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福岡における新たな耐震偽造疑惑に想うマスコミのあり方。
親愛なるアッティクスへ

福岡における新たな耐震偽造疑惑に想うマスコミのあり方。_e0027240_1754612.jpg←昨日は、ここで飲んでました。

で、以前から、気になっていた店だったのですが、中洲とは全然、違うところにあるのに「中洲寿し」・・・。

昔は中洲にあったのが移転したのかな・・・と思っていたら、大将(博多では、(あるじ)のことをこうい言います。)の名字が中洲さんでした(笑)。

私、結構、こういう昭和30年代の雰囲気、好きなんですよ。
ちなみに、この店、何と、営業を始めて50年!、変わらず、この場所でやっているのだそうです。

ということで、本日も、食欲はまるでありません(笑)。

で、福岡市では、昨日の朝刊に、非姉歯物件での耐震偽造が見つかったという記事が出てました。
参考:国交省九州局が設計会社「サムシング」元社長を聴取
これって、実は、以前、平太郎独白録 寒波襲来に見る耐震強度偽造事件の構造的問題!の中で取り上げた会社でした。
まあ、このときは、名称などを出すことは控えましたが、新聞に、こうはっきりと名前が載った以上、もう、いいかなと・・・。
まあ、この社長は、強硬に容疑を否認しているそうですが、ここに関しては、以前から、地元では、あまり良い評判は聞こえてこなかったんですけどね・・・。

それはさておき、実は、地元では注目するようなことが起きてます。
裁判になっている問題の福岡県篠栗町の物件(非木村建設物件です。)でも、分譲元、建設会社、設計事務所は、姉歯物件同様、「自分には責任はない」と言い張り、それぞれに押し付け合いをしているわけですが、一昨日だったか、この件での、姉歯物件におけるヒューザーのような立場にある会社のトップ脱税容疑逮捕されました。
(あ、シノケンじゃないですよ!)
何だかこれって、あまりにも、タイミングが良すぎません?
思わず・・・、何か勘ぐってしまいそうです。

ただ、これで、彼らを悪玉だと決めつけるのは、少々、拙速であるとも思います。
「ロッキード事件」や、「江川 卓投手の空白の一日事件」「三浦和義氏の『ロス疑惑事件』のときなどをみるまでもなく、マスコミという物は、一旦、誰かを悪玉に祭り上げると、もう、歯止めの利かない「喰い殺すまでやめない猟犬」のようになってしまう一面があるからです。
確かに、「彼は悪い!」と書かないと売れないという、三面記事好きの日本人の性格もあるでしょうが(「スクープ競争体質」という過剰競争がそれを支えているのだとも思いますが)、しかし、熱が冷めた後で、「実は彼は無実だった!」となったとき、マスコミはどう責任を取るのでしょうか?
まさか、「ごめん、ごめん!」で済ませるつもりではないのでしょうから、巨悪を暴く・・・という社会的使命はあっても、それなりの慎重さは求められると思いますが如何でしょうか・・・。

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by heitaroh | 2006-02-11 08:35 | 時事問題 | Trackback(5) | Comments(11)
Tracked from 世の中の想定外な事 at 2006-02-10 21:59
タイトル : 真実にも目を向ける
虚実の判断というのは、そう安易に出来ることではないと思いますが、ライブドア事件を機に耳にするのは、「虚業」という言葉が、まるで無責任に使われているように思えてなりません。日本語の学者さんがこうした風潮をどのように感じられているのか是非ともお聴きしたいもの....... more
Tracked from 世の中の想定外な事 at 2006-02-11 21:06
タイトル : プリン
プリンという単語を2つ続けると、誤解されるかも知れないので1回に留めましたが(笑)、2つ並べたいほど、美味でした(^.^) 突然ですが、これは場繋ぎということで_笑。でも、可愛いタイトルでしょ? 何を隠そう・・・。... more
Tracked from 世の中の想定外な事 at 2006-02-11 21:08
タイトル : 団塊の世代−序章
今日はこちらはとても良い天気です(^.^) 今日は土曜日なので原則休み。しかし土曜日だからこそ、ゆっくりクライアント先に遊び?に行ける、ということもあります_笑。 去年11月からずっと何か忙しなく、落ち着かなかい状態が続きましたが、今日は国民の祝日、建国記念....... more
Tracked from 世の中の想定外な事 at 2006-02-11 21:09
タイトル : 団塊の世代−ワインゼリー
行ってきましたぁ(^.^) お昼食べに行ったのですが・・・。まずはいきなり「デザート」から_笑。「うーん、美味しそう」携帯の解像度の低い写真ですから、その点はゴメンなさいです。 結局、予定は未定、その通りになってしまいました_笑。団塊の世代−序章の続きです....... more
Tracked from 世の中の想定外な事 at 2006-02-11 21:10
タイトル : 団塊の世代−豆
その相模原(神奈川県)の古淵のお店を出るときに、オーナーから「これお持ちになって下さい。」と、”2種類の調理されたお豆”を頂きました。「なるべく早めにお召し上がりください」と。 貧乏性の私は、いつものように嬉しく頂戴しました_笑。... more
Commented by とらいでんと at 2006-02-10 00:44 x
へいたらうさん、こんばんは。

「一旦誰かを悪玉に。。。」以下の部分、同感です。全マスコミが一斉に同じような視点からたたく傾向がありますが、なんとかならないのかしら。
疑いがある段階で、何かを決め付けるような報道の仕方もいただけないです。

とはいえ、報道を見る我々の側も、報道は報道として、それを元に自分で判断できるよう注意しないといけないです・・・よね。
Commented by Sarhto at 2006-02-10 03:20 x
[玄関]・▽・)ノ おじゃまします♪
非姉歯物件での耐震偽造テレビで見ました
建築士は猛抗議してましたねぇ…
ちなみに問題の姉歯物件、
うちの近所にあったりします・・

応援ポチ凸
Commented by へいたらう at 2006-02-10 15:41 x
>とらいでんとさん

誰か悪役キャラを見つけると、熱に浮かされたように走り出しますからね。
後で、熱が冷めて、「実は無実でした!」ってなったとき、どうするんでしょうか・・・。

その意味で、ペンの暴力というのは怖いですよ。
Commented by へいたらう at 2006-02-10 15:43 x
>Sarhtoさん

いつも、コメント有り難うございます!

熊本県の担当者、あまりの迫力に、あふあふ言ってましたからね(笑)。
でも、あんなに言われて、反論出来ない程度の材料しかないのなら、最初から、公表しなきゃ良いのに・・・って思いましたけど。
Commented by mogu_mogu at 2006-02-10 22:05 x
ほんとそうですね。
報道の自由を与えられているのですから、”誤報”や”風説の流布”等に対する厳しい罰則もあって然りだと思います。
Commented by mogu_mogu at 2006-02-10 22:09 x
飲酒運転の罰金激増により、飲酒運転の激減?
ライブドア事件による関連事項の罰則強化、などなど。
財政逼迫の中のニッポン、同時に刑事罰強化傾向にあります。
法解釈も自由自在でメディアにサービス、罰則強化で、二の足を踏んで、法令遵守は一方では増えるかも知れませんが、どっちに転んでもメディアは野放し状態ではねぇ・・・。
Commented by へいたらう at 2006-02-10 22:19 x
>mogu_moguさん

今の三権分立の三権とは、立法・司法・行政ではなく、「マスコミ・新興宗教・官僚」かと・・・(笑)。
刑事罰が強化される・・・というのは、国家にとって、いい傾向であるとはいえないでしょうね。
Commented by odette at 2006-02-11 01:55 x
ペンの暴力は恐ろしい。認めます。しかし、国民が「ペンを失うこと」のほうがはるかに怖いです。「言論の自由」が憲法に明記されたのは、そもそも言論統制によって国民は何も真実を知らされずに悲劇へと突っ走って行った、戦前の反省によるもの。このように考えると、むやみに規制してしまえばよいという安易な意見には疑念を禁じ得ません。かといって、今のゴシップ誌やワイドショーには辟易している私ですので・・・矛盾してますね、ハイ。「報道の自由とは何か」さらに「知る権利とは何を意味するのか」ということを深く心に留める必要があるかと思います。

あ、横浜事件再審の地判が出ましたね。あと、外務省電文漏洩事件についての興味深い記事もありました。なんか、「言論の自由」について心に問い直すいいきっかけになった日でした。
Commented by へいたらう at 2006-02-11 19:39 x
>odetteさん

コメント有り難うございました。

確かに仰るとおりです。
私も、今、言論の自由を保障されていることに感謝しなければならない立場の一人なのでしょう。
言論統制の恐ろしさも、それなりに知っているつもりです。

しかし、それだからこそ、メディアは自覚を持たなければならないと思うのです。
普仏戦争開戦時のように、メディアが暴走を始めれば、逆に戦争に突き進むこともあるわけですから。

ただ、そういう凶器と利器の狭間に有る物を、良識ある人だけが手にするかと言えば、当然、そういうことはないわけで、であるなら、今の何でもかんでも報道の自由の名の下にたれ流しに流していいというものではなく、少なくとも、誤報であった場合には、メディアの側は何らかの処罰を受けるくらいのことは必要なのではないでしょうか?
Commented by odette at 2006-02-12 03:24 x
誰も寝てはならぬ・・・パヴァロッティのアリアを素直に受け止めて・・・。

えっと、誤報。というより、メディア側に明らかに非がある場合には、それ相応の制裁を受けます。それは、刑法230条名誉毀損罪並びに民法723条名誉毀損の規定です。これらの条文によると、他人の名誉を毀損した者は刑法によって処罰を受け、あるいは民法によって賠償を命じられるというもの。ただ、これがメディアによるものである場合には、緩和規定があります。刑法230条の2が、それです。この条文によると、表現が「公共の利害に関する事実にかかるもので、その目的が専ら公益を図る目的であったと認められる場合」には、それが真実であるならば処罰はしないというもの。つまり、メディアによるものであっても名誉毀損罪にあたるのです。さらに、最高裁の判例が出ています。それは、「十分な調査をした上で、真実であると信じてなされた報道であれば、それは処罰されない」というもの。これは、報道が国民の知る権利に奉仕するためのものであるということに加え、制裁を恐れた萎縮効果を軽減するための処置であると考えられています。

というのが現状でしょうか・・・。
Commented by へいたらう at 2006-02-12 12:43 x
>odetteさん

申し訳ありません。
少し舌っ足らずでした。
(ここのコメント欄って狭いんですよね・・・。)

私も、メディアといえども、明らかな名誉毀損や誤報が有った場合にも、何の処罰も受けないとは思っておりません。
もっとも、こういった方面に、それほど、詳しいわけではないのですが、私が漏れ聞く限りでは、まず、罰則が軽いと言うことがあると思います。
アメリカなどでは、会社の存続さえ危うくなるような、もの凄い賠償額になるとか・・・。
また、立証という点でも、どうなのかな?とは思います。
と言いますのも、実際には、あまり程度が高くない経済誌などでは、「信用不安にされたくなければ、広告載せろ!」みたいなところがあり、中小企業の大半では、泣き寝入りしているのが現状だからです。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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