続・蟻が象を倒した なでしこジャパン国民栄誉賞授与!
親愛なるアッティクスへ

サッカー女子ワールドカップ(W杯)で世界一のアメリカを下し、初優勝した日本代表チーム「なでしこジャパン」国民栄誉賞が授与されるということが正式に決まったそうですね。
団体での受賞は初めてだそうですが、まあ、今回の場合、それもありなんでしょうね。
冷遇されてきた女子サッカーそのものへの認識を新たにさせるという意味でも・・・。
ただ、選考基準の曖昧さが指摘されてきたのは今に始まったことではないのでしょうが、私は澤 穂希選手一人の受賞でも良かったのではないかとも思っています。
監督も選手も澤選手がもらうぶんには誰も文句はいわないんじゃないですか?
それほどに澤選手の活躍は素晴らしかったと思いますよ。

この点で想起するのが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で世界一になったときの日本代表におけるイチローの存在と、リレハンメルオリンピック・スキージャンプ団体競技のときの原田雅彦選手について・・・です。
原田選手が同オリンピックで、「よほどの大失敗ジャンプでもない限り金メダルが確定している」・・・と言われた場面で100mにも届かないという凡果に終わり、結果、日本は銀メダルとなったということがありましたよね。
原田選手はこのことで大きく叩かれましたが、私はあのとき、飛ぶ前から危ういな・・・という予感を感じてましたし、結果が出たあとも、彼に対しては少し同情的でした。

と言っても、もちろん、スキーなど殆どやったことがない私に技術的なことがわかるはずもなく(高校の修学旅行で一回行っただけです(笑)。)、私がそう思ったのは「このチームにはエースがいない」ということと、そして、「原田はエースではない」ということでした。
ただ、では「エースとは何か?」と言われれば、私がそう思った辺りは極めて感覚的なもので定義付けするのは少し難しいのですが、まず、誰もが認める技術的な裏付けという点は当然として、誰もが息を飲むような場面で大本塁打で無くて良いから、ある程度、最低限の仕事が出来る・・・ということがあると思います。
その点で、原田選手はチーム1の飛距離はあったとしても、まさしく、大本塁打ど三振か・・・というタイプであって、コンスタントに一定の飛距離が出せる選手ではないように私には思えました。
つまり、野球で言うならば「クリーンナップの後で追加点という結果を残すことを期待される6番打者」辺りの感覚ではなかったでしょうか。

この点、長野オリンピックではエースとして船木和喜選手が育ってきてましたから、3番手として飛んだ原田選手が例によって、1回目で凡ミス(?)とも言うべき80mに及ばない大失敗ジャンプ(グループ最下位)に終わった後も、割と安心して見てましたね。
「原田という選手は二本続けて大ジャンプが跳べる選手でもないけど、こういう物はすべて失敗していた選手でもない以上、確率的に二本続けて大失敗することもない」と思ってましたし、二本目で案の定、原田選手が137mの特大ジャンプを決めた後はもう、金メダルを確信しましたね。
「今回はエースとして船木がいる」と思ってましたから。
その意味では、前半、結果が出せずに苦しんだものの、最後に勝利に導いたイチローは紛れもなく、「エース」でしたし、苦境にあってもチームを鼓舞し、最後に結果を残した澤選手もまた、「エース」だったと思います。
うまく言えなかったけど。
                 平太独白
by heitaroh | 2011-08-03 12:33 | スポーツ | Trackback(1) | Comments(2)
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Tracked from 坂の上のサインボード at 2011-08-05 23:43
タイトル : なでしこジャパンの国民栄誉賞授与に思う。
サッカー女子ワールドカップで優勝した日本代表チーム「なでしこジャパン」に、国民栄誉賞が授与されることが正式に決まったそうですね。 団体での受賞は今回が初めてだとか。 たしかに、男女通じての初のW杯制覇という快挙を成し遂げ、東日本大震災以降テンションが下がりっぱなしだった国民に、立ち上がる勇気と希望を与えてくれた彼女たちの活躍は素晴らしいもので、後の世に語り継がれるべき偉業だとは思います。 ですが、国民栄誉賞といわれると、少々違和感を覚えてしまいます(これはあくまで私見です)。 そもそも国民...... more
Commented by sakanoueno-kumo at 2011-08-06 00:06
おっしゃるとおりですね。
団体競技におけるエースというのは、「安定感」「信頼感」「存在感」で決まるものだと私も思います。
ですが、そういったものは数字で表れる記録と違って、評価しづらいものなんですよね。
その点、数字に表れる功績は、わかりやすいですから、MVPなどの対象はどうしてもそっちになるのでしょう。

あと、私の思うエースの条件は、不本意な結果に終わったときの責任を一身に受けることが出来る人。
エースとはしんどい商売です。
Commented by へいたらう at 2011-08-06 09:54 x
< sakanoueno-kumoさん

なるほど。
ただ、私もいろいろ考えたのですが、WBCのときのイチローと今回の沢穂希選手については多々、共通点は多いのですが、これに船木を加えたときにはずいぶんと条件を満たしていないんで説明がつかなくなるんですよね。
だから、私もそれらの条件を外した次第でして・・・。
でも、船木は間違いなく、あのときの日本チームの中ではエースだったといって良かったと思いますしね。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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