福岡城抜け穴伝説を検証 その1
福岡市南区に穴観音という所があります。
穴の中に観音様が彫ってあるから穴観音。
わかりやすい名前です(笑)。
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ここは古墳だったのですが、誰かが後年、ここに観音様を彫ったわけですね。

ただ、元々、古墳はここ一箇所だけではなく、一帯には古墳がたくさんあったそうですが、1600年、関ヶ原の戦いの後に新たに筑前の領主と成った黒田長政が自らの居城、すなわち、福岡城を築く際に辺り一帯の古墳を壊して石を持って行ってしまい、ここだけになったのだとか。
(当時の築城は廃物利用が多かったそうで、他にもそれまでの国主の居城があった福岡市東区の名島城などからも多く持ってきたと聞いております。)
結果、福岡城の石垣には今もここと良く似た石が使ってあったりするんだそうです。

e0027240_13165299.jpg
で、この穴観音ですが、福岡城より緊急脱出用秘密の抜け穴」が通じていたという伝説があります。

e0027240_13262933.jpg
ここは今は、曹洞宗のお寺になっているのですが、境内には昭和10年に建設されたという赤穂浪士の墓があり、抜け穴はこの辺りにあって、これが出来た際に塞がれたんじゃないか・・・とのことでした。
ちなみに、ここには、「カップルがここでイチャイチャしてたら、突然、石垣から石が一つゴロンと転がり落ちて、見てたら中から誰か出てきて、石を元に戻してそのままどこかに行った・・・」などという都市伝説(アリエネー(笑)。)などもあります。
(こういうことを言い出すのが福岡人です(笑)。)

ちなみに、この赤穂浪士の墓ですが、首を傾げられる方も多いと思います。
それもそのはず、赤穂浪士の墓は東京品川泉岳寺にありますし、刑が確定するまでの間、各浪士はいくつかの藩に分散されて収容されていましたが、岡藩はその中にすら入ってないわけで・・・。

e0027240_13444148.jpg

どういうことかというと、昭和の初めに東京観光に行った人が品川泉岳寺にて赤穂浪士の墓を見て痛く感銘を受け、帰郷後、泉岳寺にあるそれとそっくり同じ物を作った・・・と。

従って、墓はあっても遺骨はなく、血のついた太刀を洗ったという手水鉢はあっても血は流れてないわけです。

e0027240_13461496.jpg
他県の友人にこれを見せると、「まあ、今で言うテーマパークだな」と言いますが、ただ、かといって、これはそれほどいい加減な想いで造られた物でもなく、今でも12月14日の討ち入りの日には義士祭が行われ、信仰の対象として、私の祖母や母などは毎年行ってましたから。
で、話を本題に戻して、抜け穴の件ですが・・・、次回に続きます。
                                                              平太独白

by heitaroh | 2013-11-29 13:58 | 歴史 | Trackback | Comments(0)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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