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創って欲しいな稲尾賞
親愛なるアッティクスへ

福岡ドームスーパーボックス、ついに、今年一杯で廃止だそうですね。
跡は一般席に改造されるのだとか・・・。
まあ、さもありなんでしょうか。
発想自体が、完全にバブルの発想でしたし・・・。
でも、これで、他球場並みに4万人を超える収容能力を持つことが出来るわけで、後は、問題はホークスがそれに相応しいゲームをしてくれるか・・・でしょうか。

ところで、先日、日本人初のメジャーリーガーとして知られる、マッシー村上こと、村上雅則氏が、新聞に記事を寄せておられたのを、たまたま、見るともなしに見たのですが、そこには、「球界は昨年、逝去された稲尾和久氏の功績に対し、稲尾賞を設けるべきだ」という旨のことが書いてありました。
・・・実は、これこそは、私が中学生の頃(昭和50年頃)から思ってきたことのひとつでした。

まず、既存の、投手の活躍を賞する賞としては、伝説の大投手、沢村栄治投手の名前を冠した「沢村賞」というものがありますが、私が中学生当時は、これは、セ・リーグの投手だけが受賞の対象で、パ・リーグの投手はいくら素晴らしい成績を残しても、その対象とはなりませんでした。
(沢村賞とは、元々、昭和22年(1947年)、巨人の御用雑誌・「熱球」一企画として始まったものであったことから、昭和25年(1950年)の2リーグ分裂後は巨人が所属するセ・リーグの選手だけが対象だったのだとか。ちなみに、パ・リーグの選手にも対象が拡大されたのは平成元年(1989年)から・・・。)
というわけで、当時、「だったら、パ・リーグはパ・リーグで何か独自に賞を設けろよ・・・」と言いたかったわけで、であれば、パ・リーグの投手で賞に名前を冠するとしたら、今後、永遠に破られることはないであろう、シーズン42勝5年連続30勝を挙げた、元西鉄ライオンズ投手・稲尾和久氏の「稲尾賞」しかないだろう・・・と思ったわけです。

創って欲しいな稲尾賞_e0027240_1311072.jpg

(↑かつての西鉄ライオンズの聖地、平和台球場の現在、正面に見える風景を隣に残る平和台陸上競技場から撮った画像です。私が中学時代には、毎年、ここで体育祭をやってたんですけどね。)

で、沢村賞が、沢村栄治投手のような「先発完投型の本格派投手」が選考対象であることを考えれば、稲尾賞は、鉄腕と呼ばれた稲尾和久投手に鑑み、投球回数登板試合数著しい成績を残した者を賞すべきではないか・・・と。
ちなみに、昭36年(1961年)、稲尾さんが42勝挙げた年のデータを挙げておきますと、
「78試合登板 25完投 7完封 42勝 14敗 勝率.750 投球回数404
308被安打 22被本塁打 72与四球 6与死球 3暴投 353奪三振 防御率1.69」となっております。

で、今、福岡ソフトバンクホークスの新人、大場翔太投手が投げているときに、アナウンサーが「平成の鉄腕」連呼するのですが、これには、私的には、どうしても抵抗があります。
「あんた、何試合投げたの?」って・・・。

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by heitaroh | 2008-05-07 00:28 | スポーツ | Trackback | Comments(8)
Commented by Kazu at 2008-05-07 19:11 x
稲尾賞いいですね。でも上に述べておられる数字をみると、該当者なしの年が続きそうです。だって、78試合登板して勝ち負けがついたのが56試合ですよね。昨年の場合、該当しそうなのは阪神の中継ぎ・ホールドの久保田ですが、投球機会は多くても回数は恥ずかしくなる数字です。こう思うと稲尾さんが偉大すぎますね。亡父が好きだった南海にも杉浦という名ピッチャーが居ましたが見劣りするんでしょうね。太く短く、神様・仏様・稲尾様ですか。
Commented by D-KID at 2008-05-07 22:31 x
そうすると該当しそうな投手陣はファイターズ・武田久、タイガース・藤川辺りでしょうか。

毎年の選出ではなくても数年連続15勝以上の先発投手、30セーブ以上の抑え投手、40ホールドの中継ぎ投手という基準線はどうでしょうか?

杉浦賞はマスターズリーグの最優秀救援投手賞として制定されているようですね。
Commented by へいたらう at 2008-05-08 10:55 x
< Kazu さん

いえいえ、それはその年の最高の登板数、投球回数・・・ということでいいのではないでしょうか?
沢村賞だって、沢村栄治と同じ数字を残しているわけではないですからね・・・。

ただ、仰るとおり、この賞を作ると、受賞者はリリーフ投手ばかりになってしまうでしょうね。
だから、沢村賞が、おおまかな選考基準を提示した上で「選考委員の話し合い」という極めて曖昧なもので決まるように、稲尾賞も、そういう形で良いのではないでしょうか。

ちなみに、稲尾さんの場合、この年、勝敗と別に現在で言うところのセーブも13セーブ(?)くらいあったそうですよ。
Commented by へいたらう at 2008-05-08 10:59 x
<D-KID さん

いえいえ、ホークスの酷使されている中継ぎ投手陣にも可能性があるでしょう(笑)。
王さん、毎年、新人を一人ずつ潰しているもんなー・・・。

基準線は、「登板数もしくは投球回数に著しい活躍があった者」ということで、後は、選考委員の判断に任せて良いのではないでしょうか?

杉浦賞というのがあるんですか?
でも、最優秀投手というならわかるけど、先発完投型の投手だった杉浦氏がなぜ、救援投手賞?
Commented by D-KID at 2008-05-08 22:45 x
『杉浦賞』は杉浦さんが過去の連投により血行障害になって、その後短いイニングを終盤に投げるようになり、実質的に日本球界初のクローザーとして地位を築いた事から当該賞が設けられたようです。

確かに一人ずつ潰しているかも…
Commented by へいたらう at 2008-05-09 10:09 x
< D-KID さん

へー、あの人がクローザーの最初だったんですか。
巨人の宮田や南海の佐藤などが最初かと思ってました。

今年は久米ですね・・・。
Commented by にゃんこ at 2008-09-02 02:28 x
俺も大賛成です!沢村賞の対象がセ・リーグの投手だけだったのはおかしいです。パ・リーグの偉大なる投手稲尾さんが沢村賞が貰えないのは腹立たしい事です。ならばそれ以上に名誉な事で稲尾賞というのは普通にありだと思います!
Commented by heitaroh at 2008-09-02 09:39
<にゃんこさん

コメント有り難うございます。

稲尾さんは歴史上の人物に成られたのを知ってますか?
近日中にUPしようと思っていたのですが、NHKの歴史番組で採り上げられるんですよ(笑)。
でも、それ以外に、あの人をもっと、きちんと正当な評価がされる何かがあってもよかったのかなと思いますけどね。
<< 豊田式「物は考え方」 鑑真和上入寂の日に想う偉人と奇... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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