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原則論を軽んじるがゆえの三権分立の現実!
親愛なるアッティクスへ

原則論を軽んじるがゆえの三権分立の現実!_e0027240_11501540.jpg今朝は3時に起きましたので、今ごろは白河夜船です。
眠くって、考えはさっぱりまとまりません。
で、適当にお茶を濁します(笑)。

(←佐賀県の鏡山山頂よりの夕景。なんか、日本の原風景残り香のようなものが・・・。)

以前、誰だったが、外交を専門にする学者の方の著書で、「原則があって外交上手というのはイギリスくらいで、アメリカを始め殆どの国が原則があって外交下手というものである。対して、原則が無くて外交上手というのはタイくらいで、原則が無くて外交下手というのは哀しいかな日本くらい」という記述を目にしたことがあります。
当時、この「原則」という意味が、イマイチ、わからず、しばらく考えた後に、「あ、哲学ということか」と思い当たったので、この話を知己にしたところ、「いや、それは哲学とは少し違う。あくまで原則なんだよ」ということを言われました。

そこで、この話は私の中で課題として残っていたのですが、その後、しばらく時が流れ、ようやく、愚鈍な私にも、「哲学」と「原則」の違いについて思い至ることできました。
確かに、言われたとおり、ここで使われていた「原則」は、あくまで、「原則」であり、「哲学」というのとは、少し、違いましたね。
身の不明が慚愧に堪えませんでしたが、それからまた、長ーい年月が流れ、その違いは・・・忘れました(笑)。
ただ、「哲学」と「原則」が違うものだということだけ、形骸的に頭に残っております。

その上で・・・、そもそも、この国の政治家全般には原理原則というものが無さ過ぎると思います。
以前、東京都の石原慎太郎都知事が、「都内のホテル・旅館などの宿泊施設に課税する。イヤなら東京に来るな!」と言ったことがありましたが、旅行者から都民の為の税金を取ろうなどと言い出すこと自体、見識を疑います。
それでは、都民には負担は少なく、都知事としては万々歳でしょうが、こういうのは、たとえ、役人からそういう意見が出ても、都知事が「いや、都の財政が厳しいのはよくわかっているが、都民税金は都民が負担するべきだよ。旅行者から都の税金をもらうわけにはいかない」と言って、原則論で歯止めをかけなければならないものだと思います。
石原都知事としては、とりあえず、自分の実績さえ上がればいいという考えでしょうが、大体が原理原則論を持たないという点では、日本の政治家一般に当てはまることのようです。

年金国債宗教・・・etc。
み~んな入口の段階で原則論を盾にストップをかけておけば容易だったものを、時の政権が自分たちの今現在に有利だから・・・と、安易に導入した結果、今となってはもう、誰も止められない・・・そう言うものが多すぎるようにも思えます。
今や現代の真の三権分立の三権とは、行政・立法・司法ではなく、マスコミ官僚宗教ではないかと思っています。
                            平太独白
by heitaroh | 2008-03-15 08:42 | 政治 | Trackback | Comments(2)
Commented by branchope at 2008-03-15 21:51
こんにちは。
こんな風景を見るとホッとしますね。
どんなに街が近代化しようと、心の中ではきっとこういう風景を求めている気がします。

政治の話には全く疎い私ですが、新銀行東京の話を聞くと
つくづく、東京都民でなくてよかった・・・と思う今日この頃です(笑)
Commented by へいたらう at 2008-03-16 11:33 x
< branchopeさん

まったくですね。
ちなみに、大分県にある日本で唯一現存する荘園はご存じですか?
ここ以外は、日本の農地というのはすべて、戦後、トラクターが入るように四角に整地されてしまっており、本当のかつての里山の風景というのは(段々畑は別にして)見られないんだそうですね。
一度、大分の荘園に行ってみたいとは思っているのですが。

東京都民ではないですが、人工島という巨額の不良債権を抱える福岡市民も似たようなもんですよ(笑)。
<< 豊田泰光のチェンジアップ人生論... 山本浩二選手と広島カープの昭和... >>


国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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