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WBC、世界一に想ったアストロ球団のひたむきさに昭和を見た!
親愛なるアッティクスへ

昨日の、WBC(国別対抗野球)、決勝戦の瞬間最高視聴率は56%だったそうですね!
当方も、未だ、興奮さめやらずです(笑)。
でも、これって、ケーブルテレビ視聴率は入ってるんですか?
私なんか、最初から最後までケーブルテレビで見てましたから、実際はもっといってるんじゃないでしょうか?

少し前に、アストロ球団という、昭和47年頃のマンガを実写版にしたドラマをやってましたが、覚えておられますでしょうか?
平太郎独白録 アストロ球団にみる、「男ってどうにも単純因果な稼業」・・・の巻。でも述べさせて頂きましたが、最初、「有り得ねー!」って感じで、殆ど、少林サッカーを見るような目で見ていたのですが、段々、その非合理的な練習方法や精神力というものを見ているうちに、無条件で感動して来ちゃいまして・・・。
で、それをみていてつくづく思ったのが、「今の日本人は妙にお利口さんになってしまったな。」と・・・。

戦時中の見事なまでの精神主義への反動なのか、あの時代の持っていた、泥臭い、「がむしゃらさ」というものが、見事なまでに身の回りから消えてしまっていることに気が付きました。
「巨人の星」では、年端もいかない子供に大リーグボール養成ギブスなんてのを、飯を食うときにさえ付けさせてたし、「男ドアホウ甲子園」は、鉄の球を投げて、肩を鍛えてたし・・・。
今、そんなことをしたら、二昔前の言葉で言うところの、ナンセンス・・・ってやつですよね。
「ちゃんと、ストレッチしなきゃ、危ないよ。」なんて言われたりして・・・(笑)。

でも、我々が子供の時代は、それを何の抵抗もなく見てましたよ。
理屈じゃないんだみたいな・・・。
思えば、私も、亡父などから、「精神力!」などと言われるたびに、反発していたものです。

先日も書きましたが、今回のWBCでの一番のターニングポイントとなったのは、日韓戦での、あの多村レフト・ファールグランドへの大飛球フェンスに当たりながらもキャッチした、あの、余りにも泥臭いファインプレーではなかったでしょうか。
韓国側の余りにも綺麗な・・・、スマートな守備の前に、なかなか、点が取れず、また、このまま、過去二回と同じになるんじゃないか・・・という重苦しい雰囲気が出てきたところでの、多村の、あの、韓国守備陣とは違う、泥臭い、がむしゃらな好守・・・。
これで、日本ナインは気づいたんじゃないでしょうか。
理屈じゃない、がむしゃらさを・・・。

しっかし、あの多村のプレーで、皆、気づいたんじゃないですか。
昨日のキューバ戦でも、ヒザに爆弾を抱えている松中は浅い犠牲フライで懸命に走ってましたし、エラーをした川崎も怪我を恐れずに本塁突入してましたよね。
がむしゃらさは、ひたむきさに繋がる。
結論・・・。
「怪我をしないようにプレーをするのがプロではなく、怪我をするかもしれないようなプレーで怪我しないのがプロ」

パ・リーグのセ・リーグへの吸収合併問題、選手の年俸高騰問題・・・等々、ファンサービスの充実云々以前に、プロの選手は、すべてはこの原点を忘れていたのではないでしょうか。
                                    平太独白
by heitaroh | 2006-03-22 08:51 | スポーツ | Trackback(3) | Comments(6)
Tracked from めんそーれ(いらっしゃい.. at 2006-03-23 12:45
タイトル : 春の選抜高校野球
いよいよ高校野球が始まりましたね。 インターネットと携帯で、すぐにその様子が手に取るようにわかるようになって便利!!... more
Tracked from 月収100万円アフィリエ.. at 2006-03-24 01:10
タイトル : 春の甲子園 選抜高校野球大会が開幕!
春の甲子園 選抜高校野球大会が開幕!... more
Tracked from やっぱり無線がしたい!+ at 2006-03-25 18:11
タイトル : 祝 王ジャパンWBC優勝!
勝ちましたねぇ王ジャパン。手に汗握って見ました。 子供の頃、少年野球やってて、ア... more
Commented by at 2006-03-22 14:34 x
忙しさにかまけご無沙汰しておりました。
俊です。私も思います。
今の日本人は失敗を恐れすぎではないのかな?
考えすぎるあまり言い訳だけうまくなっているような・・・


日本人の特徴である欠点を補うという考え方は
もう過去の遺物かもしれません。

長所を伸ばすということを短所を補う努力はしなくていいと
取り違えているような・・・

しかし今回のことでわかるのですが、
WBCのなかで選手の随所に現れた泥臭いプレーが
ひたむきさが、日本を感動の渦に巻き込み、
愛国心に目覚めさせたのではないですかね。

次は国民がバトンを受け取る番ですね。
Commented by へいたらう at 2006-03-22 18:45 x
>俊さん

忙しいのはいいことですよ。
小人閑居して悪事を為す・・・ですから(爆!)。

しっかし、さすが、俊さん、良いこと言いますねぇ!
その通りですよ。
国民も、何か、想うところがあったんじゃないですか・・・。

第一、今までの、日本人の小ぎれいなスタイルって、本来の日本人らしくないですよ。
うちの死んだ親父などは、私が「色弱だから細かい色はわからない・・・。」と言ったら、「貴様!精神力で治せ!」って言いましたからね(笑)。
Commented by ジンマーマン at 2006-03-22 23:43 x
日本のプロ野球選手は(一部選手を除いて)甲子園へ出る出ないに関わらず「高校野球」が染み付いていると思うんですね。私などはいいチーム、いい試合をしたチームには必ずその遠景に「高校野球」を見てしまいます(笑)。「Yakyu」という単語も英語のボキャブラリーに入りそうですが、「世界に認められた日本の野球」というときの「日本の野球」は「高校野球」にその文化の原点があるように思います。日本代表選手たちには明日のない短期決戦を戦ってきた文化がインプットされていて、彼らはそれを思い出したんじゃないでしょうか。それはまさに彼らの少年時代ですね。
Commented by Sarhto at 2006-03-23 12:27 x
[玄関]・▽・)ノ おじゃまします♪
56%すごいですねぇ~~
あたしは野球には興味ありませんが
WBCはやっぱり気になりましたもの…
初の世界一、本当にすばらしいですよね~

応援ポチ凸

Commented by へいたらう at 2006-03-23 13:56 x
> ジンマーマン さん

なるほど。
一理ありますね。
私などは、どちらかというと、あの高校野球やってる人に悪い人はいない・・・みたいなのを売りにしているものにはちょっと否定的なんですけど、確かに間違いでもうっかりでも、負けたらそれでおしまい!みたいな、あの緊迫感には、彼らも、夢中で白球を追いかけていた時代のDNAが・・・って側面はあったんでしょうね。

私は、まだ、ウルウルが止まりません。
ただの花粉症だったりして・・・(笑)。
Commented by へいたらう at 2006-03-23 13:59 x
>Sarhtoさん

いつもコメント有り難うございます。
視聴率56%って言いますけど、あれって、もっと行ってると思いますよ。
どうも、今朝のテレビ見てたら、それって、地上波だけの視聴率みたいですね。
私なんか、最初から、ケーブルテレビで見てましたから、私のような人が結構、居たと思いますよ。
何年か前の巨人-中日戦が視聴率一位っていいますけど、あの時代はケーブルテレビが、まだ、それほど、普及してませんでしたから、その辺のことを考えると、実際は、今回のは70%くらいいったんじゃないですか?
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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