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薩英戦争にみる外交交渉と学習効果。
親愛なるアッティクスへ

おはようゴンザレス。
私は学びました。
日本酒を二人で一升以上飲むと記憶がなくなる・・・ということを。

はい、昨日は、島原雑煮食って、ホテル日航のバーに行ったところまでは記憶があるのですが、気がつくと、某所にて転がっておりました。
べろんべろんです。

薩英戦争にみる外交交渉と学習効果。_e0027240_12533212.jpgで、今日は何の日か?
41年間続いた博多駅のターミナルデパート、博多井筒屋閉店日なんですね。
で、行ってきました。
私としては、5歳の時から、目の前にあったわけですから、それなりに思い入れはあります。
昔はコンビニなんてなかったですから、日曜はオフィス街「死の町」でしたので、何かあると、買い物は井筒屋に行かなければなりませんでした。

(←大昔の写真だそうです。最終日ということで飾ってありました。まだ、市内電車が写ってますね・・・。確か、昭和48年と書いてあったような・・・。何せ、脳みそ働いてませんから。)

で、以前、昭和46年放送の「天皇の世紀」という幕末モノのテレビを見ました。
私もケーブルテレビで、初めてその存在を知りましたが、ドラマと言うには、かなり、実証的なノンフィクションに近いやつでした。
今回は薩英戦争のところでしたが、ああいうのを見て、血が騒がなかったら男子に非ずですね。
(女性の皆さん、失礼!見なかったことに!(笑)。)

負けたはずの薩摩側代表団が、世界に冠たる外交上手大英帝国を和平交渉でアフアフ言わせるのは痛快でしたよ!
イギリス側もそれまでの「善処します。」ばかりのあやふやな幕府役人とはまったく違う、言いたいことは言うし、何だったらもう一戦やるか!の気迫にタジタジになりながらも、逆にこんな卑屈でないアジア人がいるということに、新鮮な驚きを隠さない。
さらに、そんな態度を取りながら、薩摩側は一転、賠償金の支払いに応じると言いだし、「?!」と思っているイギリス側に「ただし!条件がある!」って、世界に君臨する大英帝国相手に極東の小国の一公国条件をつけるって・・・。
で、その条件とは「薩英戦争のときの主力艦クラスの軍艦を買いたい。」って、それを聞いたときのイギリス側は目が白黒してましたよ!
まさに、「愉快痛快奇々怪々」でした。
で、最後にイギリス側が「あなた方はそんな最新鋭の軍艦を購入して一体どうするつもりなんですか?」と聞いたら、薩摩代表はしれーっと、「そりゃあ、もう一度、イギリスと戦争するつもりでごわす。」と答えて、これには海千山千のイギリス側代表団も思わず吹き出して、「しぇいくはんど」でごわした。
薩摩藩、恐るべし!
こんな和平交渉できる日本人がいたなんて・・・。
「東シナ海ガス田」交渉も、もう少し、がんばって欲しい物です。

いやあ、年甲斐もなく、血が騒いでしまいました。

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by heitaroh | 2007-03-31 08:33 | 歴史 | Trackback | Comments(10)
Commented by D-KID at 2007-03-31 21:43 x
おぉ島原雑煮ですか、現地で言う具雑煮ですかね?
そうそう福岡市内でも路面電車が走っていたんですね、車体の雰囲気は懐かしい感じがしますが長崎ではあの手の古い車両が今でも現役バリバリで走ってますよね。おかげで?万年黒字経営(^^)

なかなか熱くて面白そうなドラマですね、どこかで観ること出来ないかなぁ?出演者はどなただったんですか?
Commented by 怪w。 at 2007-04-01 10:39 x
48年と言えば。。。

僕はまだ。。オカンのお腹の中でした。。。www

「天皇の世紀」見たいです。。。www
Commented by へいたらう at 2007-04-01 13:22 x
<D-KID さん

市内電車は、確か、私が高校生の頃まで走っていました。昭和53年かな。

ちなみに、島原雑煮と長崎雑煮は同じなんですか?
言われてみれば、久留米雑煮と博多雑煮は違うはずですよね・・・。
今まで、考えたこと無かったですね。

このドラマ、毎回、登場人物は違ったんですよ。
原田芳雄が吉田松陰を演じたときは、ワイルドな松陰でしたよ(笑)。
Commented by へいたらう at 2007-04-01 13:24 x
<怪w。さん

確か、DVDに録画していたと思うので、今度、見においで(笑)。
だって、何話もあるから、全部見てたら、結構な時間になっちゃいます。
一升飲みながら見ましょう(笑)。
Commented by D-KID at 2007-04-01 22:46 x
おそらく島原と長崎で雑煮の中身は異なるんではないでしょうか?

一般的に島原具雑煮は魚は穴子の白焼き、長崎の(実家で食す)雑煮は鰤の切り身ですし、何より具が10種類ぐらい入る事と土鍋で炊き上げるのが具雑煮の特徴ではないでしょうか?

確か島原城下、姫松屋というお店が名が知れたところだったと思います。(実際3,4度足を運んだことがあります)
Commented by へいたらう at 2007-04-02 10:31 x
< D-KID さん

島原雑煮って、それ自体がブランドなんですね・・・。
島原は、小学校の修学旅行以来行ってませんので、今度、行ってみたいと思います。
Commented by Count_Basie_Band at 2007-04-03 16:49
>「そりゃあ、もう一度、イギリスと戦争するつもりでごわす。」

これぐらいの「外交芸」(私の造語)、誰かやって見せてくれよ!
Commented by へいたらう at 2007-04-03 19:18 x
<Count_Basie_Bandさん

まったくですね。
詰まるところ、外交とは気迫なのでしょうか・・・。
Commented by Count_Basie_Band at 2007-04-04 10:10
むかし、何かの交渉で河野一郎がソ連に押しかけ、話し合いが膠着状態になったときにクレムリンの会議机をひっくり返して一気に解決に持っていったことがありました。

国際会議ではいつも温和しい日本人がやったので効果があったのでしょう。
六カ国協議で、いつも踏ん反り返っているアイツに水の入ったコップを投げつけると何かが進むかもしれないと思うんですけどね...
Commented by へいたらう at 2007-04-04 11:16 x
< Count_Basie_Bandさん

日ソ漁業交渉ですね。
そういう意味では、河野という政治家は、やはり、本来の政治家の仕事をしたと思いますが、ただ、あの当時のクレムリンで、本当にそれをやるのは、勇気がいったでしょうね。

あの人にコップを投げつけると、進展するかもしれないけど、誰かに言いつけそうですね(笑)。

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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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