自我自賛 2
親愛なるアッティクスへ

昨日の続きです。

昨日も申しましたように、人間、誰しも自我という物を持ってますよね。
本来、人は他人から指図はされたくないし、特に、それが自分が自信を持っていること、自画自賛するようなことでならなおさらです。
この点で、実は、私には、ある経験があります。

以前、平太郎独白録 : 経営統合にみる人間とは指図されることが嫌いな生き物でも言ったことですが、昔いたある会社で、私が唯一の業務経験者だった部署がありました。
私は別に責任者でも何でもなかったのですが、上司から言われて、他の同僚らに色々と教えてあげる形になったのですが、ところが、何を教えてあげても、彼らは、「そんなことしたら・・・」とか、「出来るはずがない」、「そんなバカなことを」などと、とにかく、ネガティブな反応ばかり・・・。
中には、ムリヤリ、欠点をあげつらっているようなものさえありました。
こうなると、詰まるところ、いくら懇切丁寧に教えてあげても、彼らが受け入れることはないんですね。
つまり、人間というものは、本質的に、人から指図されることが嫌いな生き物なんだと・・・。
いくら有益な指導でも、それを本心から受け入れさせる為には、本人が壁にぶつかっているか、そいつが考え出したことにするかしないと、ダメなんですね。

その意味では、昨日も申しましたように、「前を向け!」と言われれば、黙って、前を向けるアスリートというのは、指導者からすれば、大変、有り難いわけですよ。
これは、革新技術の導入という点では圧倒的に有利ですが、しかし、一方で、コーチが言っていることが正しいとばかりは限らない・・・。
昔、プロ野球のコーチの中には選手をいじくり廻して、結局、ダメにしてしまうコーチもいたとかで、大成した選手は多くが頑として自説を曲げなかった選手だと言われていました。
昨今では、野茂英雄投手やイチロー、少し前では、落合博満選手などがその代表でしょうか。

特に落合さんは、新人時代、当時の山内和弘監督から、あの「独特の打ち方を直せ」と散々言われて、「仰ることはわかりましたけど、もう、結構ですから」と言ったところ、山内監督の在任中はずっと、二軍暮らしを余儀なくされたとか。
かといって、山内監督という人物も、決して、無能な人物などではなく、現役時代は、「打撃の職人」、「シュート打ちの名人」と呼ばれ、その確たる打撃理論はコーチとなってからも、掛布雅之選手を始め、幾多の名選手を育て上げたことでも知られています。
それほどの人を持ってしても・・・、いや、それほどの人だからこそ、自分の枠にはめようとすることがあると言えるのでしょう。
その意味では、自我をなくすべきか、なくさざるべきか・・・、難しいところだと思います。
石川 遼くんの素直さが、「武器」でもあり、「不安要因」でもあるといったのはこの部分のことでした。

続きはいずれ続く・・・と思いますが未定です(笑)。
平太独白
by heitaroh | 2008-05-27 08:19 | スポーツ | Trackback | Comments(6)
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Commented by kazu at 2008-05-27 19:26 x
石川遼君のコースでの振る舞いやインタビュー等を見聞きしていて痛々しさを私は感じます。去年たまたま運良く勝ったことから世界が一変して、さわやかさを一面に出して非常に素直な姿を誰にでも見せていますよね。でもまだ16歳の子供なんだからもっと喜怒哀楽を出してもいいのでは。このままでは周りにつぶされそうな気がして心配です。まあ、周りのプロゴルファーの中であまり品のある人は見当たりませんけど(ジャンボなんとかさんなんか最たるものだと思います)。将来青木さんみたいにいい意味でふてぶてしいけど味のあるゴルファーになって欲しいなと思います。
Commented by へいたらう at 2008-05-28 10:38 x
<kazuさん

確かに。
まあ、遼くんの場合は、しっかりしたお父さんが付いておられるから、妙なことにはならないとは思いますが、子供が大金を稼ぐようになると、親がおかしくなるときがありますからね・・・。

私的には、すぐに、「王子、王子」と呼びたがる、昨今の風潮には如何なものか・・・と思いますが、これも、時代の要求なのでしょうか。
(60年代の若いアスリートたちには、江夏、堀内、池永、尾崎など、「さわやかさ」とはほど遠いキャラクターがもてはやされたようですが、あれはあれで、あの時代の欲求だったのでしょう。)
Commented by 芙蓉 at 2008-05-29 12:28 x
こんにちは。そろそろ、九州は梅雨入りでしょうか?

我が家にも男子(息子)が二人おりますが、
遼君が颯爽とゴルフ界に登場してきたとき、
あまりの爽やかさ、素直さには、ホント、驚きました。
(我が家とは、大違い!)
さぞ、育て方が良かったのであろう..と(^^♪。

>その意味では、自我をなくすべきか、なくさざるべきか・
>遼くんの素直さが、「武器」でもあり、「不安要因」で

確かに、私もあの爽やかスマイルを見て同じ様なことを感じました。
もしかしたら、これから、プロの世界に入って、壁に当たって、
彼の本物の自我が芽生えてくるのかもしれませんね。
(こだわり・頑固・勝気なところもありそうですし・笑)

いづれにしましても、男子ゴルフ界の新風、
大いに期待したいと思っています。
女性のファンも増えたみたいですし!(^^)!
Commented by heitaroh at 2008-05-29 13:24
< 芙蓉さん

沖縄は梅雨入りしたみたいですが、九州はまだみたいですね。
もっとも、昨日は豪雨みたいだったようですが・・・。

自我という点では、今日、昼食のついでに行ったスポーツショップで、遼くんと対極にあるであろうものを見かけました。
星一徹のTシャツです。
思わず、あの星一徹の理不尽なまでの頑迷さに、涙が出そうになりました(笑)。
昔は、ああいう親父を怨んだもんですが・・・。

・・・ちなみに、星一徹はご存じですよね?
Commented by 芙蓉 at 2008-05-30 09:19 x
>・・・ちなみに、星一徹はご存じですよね?

もちろん!!
あの時間は、夕食前(後)の、ゴールデン・タイムでした。
「火の玉ノック」「ちゃぶ台返し」..どれもこれも、ああ、懐かしい..♪。

父親の夢(自分が果たせなかった夢)を、どこか、息子に託す..。
エゴ、と言い切れない、何だか、分かるような気も。
Commented by へいたらう at 2008-05-30 13:55 x
< 芙蓉さん

おお!やはり、ご存じでしたか!(笑)。

もっとも、星一徹も見ている分にはいいのでしょうが、実際に、ああいう親父が居るとなると・・・(笑)。
うちは、祖父も親父もあんな感じでしたので、当時は、大嫌いでしたが、あんなのも、絶滅危惧種となってしまうと、あれはあれで、寂しいものがあります・・・。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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