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息も絶え絶えの祝!四周年記念 その2 福岡人的食始
親愛なるアッティクスへ

今回はとってつけたように私のルーツ的食文化についてですが、博多と言えば、多くの方が、まず、「豚骨ラーメン」「辛子明太子」「もつ鍋」などを思い浮かべられるようで、従って、福岡人は皆、子供の頃からそれらを食って育った・・・と思われているようですが、実は、私が初めて、店で豚骨ラーメンを食ったのは中学一年のとき・・・です。
それまでは、私の周りでは、ラーメンよりはうどんの方が一般的で、特に私はうどんが好きでしたので、どこか店で食べようか・・・というときはうどん屋か、それがないときは、ラーメンではなく、むしろ、チャンポンでしたね。
もっとも、初めて食べた記憶にあるラーメンは小学校低学年くらいのときに食べた非豚骨系インスタントラーメンです。
特に、そのちょっと後に出た「チャルメラ」を初めて食ったときには、そのあまりの美味さに母と二人で顔を見合わせましたよ。

息も絶え絶えの祝!四周年記念 その2 福岡人的食始_e0027240_102144.jpgその後、中学一年の時に、近所の兄ちゃんに「ラーメン食いに行こうぜ」と言われ、「えー、ラーメン?ラーメンだったら家でも食えるだろう。せっかくなら、うどんの方が」と思いながらも連れて行かれた先が博多駅の地下に今もある、この(←)ラーメン屋
これまた、最初食ったとき、その美味さに驚きました。
「えー、店のラーメンってこんなに美味いんだぁ」と。

次に、私が始めて辛子明太子を食べたのは高校生くらいのときです。
(もっとも、うちの父は、私が子供の頃から、よく、ご飯のおかずに食べてましたが、ただ、それは、辛子明太子ではなく、普通のたらこでしたけどね。)
当時、まだ若かったですから朝は眠く、寝ぼけた胃では食が進まず、かといって、遅刻など絶対に許されない家庭でしたから、毎朝、父の罵声を浴び地獄でしたよ(笑)。
それが、ある日、おかずにあった辛子明太(博多では、元々、明太子と書いてめんたいこと言わず、めんたいと言ってました。)を食ったところ、その辛さに、ご飯があっという間に進み・・・、以来、当家では毎日、朝の食卓には辛子明太が並ぶようになりました。
(今では、うちの子供たちなどは幼い頃から普通に食べてますけどね。)

最後に、もつ鍋ですが、私が初めて、もつ鍋を食べたのはこれまた平成に入ってから・・・で、27~28歳のことです。
当時、勤めていた会社の同僚らから連れて行かれたのが初めて・・・で、これまた、内心、「えー、もつ鍋かよ・・・」と思いながらも、渋々、付いていったところ、「何だ、ホルモン鍋じゃないか」と。
それまでも、街には、「もつ鍋」の看板はありましたが、それほど、メジャーな物ではなく、むしろ、私が子供の頃のごちそうは「とんちゃん」と呼ばれていた、いわゆる、「ホルモン焼き」で、すなわち、ホルモン自体は子供の頃から馴染みがあった・・・と。

つまり、これらすべて、福岡人にとっては、原型となった物は早くから家庭の中にあったんでしょうが、馴染みあるものになったのは割と最近ですね。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-03-27 07:56 | その他 | Trackback | Comments(2)
Commented by yu16-o at 2009-03-27 18:52
そうなんですね。

政治・経済・庶民の生活、何にしてもマスコミの記事を鵜呑みに
するのは危険ですね。
視聴率・購読数しか頭にないから。

芸能については、どうなのでしょうか?

それでは、また来ますので、よろしくです。
Commented by heitaroh at 2009-03-28 13:25
< yu16-oさん

そうなんですよね。
マスコミにしても、もっと、主張がばらけていいと思うんですよね。
増税にしても、北朝鮮にしても・・・。
それが消費者に売れるようなものになりがちというのが問題なわけで。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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