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踊り場で踊る日本経済と星の流れに~♪身を占う!
数年前、ラジオの番組の中で、とある老人が、バーで、「星の流れに 身を占って~♪ 何処をねぐらの 今日の宿 すさむ心で いるのじゃないが~♪ 泣けて涙も 涸れ果てた~♪ こんな女に誰がした~♪」という歌を聴き、「戦後のあの時代、皆が生きていくのに、なりふり構っていられなかった。街には失業者があふれ、ものすごいインフレが街をおそった・・・」と呟くというシーンをやっていました。
菊池章子という人が歌った終戦直後の流行歌、「星の流れに」という歌の一節ですが(なぜか私も知ってます。)、当時を知る人は、この歌の歌詞を口ずさんだだけで泣けてくるとさえ言われている、時代を表した名曲だそうです。
(ちなみに、2番は「煙草ふかして 口笛吹いて 当もない夜の さすらいに 人は見返る わが身は細る 街の灯影の わびしさよ こんな女に誰がした」で、3番は、「飢えて今頃 妹はどこに 一目逢いたい お母さん ルージュ哀しや 唇かめば 闇の夜風も 泣いて吹く わびしさよ こんな女に誰がした」だそうです。何をかいわんや・・・ですね。)

ところで、公示地価が高騰しているというニュースを聞きました。
福岡市内でも、地価の高騰は、尋常じゃないですよ。
景気回復どころか、いよいよもって、バブルの様相を呈してきましたね。
バーの老人じゃないですが、バブル崩壊後の深刻な不況を知る身としては・・・。
で、その景気ですが、いつまでも踊り場の上で踊っているようで、なかなか、実感がないのですが、一方で日本の所得格差はしっかりと大きく開きつつあるようです。

その意味では、今、日本人は国民投票を行い、「国際競争力を持ち、格差を容認するアメリカ型社会」なのか、「有能な人材は海外にことごとく流出し、国際競争力は無くなり、長い不況に見舞われるけど、これまでのような一億総中流社会」なのか」・・・を選択するべきときにきているのではないでしょうか?
終身雇用制度は崩れたと言いながら、日本の場合、労働法であるとか、雇用慣習などは従来のままであることが多く、どっちでもいいから、いい加減、どちらかに決めてくれと言いたいです。

その上で、不況と言えば、 私はかつてサラリーマン時代、会社の倒産していく過程を間近で見れたという、大変いい経験(皮肉ではなく)をさせてもらいました。
(船が沈みかけても、まだ一等船室にしがみつく奴。自分の失敗を認めることをせず、兵隊にすべておしつけ撤退ではなく転進などと言い張る奴。日本人は、太平洋戦争の教訓を全く理解していないとしか思えません。)
そこで、つくづく思ったのは、「企業は不景気になったから倒産するのではない」と言うことです。
即ち、不景気になって倒産する企業というのは、好景気のうちに倒産している企業なのであり、ただ、それが表面化していなかっただけであると思います。
好景気のうちは給料もいいし、不満も余り、表面化しないけれども、一旦それが不景気なってくると、様々な問題点が一斉に吹き出して来る・・・。
そして、好景気のうちなら対処できたような問題が・・・となるのでしょうが、実際には、この期に及んでも・・・というのが、哀しいかな現実のようですね。

おっと、時間切れです。
ビコース、今日は、プロ野球パ・リーグ開幕ですから、テレビの視聴率UPに貢献しなければなりません(笑)。
やはり、今年のホークスは楽しみですね。
昨年も、WBCの感動の余波で、どうしても、開幕戦を見に行きたくなり、何とか、行ってきましたが、今年の開幕戦も楽しみです。
ま、今日は雨が降ってるし、それに、明日は行くからいいかな・・・と。
                       平太独白

by heitaroh | 2007-03-24 08:24 | 経済・マネジメント | Trackback | Comments(2)
Commented by D-KID at 2007-03-24 22:56 x
まさしくバブル一歩手前(もう片足は突っ込んでたりするかも)の地価の上がり方ですね。

クルマ業界でも『格差社会』は顕著になって来ているようですね。ニーズがあるのは安価な軽自動車と外車(ないしは匹敵する国産高級車)で、両極化が現れてきているという話題を耳にします。
某T社系の高級車ディーラーが設置されたのが自動車のバブリー志向を如実に物語っているのでは、と思います。

“日本人は太平洋戦争の教訓を全く理解していない”ってのは至極納得できますね、特に『不況からは脱した』という大本営発表で好景気をアピールしたいお上の言葉とか(^^;
かく言う自分も振り返ってみたらそうかもしれませんが…
Commented by へいたらう at 2007-03-26 14:01 x
<D-KID さん

東京はともかく、福岡なんて、実需でいけばたかが知れているわけですから、その意味では、土地の上がり方は明らかにバブルですよ。

バブルの時も、シーマに代表されるような高級志向がありましたが、問題は、それが、いつまで続くのか・・・でしょうか。

バブル崩壊後に繰り返された、「不況は脱した」という大本営発表には、あきれ返ってましたよ。
誰も信じてなかったし。

あれじゃあ、本当に景気回復したときに、狼少年になっちゃって、信じてもらえないだろうと。
ああいうのは、「不況を脱したのかな?」と考えているときに、宣言するから、効き目があるわけで、ただ、やみくもに、自分の任期中だけ、景気が回復すればいいや・・・で、乱発したのでは、何をかいわんやでしょう。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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