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忙中閑ありの阿修羅立像
親愛なるアッティクスへ

多忙さに紛れ、ふと、気が付くと、今日から8月なんですね。
この三ヶ月くらいは事務所移転があったことで、本当にあっという間だったこともあって、三ヶ月前の出来事が、もう、去年のことのことのように思えます。
明日の日曜は久しぶりに休もうかと思っているのですが、日曜に休んだのはいつ以来だろう・・・と手帳をめくってみたら、6月21日以来でしたね。
(最近、忙しさにかまけ、すっかり起稿が手抜きとなっておりましたが、実は、引っ越したとは言え、未だに、工事は終っていない状態でして、本格復旧までには、まだ、今少し時間がかかりそうです。)

忙中閑ありの阿修羅立像_e0027240_13163623.jpg(←建築中の四代目博多駅も随分、その偉容を顕してきました。私的には、パースなどを見る限り、それほど、前の物と代わり映えしない・・・という印象を持っていたのですが、やはり、こうやって形になってくると、「やっぱ結構、大きいな・・・」と、改めて、実感しますね。)

ということで・・、今日の福岡県地方薄曇りということはあるものの、とても、夏本番とは思えない過ごしやすさ・・・です。
今日などは、エアコンどころか、扇風機さえ回してませんよ。
どうやら、冷夏の様相が日に日に濃くなってきているようで・・・。

さて、今、太宰府九州国立博物館では「阿修羅立像」の展示があっているようですが、元々、私は起源謂われには興味があっても、仏像自体には、敬愛する織田信長「木と鉄で出来ているだけの物」という言そのままに、偶像自体にはまったく興味がありません。
もっとも、顔立ちなどを見ていれば、「この時代に、本当にこんな顔立ちの人が日本にいたのだろうか?」というような興味は湧くものの、それも1~2体見れば充分でして、たくさん展示してあるときなどは、まったく猫に小判で、殆ど、スルー・・・させていただいてます(笑)。
ただ、この阿修羅立像だけは、一見の価値があるかな・・・と思っているのですが、どうせ行ったって、人ばかりだろうし・・・と思うと、なかなか、その気にならないですね。

で、この阿修羅立像ですが、阿修羅と言えば、一つの体に三つの顔・・・が有名ですよね。
先日、テレビでも採り上げられており、ゲスト・コメンテーターの方々が、この三顔の表情の微妙な違いについて色々に言っておられましたが、私的には「其は一つ。右顔に哀、左顔で無、中央にて悟り」という感じでしたが如何でしょうか?
この像のイメージとはかけ離れているかもしれませんが、太平洋戦争直後の日本人には割と実感として受け入れられたんじゃないでしょうか。
(この像を作らせた光明皇后は、実子である皇太子の死後勃発した「長屋王の変」や、それに続く、藤原四兄弟の変死など、凄惨な政争を目の当たりにしていたわけで、阿修羅とは元々、軍神であることを考えれば、ない話でもないように思います。)
ちなみに、この像を見ていて、現代の阿修羅として連想したのは三谷幸喜さんでした。
あの方もなかなかに、業の深い物をお持ちのように見受けますが・・・。
                                         平太独白
by heitaroh | 2009-08-01 18:31 | 歴史 | Trackback | Comments(4)
Commented by D-KID at 2009-08-02 20:39 x
帰省がてら、九州博物館は訪れようかなと画策してます。
朝倉の嫁サンの実家から近いのになかなかチャンスが無かったんですよね。

そういや、冷夏の傾向は当地・新潟でもささやかれてます。
カキコしている本日8月2日時点でも梅雨明けの宣言が出ていませんし、降雨はさほど多くは無いのに日照不足で稲の作柄に影響が出るのは避けられないようですね。
Commented by D-KID at 2009-08-02 20:46 x
余計な話題ですが、個人的に阿修羅と言えば元プロレスラーの『阿修羅・原』を真っ先に思いつきましたね(^^;←阿呆)

長崎出身の人で、天龍選手とタッグ組んでいたんですけどご存じですか?
Commented by heitaroh at 2009-08-03 10:20
<D-KID さん

おそらく、盆は博物館もながら、太宰府自体がかなり多いですよ。
特に太宰府は、目下、先の大雨で高速が寸断されており、盆までには復旧しないそうですから、皆、一時的に太宰府インターと福岡インターで降りらざるを得ないわけで・・・。

奥さんは朝倉のどちらですか?
うちの母方は江戸時代はあっちのほうだったらしいですけどね。


Commented by heitaroh at 2009-08-03 10:22
<D-KID さん

まったく知りません。
その頃となると、あまり、プロレスは見なかったんですよね。
私がよく見てたのは、馬場、猪木にストロング小林、坂口征治あたりまでですかね。(^^;←古っ)
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国際問題からスポーツまで、世の出来事に対し独自の歴史観で語ります。

by 池田平太郎
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プロフィール
池田平太郎

昭和36年 福岡市下人参町(現福岡市博多区博多駅前)で代々大工の棟梁の家に生を受ける。

昭和43年 博多駅移転区画整理により、住環境が一変する。
物心付いて最初に覚えた難しい言葉が、「区画整理」「固定資産税」

以後、ふつー(以下?)に現在に至る。

平成16年 関ケ原の戦いで西軍の総大将に担ぎ上げられてしまったために、大国毛利を凋落させた男、「毛利輝元」の生涯を描いた小説、[傾国の烙印―国を傾けた男毛利輝元の生涯]を出版。

平成18年 老いた名将信玄に翻弄される武田勝頼を描いた[死せる信玄生ける勝頼を奔らす]を出版。

平成20年 共に絶版となる。

平成22年 性懲りもなく、黒田如水・長政・忠之、三代の葛藤と相克を描いた「黒田家三代―戦国を駆け抜けた男達の野望」を出版。

平成23年 処女作「傾国の烙印」がネット上で法外な値段で売買されている現状を憂慮し、「毛利輝元 傾国の烙印を押された男」として復刻再出版

平成25年 前作、「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす」が大幅に割愛された物だったことから、常々、忸怩たる思いがあり、文庫本化に際し、新たに5倍近くに書き足した「死せる信玄 生ける勝頼を奔らす 増補版」として出版。

平成29年 兄、岩崎彌太郎の盛名の影に隠れ、歴史の行間に埋没してしまった観がある三菱財閥の真の創業者・岩崎弥之助を描いた、「三菱を創った男岩崎弥之助の物語 ~弥之助なかりせば~」を出版。

わかりやすく言うならば、昔、流れていた博多のお菓子のCM、「博多の男は、あけっぴろげで人が良く、少しばかり大仰で祭り好き」を聞き、「人が良い」を除けば、何とピッタリなんだと思った典型的博多人にして、九州データブックという、まじめな本に「福岡県の県民性」として、「面白ければ真実曲げてもいい」と書いてあったことに何の違和感も持たなかった典型的福岡人
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