中国で日本人が麻薬密輸罪で死刑にされた是非
親愛なるアッティクスへ

e0027240_11254727.jpg先日、博多駅前のガード(トンネル?)の下を歩いていたら、今まで無かった所に突然、通路(←)が出来てました。

おそらく、新・博多駅建替工事の関係だろうとは思いますが、改めて、くりぬかれたコンクリートの厚みに驚きましたが、でも、こんなことやっていいの・・・?という思いも。
だって、このトンネル(ガード?)が出来たのは、おそらく、私が2~3歳の頃のはずで、であれば、築45年以上にはなるはずなんですよ。
いくら、頑丈に作ってあるから良いんだ・・・と言っても、上を毎日、相当の数の電車が通過していることを思えば、半世紀近くに渡って、列車の荷重を支え続けてきたわけで・・・。

で、本日の本題です。
先日から、「中国で麻薬密輸罪に問われて死刑判決確定していた日本人3人の死刑執行された」という報道が為されてましたよね。
報道を見ていて思ったのですが、問題にされているのは、罪状そのものではなく、「日本人が海外で死刑に処された」ということだったようで、日本国内の感覚で言えば、随分、罪が重いのではないか・・・ということだったようにも思います。
この点で、思い出すのが、かつて、サッカーのアルゼンチンのスーパースターだったマラドーナが来日しようとしたときに、麻薬使用の過去があるからということで、入国を拒否された・・・という事件です。

あのとき、ラジオを聞いていたら、視聴者の人が、「やっていたのは過去のことで、今じゃない。それなのに入国させないなんて!日本の役人の頭が固いおかげで世界に恥を掻いた」という意見を寄せたことがあったのですが、その際、その番組のコメンテーターだったか司会者だったかの人がすかさず、「とんでもない!麻薬というものは、あのくらいやってないといけないんだ。有名人だからと言う問題ではない。私は、世界各国で麻薬の悲惨な現状を見てきたからわかる。厳しすぎるくらいでちょうど良い。日本の役所がやっていることは正しい」ということを力説されておられました。

そういう意味では、中国には「アヘン戦争」という苦い教訓があり、それ以前に、国情を考えれば一罰百戒で臨むのもわからないではないと思います。
それどころか、むしろ、「日本の刑罰の方が甘い!」という意見があることについてもこれを否定しません。
その上で、私がひたすら懸念するのは、とにかく、「間違いないのか?」ということです。
つまり、捜査能力は十分なのか?捜査官信用がおけるのか?裁判審理は尽くされるのか・・・と。
毒入り餃子事件、ひとつ採ってみても、ああいうお国柄でしょう・・・、自供は間違いないんですよね・・・。
もし、自分が上海かどこかの空港待合室で居眠りしている間にカバンに忍び込まされて、そのまま、発見されたとして、それで死刑にされたらシャレにならんですよ。
上海万博がもうすぐ開幕されるわけですが、それを考えれば、なぜ、この時期に・・・という気もしないでもありません。
あるいは、中国の他の都市には「上海ばかりが」・・・という意識があるといいますから、もしかして、上海への嫌がらせの結果・・・とか?
                                         平太独白
by heitaroh | 2010-04-19 08:24 | 国際問題 | Trackback | Comments(8)
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Commented by zassoh-oggi at 2010-04-20 11:43
荻原です...先週金曜は大変お世話になりました。
お目にかかれましたこと嬉しく思っています。
「独白録」じっくり拝読させてもらいます。
Commented by heitaroh at 2010-04-20 12:01
< zassoh-oggiさん

わざわざご丁寧に有り難うございます。
こちらこそ、今後とも宜しくお願い致します。
Commented by 南の国の会社社長 at 2010-04-20 21:42 x
中国の死刑問題に関しましては、確かにあの国ではどこまで信用できるかという問題もありますけど、まあこれはありえる話ですね。以前、私はシンガポールにおりましたが、シンガポールも麻薬の持ち込みは死刑でした。日本人で死刑になったのは聞いていませんが、欧米人でも死刑になったと聞いたことがあります。飛行機でシンガポールに到着する時、英語のアナウンスでは「麻薬の持ち込みは死刑になる可能性がある」とはっきり言うのですが、日本語のアナウンスでは「極めて重い刑に処せられる可能性がある」というふうにぼかして言われていました。日本人にとって「死刑」という言葉は極めてショッキングなんですよね。
Commented by heitaroh at 2010-04-21 10:46
< 南の国の会社社長さん

シンガポールでは確か、以前、フィリピン人の出稼ぎメイドか誰かが死刑になりましたよね。
麻薬だったかどうかは覚えてませんが、フィリピンでは抗議運動などが行われてましたが、粛々と刑が実行された記憶があります。
それはそれで、一切の例外は認めないぞ・・・という断固たる姿勢を打ち出すことで、一罰百戒を狙ったその姿勢はわからなくはないと思います。
しかし、それをやる場合、一切の冤罪を否定できる科学捜査の充実が前提でしょうし、何より、今の日本の現状を考えれば、ホームレスなどに金を渡して、荷物を運ばせるだけ・・・などということも考えられるわけで、そういう人たちはニュースも見てないでしょうから、一罰百戒の狙いが必ずしも満たされるとは限らないのではないでしょうか。
Commented by 南の国の会社社長 at 2010-04-21 18:20 x
たしかにそういう何もわからない運び屋の人たちが麻薬を運んだからというだけで死刑になっていくのはちょっと理不尽で、それを元で操っている人間(あるいは組織)をこそ罰しないと意味がないですね。たしかに冤罪の問題もあるので(といっても麻薬を大量に所持していたら冤罪になる余地もないかもしれませんが)、捜査はきちんと行ってもらうということが前提ではありますが。しかし、麻薬の密輸入はきびしく取り締まってほしいものです。
Commented by heitaroh at 2010-04-22 12:59
< 南の国の会社社長さん

まったくです。
私も麻薬の密輸入自体は厳しい刑罰を科しても良いと思っております。

>麻薬を大量に所持していたら冤罪になる余地もないかもしれません

空港職員は大丈夫ですか?

それに、政治目的ででっち上げられたりする可能性はないですかね。
国によっては、いろいろありますからねぇ。
Commented by 台湾人 at 2010-05-17 13:06 x
善良な旅行者が気を抜いた途端に悪人に麻薬を荷物の中に入れられて罪を着せられる悪質で許せないケースはよく耳にします。

世の中の道徳の腐敗と人間の邪悪な心にぞっとする私です。私自身も内面的に芯の強い人間ではないので麻薬に手を染めた人をあまり責める気にはなれませんが、麻薬を販売したり密輸する犯罪者は本当に許せないと思います。

私は麻薬を使っていませんが自分なりに色々と問題を抱えているので他人を批判する資格もあまりないのですが。中国は本当に怖い国だなと思いますよ。日本みたいに司法制度が健全でちゃんと軌道に乗った法治国家でもないし。
Commented by heitaroh at 2010-05-17 20:21
<台湾人さん

確かにそうですね。
私も同感です。

最近では、麻薬の種類も増えてきましたし、麻薬と知らないで持たされるケースもあるでしょうね。
中国の場合、人間の値段が限りなく安いので、一罰百戒で良い・・・ということなのかもしれませんが。
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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