って、その辺は、「もう十分聞いてるから」という思いもあり・・・。)

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おしんと言えば、年代ごとに3人の女優で演じられたものの、当時、事実上、子役の小林綾子ちゃんの代名詞になっていたように記憶しておりますから、やはり最初の方が一番、見せ場なのでしょうが、ところが、案に相違して、私が一切、早送り無しで見てしまったのは乙羽信子さんが演じた最後の1本の部分でした。

昨日も申しましたとおり、おしんは設定では明治34年(1901年)生まれ・・・ですが、実はこの年は20世紀の始まりの年であり、つまり、おしんは昭和天皇と同年ということになるわけです。
まあ、この辺は意図的に設定されたわけではないのでしょうが、いささか象徴的なような気がします。
(昭和天皇も当時、このドラマを視聴していたらしく、「ああいう具合に国民が苦しんでいたとは知らなかった」と述べたという話も聞いたことがあります。少し、出来すぎてるような気もしますが。)
ちなみに、老年を演じた乙羽信子さんは大正13年(1924年)生まれで、この時、60歳、おしんよりは随分、若かったわけですね。

で、当時はまだ、祖父母は健在だったのですが、ある時、このドラマを見ながら、明治生まれの祖父が、傍らに居た大正生まれの祖母と戦前生まれの母に対し、「お良く見ておけ!昔のおなごは、こげん苦労したとぞ。おまえたちはまだ苦労が足りん」・・・と(笑)。
私からすれば、我々の世代ならともかく、戦前生まれの母もまあ、ともかくとして、大正初め生まれの祖母はあんまり変わらんだろう・・・と苦笑した記憶がありますが、祖父から見れば明治生まれの苦労はもっと凄まじかった・・・という思いがあったのでしょうねぇ。
だから、近所にいる同世代の従姉のお婆ちゃんとは同志的な思いが共有された・・・と。

明日に続きます。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-14 18:14 | 文学芸術 | Trackback | Comments(0)

三十年一昔で今頃見る世界の「おしん」 その1
この連休中、撮り溜めしていたNHKドラマ「おしん」を見ました。
これが放送された当時、私はまだ大学生、殆ど見た記憶はないんですが、当時は、「オシンドローム」などという言葉を生み出す一大ブームになり、さらには、世界各国でも感動と称賛の嵐をもたらしたといわれる作品だけに常々、一度、きちんと見ておきたい・・・と思ってました。
ちなみに、ご存知ない世代の方の為に少し説明いたしますと、「おしん」とは、昭和58年(1983年)4月4日から翌昭和59年3月31日まで放送されていたNHK連続テレビ小説で、少女期を小林綾子、青春・成年期を田中裕子、中年から老年期を乙羽信子が演じ、平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%のテレビドラマ最高視聴率記録を樹立、さらに世界66か国や地域で放送され、特に、アジア、中東で根強い人気を誇るというドラマです。

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おしんは設定では、明治34年(1901年)生まれとなっており、世代的には私の祖父と同世代・・・ということになります。
おしんの出身である山形県と、私の祖父の福岡県の違いはあったにしても、また、男女の違いはあったにしても、そこに映し出される風景はおそらく祖父が見てきた世界と大きく違ってはいないんだろうなと思います。
で、ラストシーンで渡瀬恒彦演じる老人が、「私たちが死んでしまったら小作民運動弾圧で苦しんだ人間がいたことなど忘れられてしまう」と言うと、乙羽信子さんのおしんも「奉公の辛さ戦争の残酷さは話では残っていても痛みがわかる人はいなくなってしまう」と語る部分がありました。
二人にはおそらく、同じ時代を生きてきた・・・という同志的な感情があったんでしょうね。

そういえば、祖父の存命中、近所に住んでた祖父の従姉のお婆ちゃんが毎日のように我が家に来てたのを思い出しました。
いつも、何を話すわけでもなく、ただ、来て帰っていくだけで、祖父の方もごく当然のような感じで接していましたが、でも、近所で親戚とはいえ別に姉弟ってわけでもないのに、毎日のように来てたのを見て、「この婆さん、何しに来てるのかな・・・」と思ってましたよ。
でも、思えば、同じ地域で生まれ、共に、同じ十代にして親元から離され、遠く博多の養家と婚家に出され、同じ地域で生きてきたわけで、他の人にはわからない同志的な結びつきがあったんでしょうね。

明日に続く。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-13 18:02 | 文学芸術 | Trackback | Comments(0)

人は鬼にも人にもなる変幻自在の生き物。
世の中には、「人を見たら鬼と思え」ということわざがありますよね。
ところが、一方で、「渡る世間に鬼はなし」という言葉もある・・・、では、果たしてこれはどちらが正しいのか・・・といえば、答えは、おそらく、どちらも正解なのでしょう。
これには、2つの考え方があると思います。
まず、一つは人間社会とは善人ばかりで構成されているわけでも、悪人ばかりで構成されているわけでもない・・・ということですね。

よく、「東京人は都会を鼻にかけかけているから嫌いだ!」などという声を聞きますが、だからと言って、東京人すべてが、そんなに感じ悪い人ばかりでもないでしょう。
同じ事は、外国人にもいえるわけで、よく私は、「何国人は悪い!」という人に対して、「それは何人が悪いんじゃなくて、そいつが悪いんだ。日本人にだって嫌なやつはいるだろう・・・」と言います。

2つ目が、人によって善人悪人に分けるのではなく、同じ人が善人にも悪人にもなる・・・ということです。
昔、手塚治虫の作品に「どろろ」という戦国時代を舞台にした妖怪マンガがありましたが、この中で一つ、印象に残るシーンがあります。
「雷火犬」という、読んで字の如くを操る犬の妖怪の話なのですが、主人公・百鬼丸はこの妖怪を倒すべく闘いを挑むも、逆に雷に弾き飛ばされ、道端で意識を失う・・・とそこへ、一人の村人が通りかかり、「行き倒れか、若いのに気の毒になぁ」と言って手を合わせた後、「どれ、遺品は有難く、おらがもらっといてやるからな」と言い、身ぐるみを剥ごうとする・・・。
そこへ、急に百鬼丸が息を吹き返したことから、驚いた村人は、少しバツの悪そうな顔をしながらも、生きてるとわかった後は村で懇切に介抱してくれる・・・。

この、死体の身ぐるみを剥ごうとしたのも、親切に介抱してくれたのも同じ人なんですよね。
他の人だったら、生きてるとわかったところで、どうせ動けないんだし、誰も見てないんだから、そのまま身ぐるみを剥ぐかもしれないし、場合よってはいっそ殺してしまったかもしれません。
それをしなかったということはこの村人は基本的に善人だったのでしょうが、それでも、もし、「借金の返済に追われている」など、ほんの少し、条件が違っていたら、この人も鬼になることに、大して躊躇はなかったように思えるんですよね。
もちろん、これはフィクションでしょうが、全くの絵空事だとも言い切ることもできないように思えます。
あるいは、手塚が生きた戦後の日本の姿であったのでしょうか・・・。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-09 07:08 | 思想哲学 | Trackback | Comments(0)

第二次安倍政権40日に門外漢なりのアベノミクス その3
昨日の続きです。

アベノミクスは、ご承知の通り、「大胆な金融政策」、「機動的な財政政策」、「民間投資を喚起する成長戦略」の3つを基本方針としてますが、具体的には、2%のインフレ目標、円高是正と並んで、日本銀行の買いオペレーションによる建設国債引き取りと、そして、国土強靱化の為と称する大規模な公共投資が挙げられてましたよね。
日銀の建設国債引き取りは、効果があるのか無いのか以前に、かなり禁じ手のような気がしておりますので、今回限りとなることを祈るばかりですが、問題はその先にある公共事業です。
これは東日本大震災の災害復興や、山梨県の中央自動車道、笹子トンネルなどのようなメンテナンスに向かうのであれば致し方無いと思いますが、景気回復の為の手段と考えているのであれば、残念ながらその効果は薄いと言わざるを得ません。

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まず、昨日も申しましたように、かつて、自民党政権は「自分の任期中だけの景気回復」を狙い、住宅も含めた箱物の建築を推進して来ましたが、これは一つには建設業界という物は驚くほどに裾野が広いということがあり、その為、建物が一軒建つとゼネコンなどの元請けは元より、電気、設備、ガス、土木、鉄筋、建具、大工、左官とこれに関わる職種が多く、さらに必要によってはそれらの下に二次、三次下請けさえも存在し、それらが、それぞれに部品や材料を買うことを考えれば建材屋メーカーも潤うわけです。
そればかりか、新しく住宅を建てた人は「せっかく新しい家に入るんだから、合わせて家電も買い換えよう」となることから、景気の拡大にダイレクトに役だっていたわけですね。

確かに、昭和40年代の高度成長期まではそれで良かったんでしょう。
しかし、その後、プラザ合意後の円高により構図が大きく違って来ました。
今は、新しく新築工事を請けて、ベニヤ板を発注しても、それが作られているのは中国で、原産地は東南アジアだったりします。
さらに言えば、工事現場で働いている作業員でさえも外国人だったりするわけで、テレビもかつてはソニー東芝日立松下だったのが、(GEフィリップスなんて見たことなかったですよね。)今は、普通に、サムソンだったりします。
つまり、かつては流した金は大半が国内で還流してたのが、今はそうではないわけで、言うならば、底に穴があいたバケツに水を注いでいるようなものだと思います。
従って、老朽化対策など必要な所に必要な工事を行うということはやむを得ないとしても、景気刺激策としては考えるのは適当ではない・・・と。
一応、安倍晋三首相はそうではないと言っておられますので、そうであって欲しいと願ってやまない次第ではありますが・・・。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-06 07:54 | 政治 | Trackback | Comments(0)

第二次安倍政権40日に門外漢なりのアベノミクス その2
昨日の続きです。

少し、順不同ながら、アベノミクスが掲げる2%というインフレターゲット・・・ですが、私が危惧するのはプラザ合意の時の日本政府の姿です。
あの時、竹下登蔵相(現財務相)が円高を容認したものの、その後、日本政府の思惑をはるかに超えた円高が進んでしまい、国内からの悲鳴に慌てて行き過ぎを戻そうとしても制御不能になってしまいましたよね。
つまり、本当にああいう物は政権が思うように統御できるものなのか・・・ということです。
もちろん、円高とインフレはまったく別の次元の話ですから同じ俎上に上げて考えるのは適当ではありませんし、何より、私はこの問題はまったくの門外漢ですから、それ以上、詳しいことはわかりません。

ただ、その上で、その前提となるデフレについて言えば、多少、思うことがあります。
デフレについての詳細な観測は専門家に譲るとして、私が思うのはそもそも、それ以前にインフレを誘導すること自体、少し無理があるのではないか・・・ということです。
というのも、日本の場合、物価の少なからぬ部分はまだ土地本位制が経済の基盤として根強いように感じているからです。

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まず、地価を形成する要素は「この場所が欲しい」ということを別にすれば、少なからぬ部分が「そこに建物を建てた時に得られるであろう賃料」です。
ところが、自民党政権時代、殆どの政権が「とりあえず、自分の任期中だけ景気が良くなれば良い」で、もっとも手っ取り早い建築促進策を後押ししてきたことから、建物は日本中、明らかな供給過剰となっており、となれば、実需を大きく上回る空室が現実に存在している以上、賃料は低迷せざるを得ないわけですね。
この点は、特に、外資系出店や起業要素に乏しい「地方」では既存建物がある程度の老朽化を迎え、築年数という点で競争力を持つようになるまでは、まず新規の着工が軌道に乗り始めることは期待できないでしょう。

無論、円安の進行と共に耐久消費財の値段が大きく上昇することはあるでしょうが、それでも、その一端であるはずの不動産価格の上昇はあまり期待できないことを思えば、下手をするとインフレとデフレの同時進行の可能性もあるように思えるわけです。
不動産価格だけ低迷したままでの物価上昇というものが、具体的にどういう事態となるのかは私にはわかりませんが、健全な物価上昇にはならないように思えるんですよ。

明日に続きます。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-05 07:51 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(0)

第二次安倍政権40日に門外漢なりのアベノミクス その1
 
   「梅の香に 鶯色が 興を添え」 梁庵平太

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今朝、家を出ようとしたら、傍らの蝋梅ウグイスもどき(?)が戯れておりました。
花の香に誘われてやってきたのでしょうが、思わず、春の足音が近づきつつあることを実感しましたね。

ということで、第二次安倍政権がスタートして今日で40日でもあり、私なりに少し述べてみたいと思います。
まず、なぜ、今頃言うか・・・と申しますと、私は前回の政権担当時、安倍晋三という人に対しては、決して高い評価を与えていなかったことがあります。
その辺は下の「安倍晋三」と書かれたタグをクリックしていただくとわかると思いますが、はっきり言って、「オレがやったほうがマシだ」と思った唯一の政権でした。
もっともそれは、安倍さん自身の資質の問題云々というよりは、駆け足で、満足な経験も無いのに総理にしてしまった小泉純一郎前総理(当時)のミスだと思います。
(やはり、総理になろうという人は、外務、財務、経産などの主要閣僚のポストに党三役の一つくらいは経験しておくべきでしょう。小泉さん自身、主要閣僚の経験はないものの、厚生・郵政の大臣時代の経験は大きかったようですしね。)

で、その後、野党になってからも果たして満足な野党経験があったように思えない安倍さんが、どの程度、政治家として成熟したのか・・・、それを見る為の期間が40日だったわけです。
結論から言えば、今回の政権は随分、まともになっているな・・・とは思いますよ。
ただ、その、安倍政権が打ち出したいわゆるアベノミクスについてはいささか、危うい感じがしております。
私はもとより門外漢ではありますが、ある意味、現場に近い分、少し感じているところもありますので、敢えて、蛮勇を奮い起こして触れてみたいと思います。

まず、円安デフレの問題ですが、ガソリン一つとっても、今の円高の状態でこの金額ですから、迂闊な形で円安が進行することは大変なことになりますよ。
それに、円安になったからといって、ダイレクトに国内に雇用が戻ってくると考えるのも少し早計でしょう。
企業は海外に拠点を移す時点でそれなりの覚悟で設備投資しているでしょうし、国内に戻すにしても円安基調が完全に定着したと見極める期間もかなり必要でしょうから、仮に戻るとしても決定までには年単位でかかるでしょう。
それに、国際競争が激しい以上、国内に戻ったからといって、それだけで賃金が上がるとも思えません。
(雇用が増えても、3Kや低賃金の仕事をやりたがらないという傾向も変わらないでしょう。)
となれば、賃金は増えずに物価だけ上がる・・・という最悪の事態にもなりかねないわけですね。

まあ、この辺まではそう思うのは私だけではないでしょうから、私なりの蛮勇は明日に持ち越しのココロだ~です。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-04 18:43 | 政治 | Trackback | Comments(2)

園田隆二監督辞任にみる女性のことは女性にの論理
柔道女子の国内トップ選手15人が、園田隆二代表監督やコーチから暴力パワーハラスメントを受けたと告発した問題で、園田監督が辞意を表明した・・・という報道が流れたかと思っていたら、今度はそれに追い打ちを掛けるように、泥酔していた教え子の大学女子柔道部員に乱暴したとして、準強姦罪に問われたアテネ、北京両五輪の柔道金メダリストの内柴正人被告に懲役5年の実刑判決が下されたとか。
私はかねてから、女子バレーボールなどもそうですが、「なぜ、日本の女子の代表監督は男性ばかりなんだろう・・・」と疑問に思ってましたよ。

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まあ、女子サッカーのように歴史が浅い競技は、今の時点では「強化」ということを考えれば、やむを得ないとしても、女子バレーボールなどは東京オリンピック以来、むしろ、男子以上に実績がある人がいたわけで、それなのにどうして歴代監督は男性ばかりなんだろう・・・と。
三屋裕子さんや中田久美さん、吉原知子さんなどがやってもいいんじゃないの・・・と。
昔は女性は結婚出産ということがあったのかもしれませんが、今はそれほど気にする必要もないでしょうし、あるいは報酬の問題などという外野からは窺い知れない事情もあるのかもしれません。
それでも、男性ばかりというのはおかしいですよ。

特に、体と体を直接、合わせることになる柔道やレスリングなどは男性が監督をやるのは無理があるんじゃないですか?
園田監督は「日頃より、選手に対して信頼関係をもってやっていこうと考えていたが、15人の選手が(告発文を)出したということで、一方的な信頼関係だった」と言ったそうですが、現実には目には見えないけど、女性は女性だけの世界というのがあり、そもそもが男性がそこに口を出すのは難しいんですよ。

以前、誰だったか自民党の代議士が言ってましたが、「講演会を作る際、男性の場合は会長、副会長、書記を置いて1つの講演会で良いが、女性の場合は5人から10人単位の小さな講演会をいくつも作らなければならない」そうです。
そこら辺がわかってないと大変なことになるそうで、おそらく、これは良い悪いではなく、男女間に厳然として存在する世界観の違いなのでしょう。

この点、元バレーボール代表監督の柳本晶一氏は直接、選手に言うのではなく、大ベテランだった吉原知子さんを介して言っていたと言いますが、男性がどうしても女性ばかりの集団の長になる場合は最低限、こういう措置が必要だと思います。

親愛なるアッティクスへ
                                         平太独白
by heitaroh | 2013-02-01 12:31 | 時事問題 | Trackback | Comments(2)


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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